伝わるモノ
2022年4月。
私は、5歳の頃から夢だった保育士になった。
そして、2023年3月。
はじめて働いた職場を退職する。
1年働いてみて思ったこと。
それは、"大人の感情はほぼ全て子どもに伝わる"ということ。
嬉しい。楽しい。悲しい。怒り。
良くも悪くも、喜怒哀楽すべてが伝わってしまう。
だから、保育士は仮面を被らなければいけないのだと思った。
どんなに悲しいことがあっても、怒れることがあっても、メンタルがズタボロでも、子どもには関係のないこと。
プライベートな感情(特にネガティブな感情)を、子どもの前で表出してはいけないと、この1年でひしひしと感じた。
1年目だろうと、保育のプロとしてお金をもらって仕事をしている以上、その自覚がまだまだ足りなかったなと思う。
一方で、ポジティブな感情はどんどん表出していくべきだと思った。
保育士がずーんと沈んでいたりイライラしたりしているクラスの子どもたちは、なんだか落ち着かないし、子どももイライラしている。
でも、保育士が笑っているクラスは、子どもたちも笑顔で穏やかな感じがした。
人間はお互いに鏡として映し合っている。
だから、楽しく生活・仕事をしたいなら、周りの人も一緒に笑顔にしてしまえばいいんだと思う。
子どもを笑わすことで、大人も笑う。
大人の笑顔を見て、子どもがまた笑う。
こんな幸せな循環が、どのクラス・どの保育園・どの会社でも生まれたら、きっとみんなが幸せになれると思う。
自分の感情は、思っている以上に周りに伝わっている。
自分が幸せになりたいのなら、自分だけ幸せになろうとせず、誰かと一緒に幸せになることを考えてみてほしい。
私は、これからもずっと、みんなで幸せの循環を作っていきたい。
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