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歌ってみたが苦手だった私が歌ってみたにハマるまで 前編

注)
今回の記事は前後編に分けてます。
 私が歌ってみた動画視聴にハマるまでについて書いたものです。

・用語の説明

歌い手:
歌を歌う人(またはグループ)で、インターネット上で活動している。主な生息地はYouTubeやニコニコ動画、ツイキャス。源流はボカロ曲のカバーだが、最近はJ-POPのカバーやオリジナル曲を投稿している方もいる。

歌ってみた:
ある曲をカバーした動画や音源のこと。略して歌みた。素人、玄人、人外問わず様々な種類がある。

・歌ってみたとの出会い

 小・中学生のとき、ボカロと歌い手が好きな友達がいた。一方当時の私はネット環境が無く、ボカロも歌い手も好きだったが、本物を聞いたことはほぼ無かった。それでも、友達が休み時間に96猫さんやそらるさん(全員超有名歌い手)のCDを持ってきて、教室でこっそり流していたのは良い思い出である。私はピアノをやっていたので、耳コピに挑戦したが、難しくてできなかった笑

・初めてホンモノの歌ってみたを見る

 高校生になって家にインターネット環境が整い、「ボカロ」と「歌い手」を漁るぞ!!と意気込んだ。結果、ボカロはすんなり聞けたが、歌い手はなんか……悪く言うつもりではないがなんか合わなかった。普通は逆だが。
 合成音声よりも人間の歌に拒否感を持ったのはなぜか。歌い手の企画動画を見ると、意外におもしろくてハマった。だが歌ってみたは途中で見るのを諦めた。プロ並みに上手なのはわかるが、なぜか受け入れられない。

・歌ってみたが苦手な理由

 そこで気づいた。歌い手が苦手なんじゃなくて歌ってみたが苦手なんだと。
 突然だが、読者の中にピアノを習ったことがある方々はいらっしゃるだろうか。合唱や吹奏楽でもあるかもしれないが、先生にこんなことを言われなかっただろうか。
曲の音符ひとつひとつや記号には作者の意図が込められています。その背景も考えて演奏しましょう」
 おかげで私は曲の雰囲気を作り出す要素について考られるようになった。ありがたい。しかし転調やアレンジが加わると、どうしても同じ曲だと受け入れられないという弊害が発生した。ひよこが1番最初に見たものを親と認識するのと一緒だ。私は「ボカロ」を先に聞いて「歌い手」を後で聞いたので、「ボカロのときの世界観が反映されてない」という感覚が生じた。ただの原曲厨。今思えば、前はカラオケで軽々しく転調する人に対して「何やっとんねん」て思ってたな笑

前編はここまで。
休憩挟んで後編も読んでください。
ぜひ。

 


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