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「スーパーマリオブラザーズワンダー」発売日なのに・・・

どうも、俺の点滴の薬がどう見てもレトルトカレーのパックなんだけれどもどうなっているのスペシャルでございます。

それは冗談でして肝数値高男です。

誰がどう見ても俺は人間として終わっておりますけれども、皆さんが思う87倍は終わっております。それはどういうことなのかと言いますと、子供の頃の話に戻りますが、子供時代の俺は「のび太くん」を完全コピーしたような子供でして、勉強はもちろんできないし、運動しないしで年齢が一桁の時点で人生完全に詰んでおりました。
子供にしてダメ人間全開だったので、親は相当焦ったんだろうな。「ドリル」ってあるじゃないですか。いや、ホームセンターに売っている工具じゃない、教材の「ドリル」。あれを買ってきては「勉強しろ」って言われたんですけれども、なんせダメ人間だったので買った初日に封を切らないのです。

しかし、ゲームだったらどうでしょうか。誕生日なんかに買い与えられた新品のゲームソフトは買ったその日に開封し、毎日1~2時間コツコツとゲームを進め、数ヶ月後には自分の力で全クリをしておりました。俺のようにゲームなど遊びは夢中になってやるのに、勉強は全然ダメな人は「なぜそれを勉強に活かせないのか」って言われたに違いありません。俺もほぼ毎日言われておりました。

子供の時点でダメ人間だった奴が大人になったら本当に苦労します。「なぜそれを勉強に活かせない」が「なせそれを仕事に活かせない」に変わっただけで基本的に変わらない。というか、もっとひどくなっております。それは俺にとっての「ゲーム」の存在が変わりつつあります。
昔と変わらず今もゲームは好き。子供の頃のゲームを愛する気持ちを今も持ち続けたいなと思ってはいるんですけれども、大人になってしまい子供の時との暮らし方が完全に変わってしまったためか、もしくは俺自身が大人になってしまったからなのか、昔のように「ゲーム」を愛する力が弱まりつつあるのが現状です。

10月20日(金)Nintendo Switch 向けの新作ゲーム「スーパーマリオブラザーズワンダー」が発売されました。今年のいつだったかの「ニンテンドーダイレクト」で発表されてからとにかく魅力的なタイトルで、絶対にプレイしたいなと思っていました。それだけ楽しみにしていたらソフトを予約するはず。「そのうち予約しておこう」と思ったんですけれども、ダラダラ過ごしていたらいつの間にか発売日の10月20日に。
当日は、例によって緑内障と足腰を痛めていてボロボロのお袋の世話をしに実家に行ったついでに、実家近くのゲオに行ってみると店頭に「スーパーマリオブラザーズワンダー」が売られていたので、そのまま購入。

楽しみにしていたソフトだったので、これが自分のものになったということで嬉しかったんですけれども、なんというかなぁ・・・嬉しいは嬉しいんだけれども、小学生の頃の新作のゲームソフトを買ってもらった時の、頭がおかしくなるほどの喜び、みたいなのよりは全然手前の地点の喜びなのです。
まずソフトを「予約」していない時点で「本当に楽しみなのか!?」という疑問もありますが。

ちなみにこの日は夕方頃まで実家にいて、家に戻っても夜からまたすぐに用事があって出かけないといけないという、用事だらけの1日でした。どう考えてもゲームなんかプレイする暇がないので、頭の中で「まぁ、できなかったら明日以降でもいいしな」と冷静になって考えているのです。楽しみにしていた新作のゲームが手に入ったっていうのに、やけに冷静な自分にショックを感じました。

また、子供の頃を思い出してみました。あれは2000年12月。小学校3年生の時の誕生日でした。当時最新ゲームだった NINTENDO64 の「バンジョーとカズーイの大冒険2」が狂おしいほど欲しく、誕生日前から親にねだっており、実際に買ってもらった時は狂ったかのように喜んだのでした。
「バンジョーとカズーイの大冒険2」があればもう俺はなんでもいい。俺はこのソフトと永遠に生きていくんだ。このソフトと一緒に生きてけるのならばもう何もいらない。女も、立派な家も何もいらない。そのくらいのことを考えていたような気がします。

ゲームを買ってもらった後、スグに家に帰ってプレイ開始!・・・というわけにはいかないんですよねぇ。まだ小学3年生の身ですから、親の存在が絶対。せっかくゲームを買ってもらったのに、その後親の買い物に付き合わないといけないのです。
食料品、日用品など様々なものを買いに行きます。しかも1店、2店といろんなお店をハシゴするのです。その時間・・・だいたい1時間とかそんなもんだったかなぁ。今となってはその時間を全然思い出せないんですけれども、早く帰って「バンジョーとカズーイの大冒険2」をプレイしたい俺にとっては永遠のように長い時間に感じたのでした。

ゲームはできないけれども「せめて気分だけでも」ということで、車の中でソフトの封を切り、今ではあまり見かけない「取扱説明書」なんかを取り出しそれを隅から隅まで読んだりしておりました。
当時のハードは「NINTENDO64」という据え置きハードだったので、当然家に帰ってテレビの前でないとプレイできません。現在の「Nintendo Switch」は携帯モードであればいつでもどこでもプレイできるのでいいですね。きっと当時「Nintendo Switch」があったらゲームを買ってもらった直後「俺は車の中でゲームをしているから、買い物行ってきて。」と、親から見たら可愛くないことを言っていたに違いありません。

そんな超ゲーム大好き人間のガキも、23年という月日でいろいろ変わってしまいました。そこに楽しみにしていたはずの新作ゲームがあるってのに、「用事がつまっている」という理由で封を切らずにお預けにしてしまっている。

22時前に用事が終わり帰宅。やっと自由時間です。ここでやっと「スーパーマリオブラザーズワンダー」をプレイするのかと思いきや、なんとまだ封を切らないのです。
というのも、ここ数年の俺は「1日1万歩歩く」というのをルーティーンにしているのですが、この日の俺はとにかく動きが少なかったので21時の段階でたったの5000歩しか歩いていないのです。「これはまずい」と、なんとここで「エアロバイク」をはじめてしまうのでした。
これは公式なやり方なのかどうかわかんないですが、足首にスマートウォッチを装着してエアロバイクを漕ぐとアラ不思議・・・って書くほど不思議な話ではなく当然の話なんですけれども、当然歩数がカウントされるのです。だいたい10分エアロバイクを全力で漕ぐと1000歩になりますので、1時間くらいエアロバイクを漕げば1万歩を越すことができます。なんということか「スーパーマリオブラザーズワンダー」よりも、そちらを優先してしまったのでした。

エアロバイクが終わると時刻は23時。さぁ、いよいよ松本いよ「スーパーマリオブラザーズワンダー」のプレイ時間です。カミさんも一緒にプレイしたいとのことで、リビングに Nintendo Switch を持っていったのですが、リビングのテレビではカミさんが TVer で最新ドラマを視聴中。
Nintendo Switch を片手に持つ俺を見て、一度はドラマの視聴をやめようとしたカミさんに「最後まで観てていいよ。」と伝え、俺はそのままソファに横たわりスマホを眺めて過ごしていたんですけれども、なんと・・・そのまま・・・寝落ちてしまいましたー!!!!

つまりは「スーパーマリオブラザーズワンダー」を、発売日に買ったのに発売日にプレイしないで終わってしまったのでした。ああ・・・何をやっているのでしょうか、俺は。
「ゲームなどの遊びは一生懸命やるのに、なぜそれを勉強に活かせないのか」と子供の頃に言われていた俺。「ゲームなどの遊び」とは言え、一生懸命夢中になれるものがあるだけマシです。それが今では、ゲームさえも夢中になれていないのが現状です。
今の俺は「なぜそれを勉強に活かせないのか」の「なぜ」の部分がない状態です。
そんな俺、もう完全に終わっているよ。
「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」なんかもそうですけれども、なんだかんだで放置して結構な時間経過しております。
ゲーム毎日少しずつコツコツ攻略できない俺はマジでヤバいんじゃないかって思っております。きっと、これが大人なんだろうなぁ・・・。いろいろツライなぁ・・・大人は。


というところまで書いたところで文字数が3629文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。この文章を読んで、僕のことをすごくキモいと思ってもらえたら幸いです。明日のコンテンツでもキモいと思ってください。よろしくお願いします。


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