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催眠術にかかったつもりが、実は自分がコントロールしていた?本当の催眠状態とは...

催眠についてお話したいと思います。
テレビなどで催眠術のショーなどを見たことはあるでしょうか?
見たことがある方なら、催眠にかかっているように見える被験者たちが実際には催眠にかからなかったと感じることがあるとご存知のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

私は過去に催眠術師さんに催眠術をかけてもらったことがあります。初めにぐるぐると回る動画を見せられ、目が開かなくなるという催眠術をかけられたのですが、本当に開かなくなったのです。

そして、目が開かなくなった状態のまま、次は子犬になるという催眠術にかけらます。
催眠術師さんに「あなたは今から子犬になります!」と言われ、

その時、私は心の中で「子犬のふりはできるけど、やるの恥ずかしいな…」と考えた瞬間に催眠から覚めて、そのまま目も開いてしまったのです。

私は、最初に「目が開かない」ということは受け入れましたが、「子犬になる」ということは受け入れなかったということです。


結論、催眠術ショーでは催眠術師が「あなたは今から子犬になります」という指示を出した場合に、自分をどれだけ子犬だと思い込んで真似できるか、実際にそれをやってもいいと思えるかなのです。

感想のギャップ

  • ショーの後に感想を聞くと、被験者たちは催眠にかかっていなかったといいます。

  • 「なんとなく」「申し訳なく思ったから」「それぐらいならやってもいいと思ったから」という理由で催眠術師の指示に従うことが多いのです。


催眠状態の特徴

  • 催眠にかかっていなかった理由として「意識があったから」「言っていることが全部聴こえていて、すべてを覚えているから」という答えが返っています。

  • 催眠状態は、実は催眠に入っても催眠に入っているとは感じないものです。そして催眠に入っても意識はちゃんとあります。逆に今よりも、もっと注意が集中した状態になります。

では催眠状態とは、いったいどんな状態なのでしょう。ではこれから催眠体験をしてみましょう。

目を閉じて、手足の力を抜いて、ゆったりとした楽な呼吸を3回繰り返してみましょう。すると、だんだんゆったりとしたリラックスした感覚になっていきます。

そう、これが催眠状態なのです。

催眠に入っても意識がはっきりあるので、いつでも催眠から出たければ出ることができ、言いたくないこと、やりたくないことはやらなくていいのです。

例えば、今「手をあげてください」と言われれば、手をあげてもいいなと思えば手をあげますよね。

では、今度は「壁に向かって逆立ちしてください。」と言われれば、できなければやらないし、できればやるかもしれないし、やりたくなければやりませんよね。

これは催眠に入っても同じことで、したくないことはしないのです。催眠に入っても自分を自分でコントロールしているのです。

そして催眠には誰もが入ります。入らない人はいません。

例えば
映画を見ていると、どんどん夢中になって映画の世界に入り込んでいきます。まるで映画の中の主人公と一体となっているかのような感覚に陥ってしまうというのは、誰もが一度は体験したことがあるのではないでしょうか。あの感覚が一種の催眠状態なのです。

また本を夢中で読んでる時や、熱中してスポーツをしている時なども同じように催眠状態に入っています。

ヒプノセラピーでは催眠状態を活用し、リラックスした状態から肯定的な変化を促し、問題解決を目指します。しかし、これはヒプノセラピーを受けに来られる方が、自ら望む変化に向けてのものであり、強制力はありません。


催眠術ショーの舞台裏では、被験者たちは自分の意識と自己コントロールが催眠の鍵を握っていたことが明らかになります。

催眠状態は個人の経験や心理に大きく左右され、ヒプノセラピーを通じて自己理解とポジティブな変化に繋げることができるのです。

ヒプノセラピーでは、クライアント自身の価値観や信念と一致したものでしか受け入れることができないので、安心して受けて頂くことができます。

ですから安心してください、あなたの意識は誰も操ることはできません!
操れるのは自分自身だけです!




おまけ


「自分の意識を操れるのは自分だけ」ということは
例えば、あなたがなりたい人物像をイメージし続け、その所作を生活のなかで日々実行することによって、それが日々定着していくとイメージした人物像に近づいていきます。

自分を自分で操り、なりたい自分になることは、あなた次第で可能なのです。








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