AGIの夢
最近のAIは凄い。chatgptを始め、deepl、Alexa、…と各方面に凄まじいインパクトを出している。このサムネだってAI製だ。電話交換手や馬車の運転手が消えたように、古き者の淘汰は、時間の問題に思える。
そういう進化によって、今の繁栄がある。僕は、より一層の変化を望む。
AIは神ではない。あくまで、爆速でパターン認識を高めているに過ぎない。当然、パターンを学習する必要がある。そのデータセットは誰が提供するのか。無論、人間である。
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AIが創作して人間は肉体労働に準ずる、というディストピアが、現実味を帯びてきている。
しかし、僕は、将来的に汎ゆるアートがAIの手に落ちようと、全く問題ないと思っている。それでも自己実現の欲求は残るし、人間は適応するハズだ。そのとき初めて、人間は真にオリジナルなアートに目覚める。
ただ、それは現実ではないように思う。汎ゆる技術が、どんなに研鑽を重ねようとも、即座に陳腐化されるなら、誰が技術を磨くのだ。
イラストや音楽の無断学習は、却って進歩の枷になるのではないか。
ユートピアは美しいが、現実ではない。
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そういう訳で、その先にある汎用AIも夢に終わる気がする。これに関しては、まず「意識とは?」という問題もある。
シンギュラリティは夢なのか。神が死んで久しい。もはや国家的幻想もない。空の玉座は混乱を生む。早く神を見せてくれよ。
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