余韻を楽しむ一日。
耽るつもりは微塵もなかったのに、ここ数日の間、読書に熱中していた。
今年の抱負の1つに、「1カ月に5冊は本を読む」というのがある。
だからというわけではないけど、Kindle Unlimitedで何か読みたいなぁと思っている時に、「純喫茶トルンカ」という本に出会った。
正直、読書はハマれば没頭するぐらいで、著名な作家さんを知る訳でもなければ、たくさん読んでいる訳でもない。
でも、ごくたまに小説を無償に読みたくなって、今回は「純喫茶トルンカ」というタイトルに惹かれてサクッとダウンロード。
って軽い気持ちだったのに、ハマりにハマって、一気に読みたい。
スマホを手からはなしたくないぐらいに没頭。
昨日だって、旦那さんのMRI検査の間中、近くで朝ごはんを食べながら本を読んでて時間はあっという間にどこかに行ったし。
今朝だって、スペイン語のクラスの前にちょこっと見直しをしときたい欲よりも、読みたい欲が買って、続編の「しあわせの香り 純喫茶トルンカ」まで読み切ってしまった。
それぐらい、私になにか、ピタッとハマったの本だった。
色んな年代の人の心の中で起こっていることの描写。
恋愛としての想いだけでない、人として誰かを想うような雰囲気。
古い喫茶店の雰囲気を表す表現や、鼻に今にでもふわっと香りそうな珈琲を淹れる描写。
とにかく全部が好きな本に出会えた。これは一時帰国中に、文庫本を買う勢い。
嬉しいばかりじゃなくて、苦い想いや後悔もある心の動きに本を通して触れる。動きもなく地味かもしれないけど、とても豊かで満ちてた読書時間。
その半面、頭のどこかでは、「ちょっとサボりすぎじゃない?やること山積みなのにこんなことしててええん?」とも思うけど。
でもそれより、この満ちて豊かな感覚は、純粋に自分も居心地がいい。ちょっと丸くなった気分。
感じていることは、意識してもしていなくてもふとした行動や言葉に出るんだろうな、とふと思う。
というか、ぜひともそうであってほしいし、そうなんだろうなって思った。
それを忘れるんじゃないよっていう、今日のメッセージカード。
タロット短歌はこんな感じ。
立ち止まって思い出す時間の贅沢さよ。マインドが心地いい方向でくつろぐ。
すると、自分も周りの人も含めて、「こういうところがいいよね」っていうのに素直に目が向く感じ。
余裕がないと、沸き起こりづらい感覚だと思うし。
これが久しく感じるのは、「自分にしっくりこない像」を追っかけてちょっと頑張りすぎていたのかもとか思ってしまう。
そんな感じに満たされてるからか、メッセージカードも、「その感覚を養えばいいんじゃない?」って雰囲気の、個や熱を先へと紡いでいくようなワンド3。
背景だって、人とのやり取りを言い表すように、物質的な要素をやり取りを表すようなペンタクル2。
淡々と繰り返してるような行動にも、どこかその人の心や想い沁みて影響があるんだろうなぁとふと思ったりする。
なんとなく、どことなく、優しくなれているといいな。
今日は詰め込みすぎずに余韻を楽しむ一日としよう。
最後の最後までお読みいただきまして、ありがとうございました! 良い息抜き時間になりましたように。