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音楽フェス(街フェス)に出演するなら

定期的にnoteに書き続けようと今年は宣言してから、かなり不定期になってる気がしてます。なので毎週月曜日に書く!とここで宣言しておこう。(大丈夫かな)そしてなるべく”ここで知ってもらう”ことを意識して幅の広い記事を書いていこうと思います。(音楽だけでなく)では月曜日なので。

池袋ジャズフェスに出ました。
ある方が「池袋のジャズフェスはかなり大きいイベントで大勢集まるからいいよ。ただし応募審査に通ればね」と伺い、「ジャズじゃないけど、、」と応募したのが2023年でした。一応”その他”という括りがあるので応募可能だったわけですが、お陰様で2023年、2024年と二年連続で出させていただいてます。そしてありがたいことに2年連続同じ演奏家の方々にお付き合いいただいてます。このイベントはプロアマ関係なく応募できるので8箇所の会場ではプロアマの時間もごちゃ混ぜで聞くことができます。そしてそれぞれの団体の様々な演奏を聴くことができて本当に勉強になります。プロでもアマでもストリートが上手い人というのは、普通に演奏が上手いとは違うと思うんです。もちろん演奏が上手いのはベースです。

私が考えるいわゆるフェスに出る場合の演奏の仕方で一番大事と思うこと

1)構成:歩いてる人が興味を持って足を止めてもらえる
2)演出:歩いている人の目をひく、足を止める楽曲を選ぶ
3)音量:会場によっては音が逃げていく中での音量感を考える
4)時間:出る時間、前のグループの状態からどう持っていくか

ライブハウスやコンサートは、「その人を見に、聞きに」集まってきてくれる人ばかりですが、ストリートのフェスの場合、特に池袋の広範囲にわたって8箇所で行う場合は、すでにパンフレットから宣伝は始まってます。ジャズフェスであえてのジャズ以外の演奏、パンフレットを見て、そこに、その時間に来てもらえるかどうかを考えてバンド紹介文を書かないと目につかないというのが第一関門。次に、これは仕方ないですが割り振られた場所と時間がかなり差がついてきます。今回、朝早く会場の様子を歩きながら見てたのですが、やはりトップバッターの時間はまだ人が集まっていない。だいたい14時前後が一番多い。そして当たり前ですがメインステージがベスト。でも出演メンバー構成などで会場は割り振られるのでそれは決まった時点で「この時間はゆったりな曲がいいのか。アップテンポがいいのか」などを考えるといい。メンバー全員でTシャツを揃えてる人たちもいて微笑ましかったけど、やはり演奏する楽曲と全く雰囲気が違う場合はTシャツで揃えるというのはあまりにも安直な気がして勿体無いと思った。そういう意味で演出も大事だと思う。そして、大音量でアピール、、は時として「うるさい」で去られてしまうことが多い。意外にどの人ものんびりゆったり楽しみたいという感じに思えた。(特に池袋ジャズフェスはアルコール推奨の場ではないという側面もあるような気がする)そして大事なのは、自分たちの前のグループが実は一番左右するということ。自分たちの2つ前ぐらいのグループが出演してる時にはその場の客席から声援を送るとかなるべく場を温めておくのがいい。と、これはあくまでも戦略的に何かをしたい場合の考え方なんですが、今の観客側は耳が超えてる人が本当に多いので「趣味の発表会」の位置付けで出演すると(それがダメというわけではなくて)足を止めてくれる人の人数の差がかなりついてしまう。となると次のグループの時間にその人数のまま、もしかしたらさらに減った状態の場を提供する羽目になり次のグループに多少なりとも迷惑をかける、、ということまで考えられたらフェス全体盛り上げるいいバンド出演という形がとれるんじゃないかなと思う次第です。(これと同じ考えをM-1に出ていた令和ロマンが話していました。自分たちが出た年のM -1が盛り下がっていた印象で終わらせない為に、初っ端から飛ばしたという話、自分たちの優勝より全体の盛り上がりがひいては自分たちの出演した年度の成果になるという考え方は本当に大事だと思う)
私が出演する理由は、ズバリ、自分のジャンルの宣伝と自分を知ってもらうことです。なのでその日に同業の方で時間を空けてくださる方に頭を下げて手伝ってもらっています。(ちなみにその二人はその後夜のライブの仕事に急いで行かれました。)同じような理由で出演してるプロの方、事務所所属の顔見知りの演奏者も多数いるので、そういう方々はチラシ、QRコードを入れた名刺、などなど抜かりなく宣伝をしていました。大事なことです。本当にたくさんの人が行き交うところで足を止めてもらえて、チラシを手にしてもらえて、自分のライブに来てもらえるようになればフェスに参加した意義があるというものです。一期一会、だからこそきっちりとしたパフォーマンスが普段以上に必要かもしれません。
もちろん自分たちが楽しく出たいからそこまで考えませんけど、、というのも全然アリなのでそこは一つ。

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