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私の乳がん体験記③ ~検査結果そして転院~

検査結果が出る3週間の間、がんのことが頭から離れず、何をやっていても上の空。

ネットを見ると、「針生検を行うのはがんの診断を確定させるため」や「針生検を行っても良性だった」という情報がいろいろとあり、ますます混乱していました。

私のしこりはよく動いていましたが、がんの場合は固くて動かないという情報もあり、何を信じて良いのか分からなくなっていました。

2023年6月16日、夫と一緒に検査結果を聞きに病院へ。


乳がんの診断を受けて


診察室に入ると「結論からいうと、がんが見つかりました。」と先生。

やっぱり・・・。覚悟していたとはいえショックでした。と同時にまるでドラマのワンシーンを見ているような、どこかひとごとな感覚もありました。

(先生は本当に私に言ってるのかな?誰かの診断と間違えて言ってるんじゃないかな?)とありえないことをぼんやりと考えていました。

先生は、「病気について説明するけど、頭に入ってこないと思うからご主人がしっかり聞いてくださいね。」と前置きし、説明してくださいました。説明を聞いてるうちに、ショックの方が大きくなり号泣。

話は全然入ってきません。
(家族と話を聞きに来てってそういうことだったんだ)と、なぜか冷静に考えていました。

ショックで動揺する自分と、どこかひとごとな私。先生には、エコーやマンモグラフィーの映像を見た時点でがんだってわかっていたのかもしれません。

検査結果は乳がんステージ1


私の乳がんの診断は以下の通りです。

  • ステージ1

  • 女性ホルモン受容体(+)

  • Her2(-)

  • リンパ転移なし

  • Ki67 5%

  • グレード2

乳房温存手術後、放射線治療、ホルモン療法で治療可能との診断でした。

先生は、「自力で8㎜の大きさのがんを見つけることはなかなかない。この大きさなら手術で取れば大丈夫!」と心強いお言葉をいただきました。

治療は大変なこともあるけど、先生のお話を聞いて少し不安は取れました。

手術ができる病院へ転院


とても親身になってお話をしてくれた先生。

このまま治療をお願いしたかったのですが、手術は受け付けていないとのこと。

手術ができる病院へ、紹介状を書いてもらうことになりました。

何件かがんの手術ができる病院を紹介していただきましたが、どこも混雑していて、2~3か月待ち。

放射線治療が始まれば、毎日病院に通うことになります。

悩みに悩んで、家から一番近い病院に転院することを決めました。

転院先は、自宅から車で約10分ほどの総合病院です。

転院先で再検査、検査結果は変わらず


元々の病院での検査結果のデータをもって転院先へ行きましたが、再度検査をすることに。

マンモグラフィー、エコー、レントゲン、血液検査、肺活量、心電図、踏み台昇降をやって脈をはかったり・・・

CTとMRIもやりました。初めてのことなので心臓がバクバクです。

特に、MRIは40分ほど暗くて大きな音がする機械の中に入るので、CT以上に怖かったです。

検査の結果は、最初の病院の診断と変わらず。
乳房温存手術を受けることになり、手術日は2023年9月21日に決定。

いよいよ手術。しかし、体調面で言えば、今までと特に変わりはありません。

調子が悪いわけじゃないのに、本当に私は手術が必要なのか?本当にそんな大病をわずらっているのか?とまだまだ信じられませんでした。

④へ続く・・


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