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山形だしの冷や奴。きゅうり、みょうが、オクラで作る「暑気払いおかず」

料理が好きだし、こういう仕事をしているわたしだけど、やっぱり真夏のごはん作りは、暑いからなるべくサッと済ませたいものです。

郷土料理の「山形だし」って知ってますか?
夏野菜とネバネバを混ぜ合わせた醤油味の具沢山タレで「ごはん・豆腐・納豆・そうめん」が最高にススム夏の定番おかずです。

|からだの熱をとる「暑気払いおかず」

「山形だし」のレシピは多種多様で、「100軒の家があれば100種類の味がある」と言われています。

基本の具材はきゅうりやなすなどの夏野菜で、これにねぎや玉ねぎを入れたり、山芋やオクラ、納豆昆布などを混ぜて粘りを出したりするそうなんです。

はじめて食べた時は、とても感動しました…!
暑くて食欲の落ちる季節にピッタリの「ツルンと爽快な味」で、冷や奴にのせて食べると、スーッとからだの熱を下げてくれるんです。
まさに、暑気払いにぴったりなおかずだなって。

「暑気払い」とは?
冷たい飲み物・食べ物、漢方を摂取したり、プールや海水浴にいったりすることで体内に溜まった熱気を払い、元気に過ごすこと

暑気払いとは?

|作り続けるために「材料3つ」だけ

最初は、ナス、きゅうり、シソ、しょうが、みょうが、がごめ昆布、長芋など野菜をたっぷり入れて作っていました。
けれど、5年ほど作り続ける間にどんどん材料を減らし、材料3つのごくシンプルなレシピになっていきました。

なぜかと言うと、材料をたくさん揃えるのはちょっと面倒だから。

みじん切りにするから、野菜は3つまでなら「また作ろ」ってモチベーションが続くから。

がごめ昆布とかわざわざ買っても、結局使い切れないので…。おうちにある調味料だけで作るようになりました。

そんなわけで「山形だし」のレシピをご紹介しますね!

|材料(作りやすい量)

きゅうり 1本
みょうが 1本
オクラ 2本
醤油 大さじ2
酢、はちみつ 小さじ1
かつお節 1パック(2g)

|作り方

オクラ2本に塩ひとつまみ(分量外)をまぶし、まな板の上でゴロゴロ転がして産毛を取ります。サッと水で洗い流してからヘタを取って、みじん切りにします。

きゅうりとみょうが各1本も粗みじん切りにして、オクラと一緒に保存容器に入れます。

醤油 大さじ2
酢、はちみつ 各小さじ1
かつお節1パック(2g)を入れて、粘りが出るまでよく混ぜれば完成です。

砂糖じゃなく「はちみつ」だとコクが出ておいしいんです。ない場合は、砂糖で大丈夫です。

なんと、青唐辛子入れると◎ですって!

水気を切った豆腐にお好きなだけのせて召しあがれ。
作ったものは、冷蔵庫で3,4日以内に食べ切ってくださいね。

|ごはん・豆腐・納豆・そうめんが最高にススム

納豆に「山形だし」をいれて混ぜ、ごはんにのせる
そうめんの具としてもピッタリ

▼サッと作れて火を使わない1分おかずは夏に必須です。

|思春期っぽい「冷や奴」の記憶

ここまで読んでいただきありがとうございました。

実はわたし、冷や奴をしょうがと醤油だけで食べるのが嫌なんです。

中学生くらいの頃、父が毎晩のように「夏は冷や奴、冬は湯豆腐」を食べる姿を見てたのですが、当時はニキビに全力で悩んでいたので、少しでも多くのビタミンを食事から摂らねば…!と躍起になっていたんです。

豆腐としょうがと醤油じゃ、ちっともビタミン摂れないじゃん、って、ふてくされていた記憶があります。思春期っぽいですね(笑)

作ってくださる方がいらしゃれば、コメントやインスタグラムで教えてもらえたら、とっても励みになります。

発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。

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