職場で嫌がらせにあった話
私は以前働いていた職場で嫌がらせにあい、退職した経験があります。
職場は私を含め、3人で回していた小さな部署でした。私がリーダーとなってから嫌がらせは始まったのです。
ここでは、職場での嫌がらせを通して人生を見つめなおした経験を書いていこうと思います。
職場の嫌がらせはミスを注意したことで始まった
最初は2人ともとてもまじめに仕事をしていました。しかし、慣れてきたころ段々2人が仕事をさぼるようになっていったのです。
常に2人で行動し、誰かの噂話や悪口を言い、仕事の手が止まってしまい進みません。
そのため、ミスが目立つようになってしまいました。あまりにもミスが多いので注意したことで、1人の方から無視をされるようになってしまったのです。
あいさつをしても無視、仕事をお願いしても無視、ミスを指摘すれば嫌な顔をされ無視・・・
いい大人が無視ってすごいなぁ、と唖然とするばかりでした。
無視するだけならまだしも、自分のミスを私に押し付け、困っているのを見てニヤニヤ。
私がミスをしようものなら、鬼の首を取ったかのように責められました。
もう一人の方は優しかったのですが、そのうち洗脳されてしまい、同じように私のことを責めるようになっていきました。
上司に相談をしたことで火に油を注ぐことに
もう限界だと上司に相談しました。
しかし、話は聞いてくれても、「他に移動できる部署がない。」「こちらから注意すれば、なつみかんいろさんがますますやりづらくなる。」と言われます。
結局は我慢するしかなく、ますます2人から攻撃されていきました。私が上司に相談していたことはうすうす感づいていたようで、風当たりは強くなるばかり。
私が仕事の段取りを組めば、「この段取りはおかしい!」と違う仕事を2人で始めることが多くなりました。
私が勝手に段取りを組んだものではなく、上司から言われて組んだものでもおかまいなしです。
ついに衝突!反撃開始
あまりにも2人で仕事を進めるので、2人に好きに進めてもらうことにしました。上司の許可もとっています。
私がなにも指示をしなくなったら、しつこく段取りを聞いてくるようになりました。
「2人で決めて下さい。」と言ったら2人とも激高。「その態度はなんだ!」と30分ほど激しく責め立てられ、あまりにも頭にきたので私も言い返しました。
2人の仕事の態度やミスが多いこと、しゃべってばかりで仕事にならないことなど。
言い返しながら号泣してしまいました。
2人は私に反撃されるとは思ってなかったようで、号泣したとたん優しく「そんなつもりじゃなかったの。ごめんね。」と謝ってきました。
謝られても、(なぜ私がこんなに責められなければならないの?)と怒りが抑えられません。
上司を呼び、「私は責められるような仕事はしてません。2人とはこれ以上一緒に仕事できません!」と言って、その日は早退しました。
くやしいけど退職を決断する
その後、上司と話し合いをしました。
「2人は、なつみかんいろさんに甘えてたみたい。」と上司。
私がいつも優しかったのに、急に自分たちで仕事を進めるように言われ、突き放されたような気持になってカッとなってしまったとのこと。
攻撃するつもりはまったくなかった、と言っていたようです。そして、これからも私と仕事をしたいとも。
いやぁ~、もう無理でしょ。
また一緒に仕事をしても、同じことの繰り返しだと思い、退職を決意。
仕事は好きでした。私の好きな居場所を取られてしまったようで、とてもくやしかった。
くやしいけど、こうなってしまっては仕方がない。納得は出来ないけど、自分のために決断しました。
仕事を退職して思うこと
いまだに2人は仕事を続けています。
私がいないと仕事が回らないと思っていましたが、特に問題ないようです。そう、私がいなくても仕事は回るのです。
仕事は辞めてはいけない、辛くても仕事は頑張らなければいけない。
そんな風に思っていましたが、そんなことはないと思い知らされました。
辛かったら辞めていいのです。自分の身を削ってまで頑張らなくてもいい。
私は嫌がらせにあっていた時、自分が悪いとずっと思っていました。
私に非があるからやられるんだと。ちゃんと言い返さないからなめられるんだと。
しかし、私に非はあったのでしょうか?
相手は私に何を求めていたのでしょうか?
くやしい思いはしましたが、この経験のおかげで自分の人生を見つめなおすきっかけとなりました。
今までの人生をふりかえり、これからの人生をどう生きていくか。
色々悩み、考え、webライターという道を進む決心をしたのです。
真剣に自分の人生を考えるきっかけをくれた2人には、ほんの少しだけ感謝しています。
私がwebライターを目指したきっかけを書いた記事です。
おわりに
私は子供のころからハッキリ思っていることを言えず、まわりに気を使いながら生きてきました。
自分軸より他人軸の人生です。
職場では、断ることができず、いつも多くの仕事を抱えてきました。
そのため、自分の仕事が回らないことも多くありました。
今回も、リーダーという立場になってしまい、本当は仕切れるようなタイプではないのに断れず受けてしまった。
私がリーダーになったことが、2人には気に入らなかったのかもしれない。
単純にストレスを私にぶつけてきただけなのかもしれない。
しばらくは人が怖くなり、再就職が出来ませんでした。しかし、今回の経験を今後のwebライターの活動に活かしていきたいと、今は前向きに考えています。
これからは、自分の気持ちを大切に。無理のない範囲で仕事をしていきたいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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