見出し画像

👁眼科に連れて行く 7/4(火)

高齢認知症一人暮らしの母だが、短期記憶はもう相当やばい。
が、珍しく前々日に眼科に連れて行って欲しいと言われたので、午後からは仕事だが午前中朝一に連れて行くことにする。

玄関先の荷物

行ってみると、玄関先に荷物が準備してある。
が、声を掛けても
「ちょっと待ってガスを消したか忘れた」
東と言いながら3回ほど屋内に戻っていき、荷物も
「何がいるとね」
と5回くらい繰り返して、確認がエンドレスリピートである。

何度も行っている割と近場の眼科だが、
「あんたどこに行きようとね」
と聞かれ、病院の駐車場に着いて降りたら、入り口は目の前なのに
「どこに行ったらいいとね」
と聞く。
そこだ。

待合室で待っていたら、母がやたらと新聞を読んでいる。
どうした,と思ったら、東京の官僚の人事異動を気にしていたらしい。
そんなもの、新聞で調べたことはなかったな、しっかりしているのかどうなのか。

待合

検査の目薬で瞳孔を散瞳したら、見えなくなったようで、半分寝ていた。

本当に色々怪しく、薬局の受付前で
「ここに何しに来たとかね」
と言われて
「処方箋出して」
という返事をしたのは明らかに噛み合ってはいなかった。

無事帰宅

だいぶ衰えが見える母だが無事帰宅。

通帳を持って登場

夜用事があってもう一度来たところ、母はもう一度うろうろしていた。
何かと思ったら通帳を掴んでいる。
カネの話をしに来た。
「あんた投信を売ろうと思っとるとよ」
ハイハイハイハイ。
母は最後の自分の執着の強い投信を一つ残している。
2年ぐらいずーっと「売ろうかどうしようか」という話をされて耳タコである。ちょっと飽きた。
死ぬまで持っとけと思わんでもない。

本日はじわじわでなく、割と顕著に衰えが感じられる日であった。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。