夏の煙

来世は小山門出のメガネか中川凰蘭のヘアピンになりたい。

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  • 2016年の君へ

    2016年の自分との対話。

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飯録「東神奈川駅 日栄軒」

「そばうどん 日栄軒」に行ってきた。 東神奈川駅の1,2番線乗り場の階段下にある立食い蕎麦屋。 大正時代からある店ゆえか、何処となく老舗の風格が漂っている。 店内スペースは4人しか入れないが、立食いなので満席でも3分程度で入れる。 注文から着丼までは2〜3分とかなり早い提供スピードだった。 注文は穴子天そば(温)+ネギ増し+ワカメ。 テンポ重視かと思いきや、柚子の皮も添えられており、味に関して一定の気配りを感じる。 駅そばに関しては、普段の蕎麦屋とは違い揚げたての天ぷら

    • 29歳のなつやすみ

      気づけば30歳が近い。 それは「げに」恐ろしき事だ。 「20になったら飲みに行こうぜ」 とまだ明日も知らなかった若者達が、気づけばオジサンオバサンの仲間入りを果たそうとしている。 オールがきついだの言ってた25歳はもう遠く過ぎ去った。 今じゃカルビよりホルモン。 カリカリ焼けたホルモンとハイボール。 オシャレなバルなんて長い事行ってない。 大衆酒場か角打ちで安酒をたらふく飲むスタイル。 だのに家系ラーメンは食う。 気づけば30歳。 怖くなって糖質を意識し始めた。 昼はサ

      • MOTHER2をクリアした話

        MOTHER2をようやくクリアした。 ラスボスはステータス面では楽勝だったが、そこに至るまでは非常に厳しかった。 主人公は自分の名前。 ポーラ、ジェフ、プーは彼女や友達の名前から捩って名前を付けた。 話は大分逸れるのだが、先日実家に帰った際に両親が結婚30周年を迎える事を聞いた。 実家は隣駅ぐらいの距離感だけど家を離れて少し時間が経っているので、あまりホーム感は無くなっている。 母は真面目な話をし始めて、妹と俺に「ここまで元気に育ってくれてありがとう」と礼を述べてきた。

        • 世の中はクソ、それなら脳味噌フル勃起でバトルしろこの野郎。

          今日は飲み会だった。 常駐先の現場での動き方について少しだけ語って、そのあとはテキトーに飲むだけの会。 俺はSESという「正社員にはなれないけどIT系っぽい何かをやりたい人向けのチンカス業態」で働いている。 これまでSESで色んな人を見てきた。 元ホストで20にして借金200万持ちの男。 悪臭を撒き散らして臭いだけで退場した男。 常に身体が痛いのか「イテテ、イテテ」と小言を連発して何も出来ないブス女。 良い年して腕自慢しか出来ない元パチンコ屋の馬鹿。 引き連れたメンバー

        飯録「東神奈川駅 日栄軒」

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          シゲノくん

          イジメやそこまでいかないレベルの出来事は全て年と共に風化してゆく。 ただ記憶を上書きしているだけかもしれない。 勝者によって歴史が作られるように、 光が差せば影は消えてしまう。 だからこそ、インターネットに墓標が如く自分の記憶を全てアーカイブしてやろうと思う。 楽しかった事、復讐したいぐらいムカついた事。どこぞの知らぬ人が影響を受けていたら、それはそれで嬉しいかもしれない。 そんな気持ちで、僕はnoteを続けている。 シゲノくんとの出会い シゲノくんは、隣町の御幸

          シゲノくん

          デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章の感想 ※ネタバレあり

          初めに 「映画オリジナルエンディングへ」 原作は前章のパートまで読んでいて、後章の分は映画を見終わってから観ようと思っていた。そんな中、オリジナルエンディングとの告知があって一体どんな終わりを迎えるのだろうと思った。 映画を観るまでに予想していたのは、 過去の出来事を踏まえて紆余曲折あって門出が死ぬ、とかなんやかんやで人類滅亡するんだとか考えていた。 が、思った以上に生々しく前章の雰囲気とはガラリと変えてきた。 例にもよって文書はぐちゃぐちゃだけど、 取り止めもない気持

          デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章の感想 ※ネタバレあり

          残存する怒りはドブの様に色濃く

          もううん年前の話。 新卒で入った会社は小売りだった。 西のおしゃれな仏壇屋で、今でもある程度幅を利かせている。 最初こそ頑張ろうと息巻いていたが、 紆余曲折あって半年で辞めた。 最後の異動先で上手くいかなくなった。 接客が下手すぎて、言葉が出なくなった。 201X年の新卒は、早々に今まで無縁と思っていたメンタルクリニックに逃げ込んだ。 何らかの薬をもらい、飲んで仕事に行った。 おはようございます、と挨拶しても自分より若い先輩以外は返してくれない。 早く出勤して準備をし

          残存する怒りはドブの様に色濃く

          Tempalay TOUR2024 Zepp羽田の感想

          ※文才がないです。超主観でごめんなさい。 ※微妙にネタバレ。 久しぶりのZepp羽田。 3年前のghost tour以来だ。 ニューアルバムの((ika))はそれはもうとてつもなくカッコいい。 前作のゴーストアルバムは、 時間の流れのどうしようもない侘しさを感じさせるものでそれはもう時世にも乗って何度も何度も聴いていた。 その後もあびばのんのん、憑依さん/Q、Booorn!!……と新曲を出していったが、 それらの楽曲はコロナの閉塞しきった雰囲気に生きて嫌になっていた自

          Tempalay TOUR2024 Zepp羽田の感想

          Z-TASTE(仮)

          これは弩級のローカル飯の話。 とあるラーメン屋は、もうかれこれ10年以上存在している。 いや、もう10年よりも遥か前から存在していたのかもしれない。MOTHER2のラスボスが遥か過去の地底大陸の奥深くにいたかの様に、ヤツはずっと長く川崎と横浜の狭間で構えているのだ。 非常に狭い我々のコミュニティでは、あまりの不味さに二口で退店した者や、店名を文字って「絶望の味」と呼称していた人もいた。 私も何度か行った事があるが、チャーシューが凍りついていて「絶対零度焼豚(エターナルフ

          Z-TASTE(仮)

          生レバー炙り最強説

          ゴールデンウィークは、ここ数年の連休で5本指に入るほど楽しかった。 やりたい事はたくさんやれたと思う。 特に訳あって会ってなかった友人と和解する事が出来たのは、良い一歩だった。 自分の傾向として、一回厳しいと感じた人とはもう2度と会いたくない癖がある。 何故ならば、再開した時にムカついた出来事が頭にこびりついて離れないからだ。 その友人と話してみて、お互いの認識に齟齬があった事を理解してすぐに仲は修復した。 自分の友人関係は、とても狭い。 かつて居た友達や知り合いも

          生レバー炙り最強説

          ネタがない!

          正直な所、書くことが思いつかない。 何というか、自分の膿と思える要素を絞り出してしまったからだ。 高校の時のエピソードならまだあるけど、 自分の中での興味が薄れつつあって忘れ始めている。書けそうな内容としては以下になる。 初めての友達がゲイで、フラグが立ちかけた話 同じクラスのSくん(任天マン)が発狂して学年のオモチャになる話 困った。ビチャビチャ汁になって落ちる下痢便並みにおもんなさそう。 任天マンの事は1,3年でクラス一緒だったから書きたい。 知能は普通なのに

          ネタがない!

          病めるときも健やかな時も

          はじまり気づけば来年の一月で30歳になってしまう事を自覚しました。 このnoteを始めた動機は、ただ自分が日々感じたことや考えた事を殴り書きたかったからです。 ふとある時自分の文を見返すと、情動でぐちゃぐちゃに乱れた文章がとても気持ち悪くて、自己嫌悪に繋がってしまうのですぐに閉じました。 なので、今回はなるたけ丁寧に自分のこの10年を振り返ってみます。 振り返りまだ人生を語るには早いけれど、 成人になってからの10年はとても「陳腐」なるものでした。 いわゆる「仲良し

          病めるときも健やかな時も

          デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章の感想

          初めに俺の中では浅野いにおは漫画家の中でも嫌いすぎて逆に好きという自分の中でも珍しい位置付けの方です。 「あ〜、ソラニンの人ね?」 作者を知らず、そんな認識のままで良かったと思う。 去年の七夕の時期、彼女から「おやすみプンプンが無料公開されたよ?読んでみな〜」と勧められた。 あらすじも調べずに読み始め、脳がぐちゃっと壊れた感覚に陥りながら、全話を1日半かけて読破した事は記憶に新しい。 プンプンは頭に刻み込まれた作品の一つになった。勧めてくれた彼女はとても善良な人間だが、

          デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章の感想

          京浜東北線、春の陽気に誘われ。

          4月になった途端、京浜東北線は混み始めた。 多少乗りやすい大船側の車両でさえ、 有象無象がひしめき合っている。 新卒の社会人達は、研修と変わらぬ張り付いた笑顔で話しながら赤べこの様に首を垂れている。 ここは満員電車でしょうがッ!!! 他人に配慮しなさい!!!! 仲良しごっこもゴールデンウイークまでだよっ!!!!!!お空のパパとママの元に送ってあげるから!!!!!! とグーで頭を引っ叩いて周りたい気持ちを抑え、大きめのものもらいを利目に貰った俺は帰宅している。 春も春

          京浜東北線、春の陽気に誘われ。

          お前を信じろ。

          新社会人の皆さん、入社おめでとうございます。 29歳にもなると年下の人達の優秀さにいつ居場所を失ってしまうのか恐れる日々です。 後に入って来た人たちは皆優秀です。 きっとこれから世のため人のため、時には挫折もして一つずつ成長するのでしょう。 大人(と見せかけた先輩面したいだけのクソモブ達)は皆口々に言うでしょう、いやもうほざき尽くしていると思います。 「飲み会は行かなくていい!」 「いや、飲み会は嫌でも行くべき。」 「同期は大切に!」 「同期と付き合うと面倒だ!」 「

          お前を信じろ。

          好きなこと、将来の展望

          俺は献血が好きだ。 無償で世の中に貢献が出来るからだ。 有り余った健康な血を無駄なく使える素晴らしい行為だと思う。 俺は献血が好きだ。 少しの痛みで困っている人が救えるのなら、 俺は迷わず腕を差し出せる。 たかが400ml、されど400mlの血。 その血が誰を救っているのかは知らない。 それでも、血を提供してる時だけは、 何者でもない自分が少しだけ誇らしいのだ。 きっと、自分の血は循環して誰かの、もしかしたら隣の人にも巡っているのかもしれない。 そう思うとイチモツはバ

          好きなこと、将来の展望