natukuma@フリーライター

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フリーライターとして活動しています。女性向けコラムからビジネス系まで、幅広く執筆。取材にも対応します。何ありましたら、お気軽にご相談ください。ブログ:natukuma.com

マガジン

  • なつくまエッセイ【ゼンマイじかけのシンビジューム】

    こちらはエッセイのコーナー。シンビジュームは可憐なのに、よくみると毒々しいランの一種です。

  • なつくまショートショート(DEEP)

    「イヤミスが好き」モードで書いたモノや「情熱的な愛」系の物語が多いので、だいじょうぶな方はこちらへ。ライトな物語が好きな方には向かないかも。

  • 読書のぬかるみ

    読書メモ。【あらすじナシ、ネタバレあり】なので、気をつけてくださいね。

  • なつくまショートショート(HAPPY!)

    重くない、サラッと読めるショートショートです。新しいショートショートはこちらにどうぞ。

最近の記事

洗濯物を座って畳まないシンプルな?方法

家事のなかで1番、洗濯物を「床に座って」畳むのが嫌いだ。幼いころ、母がため息をつきながらやっていたのを思い出すからかもしれない。 以前は、食卓にのせて立って畳んでいた。食事前にやっておけば、我が家は畳んだ物を各自で持っていくシステムなので、食べるときにさあーっときれいになる。 でも夫に「ごはんをのせるところに、洗濯物をのせるな」と怒られ、床でやれと言われてしまったから大変だ。嫌過ぎて、テレビを観てしまうし、なんなら洗濯物にダイブしてそのまま寝てしまう。本当に嫌いなのだ「床

    • 4児の母でライターで幸せだけど、飽きてきた

       「4児の母で、フリーライターやってます」 というと、大抵の人が驚く。「どうやって時間を作るんですか」「すごいですね」と言われるけれど、私はその都度、床の一部になって明日に移動したくなる。  なにもすごいことはない。家は散らかっているし、仕事場なんて洒落たものはない。情報の寝床のようなリビングが私の職場だ。   しかも仕事をするようになってから、20〜30キロ太った。肉体に執拗な惰性が絡みついて心地よくない。知性ならパテ状にして塗り付けたいが、脂肪なら、肌艶がよくなる程度に残

      • 【小説】かりもの 2

        <あらすじ>  僕、田中太一の彼女(遠藤里奈)は、しょっちゅう体を刻む。しかも最近、違和感のある言動が気になりだして……。じきに彼女の行動はエスカレートしていき、僕の精神も極限に達していく。 <本文>  「私ね、来年フリーランスになるって言ったじゃない? バリバリ稼いで、太一を養うよ。そうしたら好きな写真を好きなだけ撮っていられる」  枕元の里奈は天井を見上げながらそういった。僕は先程、彼女の首を絞めたときの柔らかい感触が、まだ手に残っていた。もっと締めたい。もっと強く締め

        • 【小説】かりもの 1

          <あらすじ>  僕、田中太一の彼女(遠藤里奈)は、しょっちゅう体を刻む。しかも最近、違和感のある言動が気になりだして……。じきに彼女の行動はエスカレートしていき、僕の精神も極限に達していく。 <本文>  ドアを開けると、遠藤里奈は自分の手を見て恍惚とした表情を浮かべていた。手からは血が流れ白いワンピースに不穏を広げている。僕は、深呼吸をして彼女に駆け寄った。 「見つかっちゃったあ」  彼女は慣れた手つきで止血すると、近くに用意していた包帯を手に取った。 「今日はちょっと深く

        洗濯物を座って畳まないシンプルな?方法

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        • なつくまエッセイ【ゼンマイじかけのシンビジューム】
          74本
        • なつくまショートショート(DEEP)
          14本
        • 読書のぬかるみ
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        記事

          noteで企業PR・コラム・インタビュー、お手伝いします

          会社員時代を含めると10年ほど書く仕事をしている、フリーライターの夏野久万です。 現在は、Webや紙媒体(冊子、書籍)などで、執筆しています。 今後は、noteで企業のPRのお手伝いができればと思い、このnoteを書いたしだいです。 フリーのライターとして仕事をしていると、多くの場合、クライアントの意志決定がされたものに対して、最大の効果を生むために仕事をすることが多くなります。 会社員ライターをしていたころは、フリーライターよりもおおもとのところから、仕事に携われてい

          noteで企業PR・コラム・インタビュー、お手伝いします

          読書のぬかるみ:11月【あらすじナシ/ネタばれあり】

          読書メモ。他のツールも模索しつつ、とりあえずnoteに書いてみる。 けど正直、noteはめんどうかも……どうなるかわからないけれど、とりあえずあらすじのない読書メモ。 闇祓(辻村 深月さん)https://kadobun.jp/special/yami-hara/ 何の予備知識もなく読んだので、短編集かと思ってしまったが長編だった。 最初に「この転入生ヤバっ!」と思わせておきながら、違う展開で沼にはまる。 一見、悪い奴に見えるのが実は本当の闇ではない点が、気にいった。

          読書のぬかるみ:11月【あらすじナシ/ネタばれあり】

          ひさしぶりに号泣してしまった

          息子がまた小学校を休んだ。学年が上がった初日だけ行って、連続2日休んでいる。 調子が悪いみたい。 今日学校の先生から電話があった。新しく赴任してきた先生で、顔も知らない。 先生は子どもの具合をきいたのち、確認したいことがあるといった。 「本日学力テストをしました。息子くんは受けますか?」 と聞いてきた。 「はい」 といった。それが義務というか権利というか、そういうものなのかと思ったから。 すると先生は少し黙ってから、 「そうなると、各40分くらいかかりますが、他の子が違

          ひさしぶりに号泣してしまった

          絵の本を買ったのでお勉強

          本に記載されていた何とか法を駆使して?描いてみました。 何とか法を試すのははじめてなので、きっと次はもっとうまくかけるはず。たぶん笑 これより下手になりようがないしね。 ちなみに絵には背後霊のほか、お婆ちゃんが毛糸を編んでいたり、ポチの家には王冠があったり、犬の足洗い場がやたらと広いし小屋から離れてて滅茶苦茶不便だったりするので、足洗い場は飼い主と犬のプールになっていたりします(人生とはそんなものです)。 時々、玄関のシャンデリアの電球が切れると、家主は不機嫌になり

          絵の本を買ったのでお勉強

          どんがらがっしゃん

          こどもが私に指で銃をつくって「どん!」というので、近づいていったらまだ指銃で撃たれた。 だから「どんがらがっしゃんー、どんがらがっしゃーん」と、息子に抱きつこうとする母(わたし)。彼は笑いながら怒って、「どんがらがっしゃんするよ!」と手の銃を向けてくる。 私は「どんがらがっしゃーん、どんがらがっしゃーん!」と騒ぎなら、ぎゅうを狙って近づくと、また息子に「どんがらがっしゃんするよ!」と追い払われる。 という、よく分からない遊び?戯れ?をしていた。 いったい、どんがらがっ

          どんがらがっしゃん

          息を吐くように

          自然とやりたくなることって、きっと誰にでもあると思ってる。 私の場合は、文章を書くこと、歌うこと、そして絵を描くこと。 絵は、下手くそなんだけど(謙遜ではなく本当に)、小さい頃から紙さえあれば描いていた。 と書いていたら、子どもが呼びに来た。 彼女たちが私の仕事スペースで文旦を食べていたので、その隙間にnoteを書いていたのだ。食べ終わったら教えて、と伝えつつ。 どうやらお遊びの時間はおしまいのようだ。 そろそろ仕事しますか。 いってきますよ。

          比喩的日記「ある意味、しあわせを教えてくれた、カンガルーポケット」

          ※これは今日(厳密には昨日)あったできごとを、ちがうものごとに置き換え、視点を「私」以外で記した物語のような日記のようなよくわからないものです。あまりながくない、とりのめのない世界をおたのしみください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  分厚い皮と身のあいだに親指を突っ込み、ちからを入れると文旦のなつかしいかおりが立ちのぼってくる。ひと房、ひと房、皮を剥き、口に放り込んだ。  数時間前、彼女はどこでも階段教室に行っていた。どこでも階段

          比喩的日記「ある意味、しあわせを教えてくれた、カンガルーポケット」

          illustratorの使い方がよくわからんぞ

          うえの絵をillustratorで加工しようと思ったが、うまくいかなかった。使いこなせるのだろうか? 時々アップするので、お手柔らかに……。

          illustratorの使い方がよくわからんぞ

          出て行く旦那さんと赤ワイン

          ゴルフに行ってくるよ、と夜9時頃、旦那さんが出ていった。 玄関へ続く電気が消えて、「ああ、行ってしまった」と思った。 「行ってしまった」というのは、悲しみや不安を含んでいるがそういうフレーズが浮かんだのは、昼間会った女性に 「既婚男性のジム通いは、浮気の口実になる」 と言われたのを思い出したためだ。 その時は夜景の見える高層ビルで、女を囲うちょいひげオヤジを思い浮かべたけれど、 あれ今、うちの旦那さんも夜のランデブーに行きやしたぜ と気づいてしまったわけ。 ま

          出て行く旦那さんと赤ワイン

          昔のプロモーション活動

          この前、あるトレンディドラマの映像について「パソコンがないのに、どうやって仕事してたんだ?」というコメントが寄せられていた。 ああ、そうだよな。どうやって仕事してたんだろう。電話とファックスがずいぶんと活躍していた時代だ。 同時に母はよく知らない駅のお店に連れて行ってくれたことが思い出された。その店の情報は一体どこから調べたのだろうか。電話帳だろうか? 今のようにネットを開くと、情報が押し寄せてくる社会ではない。テレビやラジオ、友人知人からきいた話、折り込み広告、電話や

          昔のプロモーション活動

          ある駅前に生まれた△地帯。「何もない」はすばらしい!

          数年前。最寄り駅前に、三角地帯が生まれた。 それができる前に市からアンケートが送られてきた。三角地帯に何ができたら嬉しいか教えてくださいというモノだ。 当時、この町にはボールを使って遊べる場所があまりなかった。なのでボールが遊べるネットを張った公園が欲しいという旨を書いた。しかし公園を造るよりもきっと商業施設の方が良いと考えるような気がしたので、もう1案書いておいた。 建物を建てて、中野のような独自のカルチャーが生まれそうな店を呼び込み、違うフロアには子育て支援系を入れ

          ある駅前に生まれた△地帯。「何もない」はすばらしい!

          マイノリティという言葉がこわいの

          母が体を悪くしてから、障害のある人たちのちからになれればと思うようになった。 先日、そのような願いが叶いそうなサイトの募集を見つけたので応募してみた。 よくよくきいてみると、取材をしないで書く記事だった。 取材ありきの仕事しかやらないわけではない。 だがマイノリティという言葉と、ネットの情報のみで書く記事、そのふたつの相性は私にとって恐怖でしかない。 そもそもマイノリティという言葉が怖い。言葉の中にいろいろな人の想いが凝縮されている気もするし、実体がつかみづらい。だがあ

          マイノリティという言葉がこわいの