見出し画像

道具としてのICT

「ICTはあくまでも道具であって、使うことが目的になってはいけない。」

みなさんも一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか?

ICT教育が叫ばれる昨今、よく耳にするようになったこの言葉ですが、なんだか良くも悪くも利用されているような気がするのです。

今日はこのことについて考えてみたいと思います。

もちろん、この言葉自体は物事の本質を捉えていますし、多くの人はこの意見に賛成だと思います。私自身もそうです。

ですが、ICT教育に消極的あるいは抵抗感が強い教員によって、この言葉が都合良く利用されてれいる気がしてなりません。
つまり…
この言葉を言い訳に「思考停止」していませんか?

あくまでも私の個人的な経験ですが、ICT教育に消極的な人は、たいていこの言葉を口にする傾向があります。笑

「ICTを使うことが目的になっちゃダメだ!」だから自分はICT教育に反対だ!」と。

いや、この「だから」は「だから」になってないでしょう!!!

言うのであれば「ICTを使うことだけが目的のICT教育には反対だ!」ではないですか?

そもそもICT教育に一生懸命な先生方は、ICTを使うことを目的になんかしていないと思います。
少なくとも私がこれまで出会った先生方は、「もっと良い教育がしたい。そのためにICT教育が必要だ」という考え方をしている方ばかりです。

そして、「道具としてICTをどのように効果的に使えるんだろうか?学びを最適化する良い方法はないだろか?」ということについて日頃から一生懸命学んでいます。
ネットで情報収集をしたり、ウェビナーやワークショップで勉強したり…
さらには他の教員に向けて価値のある情報を発信してくれたりする方々もいます。
そういう先生方を、私は本当〜に尊敬しています!

「ICTを使うことが目的になっちゃダメだ!」だから自分はICT教育に反対だ!」と考えている人がいるのなら、私はこう言いたい。

・あなたのICT教育のイメージと定義を改めませんか?
・そんなことを職員室でぺちゃくちゃお喋りしてドヤ顔している時間があるなら、1つでもICTの活用方法を勉強しませんか?
・ただ自分が変化したくないからといって、都合よく言葉を並べるのはやめませんか?

ICT教育について少しでも学び始めたら、きっと今まで想像もしなかったこと・今まで無理だと諦めていたことが教室の中で実現できることに気がつくと思います。私もそうでした。

そして、もっともっと子どもたちのためになる良い教育が出来ると思います。

日本の先生方、一緒にがんばりましょうーー!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?