おひとりさま紀行〜仲春の品川編〜
火曜日のこと。
帰ってきた夫から「明日は家でリモートワークにする」と言われた。
夫が家で仕事をする際は、静かにしなきゃとか色々気を遣ってしまうので、私は外で過ごすことにしている。
というわけで急遽お出掛けをしてきた水曜日の諸々。
おそよう日本
10時起床。
すでに仕事用のパソコンを広げていた夫に朝の挨拶をすると、なんだかニヤニヤしている。
「運用してる資金の株価を今確認してみたら、1.6倍になってたんだよ」
そいつぁ景気の良いことで。
株高の影響を初めて実感したかもしれない。
夫の昼食を冷蔵庫に準備してから身支度に取り掛かる。
今日は寒いし風が強いから防寒重視、マスカラは無し。
「夕方には帰ってくるねー」
「いってらっしゃい」
さぁおひとりさま紀行の始まり。
品川駅
12時前に到着。
まずはランチで腹ごしらえをしたい。
アトレ品川のレストランフロアをぐるりと回ると、ほとんどのお店が満席。
品川は会社員の街なので、平日の昼はランチ難民で溢れている。
でも大丈夫。
私がとっておきの穴場をご紹介します。
バーでランチ
アトレ品川4Fにあるモンド・バー。
実はここ、ランチもやっているのです。
外観は完全にバーのため、昼に入りにくい雰囲気を漂わせているせいかランチはいつ行っても大体空いてます。
超穴場。
店内はシックで店員さんも落ち着いている方が多い。
扉の防音性が非常に高いので、フロアのザワつきが一切聞こえてこない仕様。
おひとりさまで行くと高確率で窓際の席に案内してもらえます。
ランチメニューがこちら。
メインの料理にライスorパン・サラダ・スープ・コーヒーor紅茶が付いてきます。
今日はリブロースの和風ステーキ&アサヒ熟撰をセレクト。
もちろん410mlで!
この美味しさを伝えられない私の写真スキルの低さが憎い。
レアで提供されるリブロースの柔らかいこと…!
そんじょそこらのステーキ屋よりも絶対に良い肉です。
¥1,600で提供して利益が出るのか心配になってしまうレベル。
食事にもしっかり力を入れているバーなので、ランチ利用でも安心して訪れて頂きたいです。
もちろん昼からでも銘柄ウイスキーや複雑なカクテルも注文可能。
20代の頃から通っている私が自信を持ってオススメするお店。
ご馳走様でした。
映画を見よう
品川プリンスホテル内にある映画館。
ここは水曜日がサービスデーとなっており、通常¥2,000のところ¥1,300で映画が見られる。
そんなわけで水曜日に時間がある時は映画を見ることにしているのだ。
今回の作品はこちら。
マシュー・ヴォーン監督の「アーガイル」。
最っ高に馬鹿馬鹿しくて最っ高にクレイジーなスパイ映画。
これは観る人によって評価がかなり分かれそう。
まず、普段からジョークが通じない人には絶対に向いていない。
多分本気で怒っている真面目な映画評論家とかもいるんじゃないだろうか。
でも「こいつらwwwいいかげんにしろwww」とか心の中で一々ツッコミを入れながら観れる人なら楽しめる。
私はめちゃくちゃ楽しめました。
フィギュアスケートをしながら敵を倒すスパイ映画って史上初じゃないかな。
イナバウアーもあるよ!
設定もストーリーもぶっ飛んでるのでリアリティが全くない部分もある。
けれど伏線をしっかり回収しながら着地点に向かっていき、最後には観客が笑顔になれるまとめ方をするヴォーン監督は流石としか言いようがない。
あと音楽が凄く良い。
バリー・ホワイトの「My Everything」が映像と共に脳内に残りすぎて、映画観終わってからも音楽配信で検索してずっと聞いちゃった。
てか今も聞いてる。
続編も決定している模様。
絶対に観る!!
桜を見つける
もう夕方。
「そろそろ新しいお花買わないとな〜」と日比谷花壇に寄ると、桜を発見したので思わず購入。
桜はまだ蕾。
これが咲く頃にはロイくんと会えるといいなぁ。
夕食
家に帰って夕飯の支度。
今日は美味しいランチも食べられたし、映画も楽しかったし、良い日だった。
これでロイくんから連絡が来たら最高だったんだけど、それは望み過ぎなのだろう。
品川駅のコンコースで、男性同士で腕を組んでいる若いカップルを見た。
良い時代になったなぁと思う。
みんな自由に恋愛したら良いじゃない。
好きな人に「好き」と言える時間の、なんと尊いことか。
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