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ドラマ【おいハンサム!!2】名台詞集

2024年4月期フジテレビ土曜ドラマ「おいハンサム!!2」より、心に残った台詞をまとめました。
最終回まで、放送毎に当記事を更新していきます。


●作品情報

公式サイト

●名台詞集

第1話

仕事は私、雑談は若い子

「仕事は私、雑談は若い子。そういうことか。」

「おいハンサム!!2」第1話 - 伊藤由香

職場で男性社員が若い女性社員にデレデレしている様子を見ながら由香が呟いた心の声です。
だからといって腹を立てるわけでもなく、嫉妬するわけでもなく、"そういうもんですよね"と冷めたトーンでの呟きが笑えたシーンでした。

見た目に引きずられるな

「手書きのメモは信用しないのに、パソコンで打ち出された資料は信じてしまう。見た目偉そうな人を中身も偉いと思ってしまい、自己アピールが下手な地味な人は下に見てしまう。そういうことはないか?見た目に引きずられるな。見かけのいいもの、ピカピカツルツルしたものは確かに目を奪われがちだ。でも、そういうものだけを求めては、見失うものだってあるんじゃないか。そのツルツルピカピカしたものの陰に、大量のゴミや無駄が生み出されているのかもしれない。娘たちよ、安易に人を見くびってはいけない。軽く見ていた人が実は中身の伴った人だったり、気の毒に思った人が実は私達よりずっと幸せだったりするかもしれない。時代は変わる。尺度は変わる。流されるな。分からないことを批判するな。視野を広く持て。」

「おいハンサム!!2」第1話 - 伊藤源太郎

源太郎が家族会議で娘たちに話した事です。
完璧にプレゼンをした営業の資料が実はAIで作成し上っ面だけ整えたものだった。
いまいち仕事が出来なさそうに思っていた営業が、想いを込めた誠実な仕事をしていた。
ひとりで寂しく虚しそうだと思っていたご近所さんの女性が、在宅で仕事をしながらも自分らしいひとときを過ごし暮らしを満喫していた。
人は人のほんの一部しか見ていないし、見せていない。
ほんの一部から何かを決めつけたり否定するのは、とても虚しく無意味なことです。

第3話

当たり前にちゃんと食べられる人間が生き延びる

「いいか。一旦ことが起こったら、それに臨むにあたっては、ただいたずらに時間を過ごすより、まず腹ごしらえをすることが先決だ。平時でも有事でも、当たり前にちゃんと食べられる人間が生き延びるんだ。
うちの新人研修でも、参加者が慣れない厳しい環境で心や体がへこたれて、食べる量が減ってしまったり逆に増えたりしていないか、そこを一番見てるんだ。そうやって人材を見極めてるんだ。
ビジネスという戦場で、プレッシャーをものともせず平常心で戦っている伊藤さんを、尊敬し信頼しています。」

「おいハンサム!!2」第3話 - 久富

取引先とのランチ会食にうな重を取り寄せていた源太郎だが、トラブルが発生し、結局誰もうな重を食べず、昼食を抜いて対応にあたった。
そんな中でひとり、うな重をしっかりと食べた源太郎に対して、取引先社員が苦言を呈する中、あらわれた取引先の本部長・久富が、自社の社員に対して諭すように言った台詞です。
ごはんを食べるって、とても大切で。
平時でも有事でも、どんな時も当たり前にちゃんと食べられる人が結局強い。
うな重を食べて源太郎が責められるシーンはくすりと笑えるものでしたが、第3話のテーマ、「ちゃんと食べる」ということ、その強さが、とても響いた台詞でした。

第5話

確かに半分こだった

-原「こういうのって、完璧に半分って絶対無理じゃないですか。だから、分ける人と選ぶ人を別にしたらいいんですね。じゃんけんで勝った方が分けて負けた方が先に選ぶとか、負けた人が分けて勝った人が選ぶとか。分ける人は出来るだけちゃんと分けようとするし、選ぶ方は納得する方を食べられる。それが一番お互い嫌な思いしないでしょ。そうやって世界も平和にならないですかね。」
-伊藤里香「全然半分こじゃないのに、確かに半分こだった。」

「おいハンサム!!2」第5話 - 伊藤里香

たい焼きを誰かと半分こする時、絶対にぴったり半分には割れない。
そんな話をしながら姉妹でしながら、里香が思い出したのは、原とたい焼きを分け合った時の原の言葉です。
物理的には全然半分こじゃなくとも、心理的な半分こで、人は納得するし、満たされる。
なんとなく心がじわんと温まる言葉でした。

第8話(最終話)

ラーメンのトッピング全部乗せみたいな人

「そういえば、この前里香が高校生の時ちょっとだけ付き合ってたあの人見かけたよ。ラーメンのトッピング全部乗せみたいな人。なんか、うるさいくらい各パーツ美しくて、美味しいはずなんだけど、総合的に見ると結局過剰で美味しくない。そんな感じじゃん?」

「おいハンサム!!2」第8話(最終話) - 伊藤由香

三姉妹の会話の中で由香が言った言葉です。
たとえが妙で印象に残りました。

とりあえず選ぶ。とりあえず選ばない。それでいいんじゃないか。

「人生の選択は簡単ではない。選択肢がたくさんあるということは幸せと言える。しかし選択肢が少ないこと、ひとつしかないことが不幸せだとも限らない。人は、選択肢が多すぎると決断出来なくなり、思考停止、選べなくなってしまう。完璧に選ぼうとして後になってその選択結果が正しかったかどうか、不安にもなり不満も残りがちだ。むしろ自分にはこの道しかないと思える人生の方が、幸せなのかもしれない。だから、とりあえず、選択肢は置いておいて、自分が本当は何を望んでいるのか、自分にとって必要なものは何なのか、幸せとは何なのか、虚心坦懐、素直になって考えてみるといい。完璧な選択なんてない。だから、とりあえず選ぶ。とりあえず選ばない。それでいいんじゃないか。選ぶことは大切だ。しかし、正解を求めすぎるな。自分の選んだ道を正解と思えること、正解にしていくこと、それが大切なんじゃないか。やり直すことや立ち止まることは、いつでも出来る。だから、とりあえず選んだら、とりあえず歩き出しなさい。そして、何度も言うが、自分の選択の責任は自分でとること。それだけは覚えておきなさい。」

「おいハンサム!!2」第8話(最終話) - 伊藤源太郎

源太郎が悩み多き三姉妹にかけた言葉です。
選択のひとつひとつが人生を作る。
その重みが理解出来るようになればなるほど、選ぶことと選ばないことに対して、臆病になってしまう。
"とりあえず"でいい。
お父さんの言葉に、少し心が軽くなる三姉妹でした。




以上、ドラマ「おいハンサム!!2」の名台詞集でした。

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