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ネームのやりよう(2023/10/26の進捗)

【今日までの進捗:36ページ中8ページまでネーム完了】

編集さんからプロットこれでいいのでネームやりましょうって言われてからクリスタ開くまでに5日かかったしクリスタ開いてから描き始めるまで3日かかった。ネームが嫌いだ。

実は商業デビューして必要にかられるまで、ネームをケツまで描けたことがない。
同じ絵を何回も描くのが嫌いで、同人誌を一番描いていた時期などは作業は「直」だった。ページ数を決めたら白紙の原稿に行き当たりばったりで描き始める。最盛期は下書きもしてなかった。
そんな調子で9割二次創作とはいえおおよそ50冊も出してるんだからある意味すごい気はする。

とある流れで知った菊地秀行先生のブログ記事で「『書ける力』はあるが『書き抜く力』がないのでデビュー前に長編小説を書き終えたことがない」といった話をされていて、アッこれ自分もそうかも…となった。
お金がほしい!で魔界都市〈新宿〉が出てくるのはなんも一般的な事例じゃないけど。


それはそれとして、なんぼ嫌でもなんとかやらないとその次に進めない。
どうにかしてやるか…。

今、対策として試しているのは以下の通り

①コマ割りを先にやる
先日、青井タイル先生がご自身の作業手順を紹介されていて、その中で「コマ割りの型を先に作ってしまう」というのが目からウロコだったので、一部取り入れられないだろうかと思って試している。
自分の思考の順序が展開→絵面→セリフなので、よくある「まずはセリフを流し込む」という方法があまり合わなかったのだけど、コマ割りなら展開はすでに思いついているのですぐ着手できる。

②少ページのブロックごとに分けて考える
先日、同人誌を3年ぶりに出せたのだけど本編が10pに満たない作品だったからというのが一番大きい気がする。なので36p漫画ではなく6~10pの漫画がいくつかあると考えてみることにした。小さなゴールがあるとかなり見通しが立てられていい気がする。①と合わせるとどこに見せ場のコマを持ってくるか設計しやすいのもかなりメリットだ。

③ペンを赤にする
根本的に絵を描くのが遅いのもネームが進まない一因と考えていて、それの長期的に取り組む改善策として最近ジェスチャードローイングをはじめた。
著書や動画講座がとても良かったので、その分野では有名な砂糖ふくろうさんのオンラインサロンに参加したのだけど、そこで氏が「スケッチが気乗りしなくなった時期に赤は闘争心の湧く色なので赤いペン使うようにしたらもりもり進むようになった!」的な話をしていて、(スケッチではなくてネームだけど)ものは試しと真似をしてみた。
不思議なことに、今のところこれが一番効果あったかも。平日仕事終わったあとの余暇だけで8ページも進んだのはなかなかすごい気がする。なんか黒いペンでやるより画面が埋まっている感がすごい。


これらが功を奏して少しでもネームが楽になったら儲けたものだ。
前回提出したネームがボツになった時にかなり精神的に堪えたのだが、修正含めるとネームが完成するまで数ヶ月かかっており、徒労感が大きかったのは時間がかかったせいも多分にある。

先日、以下のような発言をして小バズしたのだけど

かなり自分に言い聞かせているところがある。

もっと描いては捨て、描いては捨て出来るくらい筆が速いと楽なんだろうな。とりあえず、今やっているネームをそう遠くないうちに終わらせたいと思う。


あっ、弐瓶勉先生の新作の「タワーダンジョン」良かったです。
タワーダンジョンめちゃめちゃファンタジーだけど、大雪海のカイナが映画でちゃっかりSFしていたのでこれもどうなっていくかわかんなくて楽しみ

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