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福井から東京へ帰る新幹線に乗り損ねる

東京に帰る日。余裕を持って出発し、レンタカーを返し、お昼ごはんやお土産を買い、新幹線の時間まで残り5分強あったのでコンビニでコーヒーも買う。コーヒーの抽出を待つ間、手をベトベトにしながらカップラーメンを作っている外国人におしぼりを開封して手渡す親切までした。

そしてしっかり乗り損ねた。ウェブでチケットを買っていたのでスマホで改札を通過するも、時刻表に乗るはずの新幹線がない。慌てながらとりあえずホームに上がり、乗車時間が過ぎていった。

普段は融通のきく自由席を買うけれど、はくたかは指定席しかない。当然わたしが買ったチケットも指定席。こりゃ面倒なことになった……と改札に戻り、窓口で事情を説明し、在来線と新幹線の乗り場を間違えたことに気づく。わーお。

みどりの窓口に並び、再び事情を説明したら「自由席ならこのチケットでも乗れる」とはくたか以外の経路を提案してくださり一安心。

教わった新幹線は30分後なので適当にぷらぷらしようと思ったが、油断して次を逃すと面倒なので早めにホームへ行こうとするも、今度は改札を通過できない。新幹線の窓口に行くと「在来線の退場記録がない」とのこと。先ほど新幹線と間違えて在来線の改札に入った際、「このまま出てください」と窓口で言われ不思議に思っていたが、案の定退場記録が必要だった。

再び在来線の窓口に戻り、先ほど対応してくれた人に事情を話す。よく見ると彼の胸には若葉マーク。そういえば新幹線の窓口にも若葉マークの若い子がいた。先輩らしき人がサポートについていたけど、それでも現場はそれなりに混乱していた。若葉マークの子たちが連休明けからの配属であることを祈るばかり。

先ほど新幹線の窓口で乗車券が特急券か、どちらかを買い直さなければいけないと言われたが、みどりの窓口では何も言われなかった。試しに新幹線の改札をピッとしてみたら普通に通れた。

新人デビューの季節に加え、福井は新幹線開通から間もないわけで、先輩たちもまだ不慣れなことが多いはず。おまけに若葉マークの新人が配属されたとあっては、そりゃ現場は混乱する。

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そんなこんなで無事新幹線に乗れたわけだけど、あたふたしている駅員さんたちに対して寛大な気持ちでいられたのはわたしに時間の余裕があったから。次の新幹線まで待ち時間があるわけで、急いでも仕方がない。だから悠長に構えていられる。予定通りに行動するためではなく、人に嫌な態度を取らないためにギリギリ行動を避けることがとても大切だという教訓を得た。

結局、福井駅から東京駅に到着するまでに4時間もかかった。座り過ぎて足がだるい。

3週間ぶりの自宅は郵便受けから郵便物が飛び出していた以外いつも通り。パキラも無事でよかった。

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