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つい〇〇してしまう。【仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方】読書感想

お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。

つい、〇〇してしまう。
そんなことありますよね。それは仕掛けられたものかもしれません。

総務はさまざまな規定やルールを作ります。お知らせに工夫をこらしますが、読んでくれません、守ってくれません……。
そんな時は、ついつい守ってしまう仕掛けを考えてみてはいかがでしょうか。

今回は【仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方】の読書感想です。

押してダメなら引いてみな。一言で言うとこれが仕掛けの極意です。
人に動いてほしいときは無理やり動かそうとするのではなく、
自ら進んで動きたくなるような仕掛けをつくればよいのです。
ただ、言う は易し行うは難し。そのような仕掛けのつくり方はこれまで誰も考えてきませんでした。
本書では仕掛けの事例を分析し、体系化。
「ついしたくなる」仕掛けのアイデアのつくり方についてご紹介します。

【仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方】Amazonより引用


【仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方】Amazonより引用

本書では「仕掛け」をFAD要件全てを満たすものと定義しています。
とても素敵な定義です。

FAD要件とは公平性(Fairness)、誘引性(Attractiveness)、目的の二重性(Duality of purpose)の二重性の頭文字からきたものです。

・公平性(Fairness):誰も不利益を被らない。
・誘引性(Attractiveness):行動が誘われる。
・目的の二重性(Duality of purpose):仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なるこ。

【仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方】

本書はさまざまな事例から、仕掛けの基本、仕掛けの仕組み、仕掛けの発想法をまとめています。「仕掛」ですがとても読みやすい本です。

仕掛けの定義とは異なりますが、職場にはさまざまな規定やルールがあります。人事評価制度もそうでしょう。
組織は「ある目的」のために集まった集団です。法の範囲内でその目的達成するために規定やルールはあるべきでしょう。しかし、知らない、守らない人はでてきます。「書いてあるでしょ!」「あたりまえでしょ!」の怒りは組織を蝕んでいきます。(面倒だから放って置くはもっと蝕みます)

つい、読んでしまう。(知ってしまう)
つい、守ってしまう。
つい、目的達成してしまう。

「仕掛学」の発想をすると、そんなことができるかもしれません。
「場づくり・しくみづくり」の総務においては必須の知識だと思います。

つい、成長してしまう。
つい、自己実現してしまう。
つい、自分も誰かも幸せにしてしまう。

そんな会社づくりもあると思います。

お読みいただきありがとうございます。

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