お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。
【修身教授録一日一言】読書感想②です。
「修身」という言葉は使われなくなりましたが、本書はまさに修身教授録から取り出した言葉ですので、この言葉の意味を引用します。
本書は辛辣な言葉が並びますが、時に優しさも感じます。「読書と実践」を繰り返し述べられております。逆にいうと、この時代も本を読む人は限られていたということでしょう。
修身、自分の行ないを正し修めることは、こんなにも難しいことのか。なんでこんなにも困難になっているのか。人間が「考える」ができる故に、歴史を積み上げることができ、その可能性の大きさが、逆にこの困難さをつくりだしているのかもしれないとも感じました。
優れた師への言及にぐっときました。
「ただ同じ道を、数歩遅れてくる者という考えが、その根本にあるだけです。」
格好良い。これは教える立場になった方には是非覚えていただきたい。
二度と繰り返し得ないものとわかっているはずですが、それ故にかけがえのないものだから大切にしようということには、なかなか至れません。
「二度と無い=大切」という論理めいたこと自体が勘違いかもしれません。
大切かどうかではなく、生きるのが面白くて仕方ない、これを残しては死にきれんなどの「情」の話なのかもしれません。
お読みいただきありがとうございます。