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自問自答やってみた①


自問自答ガールズの皆様、はじめまして。
前置きがたいそう長くなったので、コンセプト決めだけ読みたいわって方は目次からどうぞ。

Twitterから来てくれた友達その他の皆様、自問自答ってこの「コンセプト作り」のことです。


自己紹介


32歳、152cmやせ型。
埼玉県杉戸町出身、岐阜県高山市在住。
会社員で、夫と子ども(2歳)の3人家族。

noteで自問自答ファッション通信を1年くらい愛読していて、でも本当に読むだけ。
自分はファッションにそこまで興味がある訳でもないし、お金もかけられないし、という感じでした。

なぜしっかり自問自答しようと決めたのか


今年の春頃から、私はモヤモヤモヤモヤしていました。人生最大のモヤモヤ期です。
一言で言えば「これから何を目指したいか分からない」。

子どもの頃は本を読むのが何よりも好きで、作家になりたいと思っていました。
でも大学で文芸創作を専攻してみて、自分には書きたいものがそんなに無いこと、おまけに筆がめちゃくちゃ遅いことを痛感し。
バイトはどれも楽しかったし、働くのがわりと好きなことを自覚して、迷うことなく企業への就職を希望しました。

就職にあたって目指したのは「働くお母さん」。
すぐにでも子どもが欲しいという感じではなく、将来的には結婚して子どものいる家庭が作りたいな、でも仕事もしてたいな、という程度。

めでたく仕事が決まり、いい人を見つけて、引っ越して転職して子どもを授かり。
産休育休を取って仕事復帰したのが去年の春で、丸一年は日々を過ごすだけで精一杯でした。


そして今年の春。そろそろ育児と仕事以外にも何かしたいなという気持ちになって、着付教室に通い始めました。

でもその一方で、やたら元気な時期と無気力な時期が波のように来るようにもなり。
子どもが保育園を休まなくて済むから、去年と比べてかなり長時間働いているのに、なぜか「自分はあれも出来ない、これも出来ない、申し訳ない」という気持ちでいっぱいになったり。
その対策として、瞑想してみたりオンラインカウンセリングを受けてみたり。

夢が叶ったはずなのに、何故か息苦しくてつぶれそうな日々。

そんな時にふと目に留まったのが「自問自答ファッション通信」でした。

キラキラした笑顔が目に浮かぶような文章。
でもその明るさは、根拠のないポジティブ由来ではなくて。
きっちり悩んで答えを出したことから来る自信。ファッションという視覚第一の世界にいながら、片目の視力をほぼ失ったことを受け入れた強さ。
その上で「人を喜ばせることが自分の喜びになる」と言えること。

もう、子どもの頃に物語を読んだ時と同じくらい、あきやさんの世界にどっぷり浸りながら読みました。
ほとんどが前に読んだことのある記事です。でも、夢中になれる深さが全然違いました。
そして読む記事が尽き、水面に顔を出して大きく息を吸ったような気分で、私は「自問自答、ちゃんとやってみよう」と思ったのでした。

自問自答やってみた


まずは本を購入しました。これですね↓↓

読んでいる途中から「似合う・好き・なりたい」を書き出してみたい!とうずうず。
旦那が子どもを連れて出掛けてくれた、2時間くらいの自由時間にばーっと書き出しました。
それでも何か足りない感じがしてスキマ時間に書き足し、3日目くらいでひとまず完成。

以下、手書きメモからざっくり抜粋

『似合う』
まじめ、きちんとした、ベーシックカラー(黒・紺・グレー)、濃いめのビビッドカラー(赤・オレンジ・緑・青)、着物、小さめの鞄、丸いトウの靴、トップスはふわっと足はタイト、膝丈スカート

『好き』
よく見ると遊び心、文具、漫画、動物(地味めな鳥・鹿・ひつじ・犬・うさぎ・ヤギ)、和(派手な和柄は×)、粋、手仕事、キラキラ、水族館、図書館、新しいものを知ること、ちょっと良い物、手間を省く、無駄をなくす、電子機器、料理、フェリシモ、イギリス、北欧、ムーミン、ブルーナ、ポルカドットスティングレイ、吉井和哉、サカナクション、米津玄師、星野源、YOASOBI

『なりたい』
親切、感じがいい、明るい、仕事ができる、頼りがいがある、安定している、整っている、上品、マダム、姿勢が良い、きれい、格好いい、ちょっとしたかわいげ、親しみやすい、新しい物も取り入れる、多様性フレンドリー、清潔感、誰かのかかりつけのお医者さん、若々しいおばあちゃん、一流ホテルのルーム係、「GENTE」に出てくるようなウェイター、椎名林檎、perfume

…予想通り、「好き」の方向性が色々。
そして意外と「なりたい」も色々。
結局、何になりたいのよ私。コンセプトが決めにくいじゃない。
自分に文句を言いながら、これはというキーワードを選んでみます。

「遊び心のある、一流ホテルの女性ホテルマン」かな。
でもなんか違うな…と寝かすこと数日。
お風呂に入ろうとした瞬間、ふっと「女将さん」のイメージが降りてきました。

私がTwitterでフォローしている方々の中に、旅館と扇屋の女将さんがいます。
二人ともTwitterをやっているくらいなので新しい物事に積極的だし、気取っていません。
でも根っこの所では、歴史ある物にしっかり根を張り、凛と背筋の伸びた「女将」と呼ばれる方々。

いいな…確かに自分的には理想の姿。
それに今の私は会社員だけど、数年のうちには夫の家業に入る予定なので、立場としても近い感じがします。
おまけに着物とか和の要素もあるし、椎名林檎みもある!

ということで、私のコンセプトは「親しみやすくて遊び心のある女将さん」に決まりました。

まだ「これで完璧!」という感じはなくて、しっくり度は7割くらい…?
「なんかもっと入れる要素がある気がするけど、今は思い出せない」って気がしています。

あと「女将」って着物のイメージになっちゃうので、洋服にどう転換するかも課題。
着物も一応自分で着れるんだけど、時間もかかるし動きにくいしクリーニング代がね…(本当どうにかならないかな。1回1万とか飛ぶらしいのよ)。

長めのタイトスカートはそれっぽいかな。でも子どもがダッシュしたら追いつけないから、違う物に置き換えるなら…?
今持っているのは「若手営業員のファッション」なので、その中でどれを残してどれを手放す?
出せる資金の中で、揃えるアイテムの優先順位は?

考えることは沢山だけど、「なりたい」が見えただけでもホッとしました。

以前は何も見えない所でどっちに行くべきか分からず迷っていた

今は沢山あるドアのどれから開けようか迷っている
ってくらい気持ちが違います。

よしよし、コンセプトも決まったし、「女将」にふさわしい品質の物をじっくり自問自答して揃えるぞ…!

と思った数週間後、近所でふらっとプチプラの服を買った(けど後悔はしてない)ので、その話をまた近々書きます。

つづく

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