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【ハコヅメ~交番女子の逆襲~】には本編の途中で読むべきスピンオフがある!

警察官の日常を描いたお仕事漫画「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」には、単行本17巻と18巻の間で読むべきスピンオフ作品があるんです。

内容がシリアスすぎてスピンオフ扱いになっているという「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」は、本編の内容にかなり関わってくる重要な作品。公式の帯に18巻を読む前に読んでください!!と入れる必要があるレベルで必読の書です。

その他にも「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」の関連本をまとめていますので、すぐにそこだけ読みたい!という方は目次から「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」を読む順番へ!

「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」感想

警察モノは今や一大ジャンル。古今東西、小説からドラマや映画に至るまで、ジャンル問わずたくさんの作品があり、ファンも多いのではないでしょうか?

そんな警察モノの中で今最も熱いのが「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」です。永野芽郁さんと戸田恵梨香さんでドラマ化もされました。

この「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」の原作漫画がすごいんですよ。まさに警察モノの固定概念をぶち壊す作品。

主人公は交番で働く新人女性警察官。

高校卒業したての警察官から飛び出す愚痴や下ネタ満載のストーリーは、妙に人間臭くてかなりリアルです。

登場する警察官は、警察モノでお馴染みの刑事だけではないんです。

道で遭遇したらなんとなく身構えてしまう交通課、実は身近な犯罪を取り締まっている生活安全課、平時は何してるのかわからない機動隊など、それはもうたくさんの警察官が登場します。

元警察官である作者によって描かれる警察官たちは、血が通っていてとても魅力的。夜勤明けの訓練はだるいし、事件が続くと帰れないし休めないし眠れない。疎遠になっていく友人、崩壊する家庭、親の顔を忘れてしまった我が子…。

どうしてそこまでして警察官を続けるの?と思うような場面も多いのに、不思議とその仕事への誇りと愛着が見えるのがおもしろいんです。

著者は警察官という仕事をもっと知ってもらいたいという気持ちでこの漫画を書き始めたのだとか。だからなのか、作中で起こる事件はある意味身近なものばかり。

そんな日常が続く中で突如発生する凶悪事件に身がすくみます。テレビや小説の中でしか見たことのない殺人事件や覚せい剤事件、立てこもり事案にひき逃げ事件。

そんな事件を追い、犯人を捕まえ、被害者と接するのが警察官なんですよね。

犯罪が起きやすい状況や、いざ被害に遭った時にどうすればいいのか、警察はどういう手順で捜査をするのかということを知ることができるのもこの作品の魅力です。

とはいえ「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」は全く堅苦しくないです。ギャグとシリアスの割合は7:3くらい。

おもしろくていつまでも読んでいられる「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」ですが、非常に残念なことに203話で一旦完結してしまいました。

著者曰く「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」はいつまでも描き続けられるから、1回他の作品も描いてみたいというのがその理由だそうです。

ちょうどおもしろくなってきたところだったので残念…。でもこれは言うなれば第1部の完結。まだまだ回収されていない伏線もあるので、きっと連載再開する日がくるでしょう!

「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」を読む順番

最後に「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」を読む時のおすすめの順番をご紹介します。

現在出版されている「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」関連の書籍は以下の3つ。

  • 「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」全23巻

  • 「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」

  • 「『ハコヅメ』仕事論 女性警察官が週刊連載マンガ家になって成功した理由」

そしてそれらを読むのにおすすめの順番がこちらです。

1.「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」1~17巻

まず読んでほしいのが単行本の1巻~17巻。

流れで18巻を手に取ってしまいそうになりますが、一旦17巻でストップしてください。

2.「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」

単行本を17巻まで読んだら、次に読んでほしいのは「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」です。

ここで重要なのが、「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」は単なるスピンオフではないという点。

「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」は、本編でやるには内容がシリアスすぎるという理由で別章扱いにされただけで、がっつり本編の時間軸に関わってきます。

単行本でいうと、「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」17巻と18巻の間にちょうど収まる内容になっているので、「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」を読まずに18巻を読んでしまうと話が少し飛んだように感じると思います。

3.「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」18巻~23巻

「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」を読み終わったら、再び本編に戻ります。ここからは安心して一気読みしてください。

4.「『ハコヅメ』仕事論 女性警察官が週刊連載マンガ家になって成功した理由」

「『ハコヅメ』仕事論 女性警察官が週刊連載マンガ家になって成功した理由」は著者の仕事論をインタビュー形式でまとめたもので、ジャンルでいうとビジネス書扱いになっています。
とはいえ「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」の制作秘話や裏設定がたっぷり詰まっているので、これは本編全てを読んだ後に読むのがおすすめ

結論

  1. 「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」1~17巻

  2. 「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 別章 アンボックス」

  3. 「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」18~23巻

  4. 「『ハコヅメ』仕事論 女性警察官が週刊連載マンガ家になって成功した理由」

この順番で読むのが最も楽しめると思います。

もちろんドラマやアニメを間に挟むのも良し、原作を一気読みしてから映像作品を見るも良しです。

私の推し、山田がどんどんかっこよくなっていくところをぜひ見届けてください!!

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