【短編小説】モグラ物語
1章 僕モグラ
朝起き陽の光を浴びた後、スターズを開きZoomをプレイ オールイン3回連続負けて地下労働(沢山負けて収支がマイナスになること)
僕はモグラに変わり、地球の裏側を目指すことにした
僕モグラは必死に土を掘った
《JoJo風》「モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!」
懸命に掘り続けた。しかし、僕モグラは堅いマントルにぶち当たってしまった
頑張って掘るがマントルの固さにもう爪はボロボロだ
《空条承太郎風》「モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!」
必死に掘り続けたが力尽きそうになる。僕モグラは土を掘るどころか体を動かす力も無くなってしまった。土を掻く爪ももうボロボロだ。
『ああ、地球の裏側のあの子に会いたかった・・・』
意識が朦朧とする中その子が夢に現れた
「モグラさん、頑張って!ここは幸い、チントルじゃなくてマントルよ!貴方なら必ず突破できるわ!」
(は!そ、そうだ!ここはチントルでは無くマントル!僕に取られるモノは何一つ付いていない)
そう感じだ瞬間、不思議なことに体の奥底から力がみなぎってきた
《空条承太郎 vs ディオ風》
「うおー!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!七グ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モク!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!干グ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!モグ!!」《間違い探しあり》
渾身の力を絞り切りって掘って掘って掘り続け、満身創痍になりながらやっと地上でた
ここはニューヨーク、セントラルパーク 他の場所はアスファルトのため地上に出ることが出来なかった 。朝のためランニングするひとも多い
(やっと必死に掘り続けて辿り着いた。必ずあの子を探し出し一緒にシェイクシャックのチーズ掛けフレンチフライを食べる)
しかし、体力は既に限界に達している ランナーが多い通りを渡って、モグラから人間の姿に戻らなくては・・・
ノロノロと芝生からアスファルトへ移動する
タッタッタッタ 一人の女性ランナーが近づいてくる グシャ!!!
小さな僕は踏み潰されて、息絶えてしまった
2章 クリアン
あたしの名はクリアン 甘そうな名前だが舐めてもらっちゃーこまる!
あたしは世界のトップエンジニアが集まる超 有名IT会社グルグルでプログラマーをしてるのだ!
世界をお股に掛けていまはここニューヨークに滞在している 滞在しているホテルからはエン”パイ”アステートビルがよく見えるし、仕事で使用してるプログラミング言語は”パイ”ソン。しかし、あたしの”パイ”は控え目なのだ!
《突然ギレ》(うるせー!巨乳好きの男はすべて滅せよ!(正し、イケメンを除く))
兎にも角にも、プログラマーは座っている時間が長く運動不足になりがちなので毎朝ランニングすることにしてるのだ。
今日もセントラルパークへ
そしてランニングしながら考え事をするのが日課、あまりに深く考えすぎて周りが見えなくなることもままありややあぶない。
今日もランニングしながら思考を巡らす
《早口》(おかしい、おかしい、日本を離れて約5ヶ月半も経つのにイケメンと巡り会えない・・・。イケメン英会話から始まり会話アプリのELOSA Speakで鍛えたあたしの英語力は十分なはずにも関わらず、イケメンに出会えないなんて・・・)
タッタッタッタ、グシャ!!! (あれ?なにか踏んだわ)
戻るとそこにはモグラが潰れていた
(あら、かわいそうなモグラさん、あたしに踏み潰されてしまったようね、R.I.P、安らかに眠ってね)
潰れたモグラをアスファルトから芝生の上に戻してあげた
そろそろ、ホテルに帰ろうとした しかし、なんとなく潰したモグラが気になって芝生へ戻った
瀕死のモグラを見ていると何故かイケメンに見えてきて助けなくてはならない気持ちになってきた
(モグラさん、あたしが絶対に助けてあげる! あたしはこう見えても元医師、スーパードクターKと呼ばれていたのだ)
あたしはモグラを抱きかかえてホテルへ戻った
ホテルに戻ったところで十分な医療機器があるわけではない、
(幸い口と肛門からは血が出てない、内臓に損傷がなければ十分な栄養を与える事が出来れば回復するはず・・・。しかし、点滴で栄養剤を流し込むこともできない・・・どうすれば・・・)
(そうだ!直接チューブを胃まで入れてそこに栄養を流し込めばどうにかなるかも!)
だがチューブなどホテルの部屋には無かった。
代わりにこれが使えるかもしれない・・・
昨日食べたハンバーガーのゴミからストローを取り出した。
ストローを確かめるとそれほど堅くない。
(これを挿入してウイダーinゼリーを流し込めば上手くいくかも)
一か八かやってみるしかない
クリアンはゆっくりとストローをモグラの口から挿入した
概ねこれで胃まで届いたはず・・・あとはウイダーinゼリーをあたしが口に含んでストローから胃に流し込むしか無い
クリアンはウイダーinゼリーを口に含みゆっくりとストローへ流し込んだ。
十分な量を流し込んだところで、モグラからストローを抜いた
(頑張って、モグラさん)
そっとソファーに置いた。後は回復を祈るしか無い。
3章 僕モグラとクリアン
陽が傾きかけた夕方、外はまだ交通量が多いようで時折クラクションの音がうっすらと聞こえてくる。
カタカタカタ《キーボードを叩く音》
モゾモゾ、ソファーの上のモグラが少し動き出した。
気づくクリアン
「あら、よかった。モグラさん元気になったのね」
元気ではないがソファーの上を少し動くことは出来るようだ。
嬉しさのあまりクリアンは仕事の手を止めてモグラをソファーの上から両手で持ち上げた。そしてチュッとキスをした。
するとモグラは突然、ムクムクと大きくなってイケメン男性に変身した。
「え?」(筋肉質のいい体!)
驚くクリアン。
しかも、全裸だ。
「ええっ?」(しかも、おおきいぃ!)
つい股間を見てしまい。赤くなりながら更に驚くクリアン。
「す、すいません、なにか隠すものありますか?」
バスルームへそそくさといくクリアンがバスタオルを持ってきて、顔を背けながら手渡す。
渡されたバスタオルを腰に巻きながら
「貴方が僕をを助けてくれたのですね?」
「はい、そうです」
クリアンは首肯した。
「僕は日本からセントラルパークまで地下を掘って辿り着きました。しかし疲れ切っていて避けることが出来きずランナーに潰されてしまったのです。それを貴方が助けてくれたのですね。お礼の言葉もありません。なにかお礼をさせてもらいたいのですが、見てのとおりでして――」
「そうね、そうしたら肩を揉んで欲しいわ。デスクワークで肩こり持ちなのよ」
「では、さっそく」
クリアンにソファーに座ってもらい、僕は肩のマッサージを始めた
「ああ、とてもじょうず。気持ちいいわ」
「それはよかった」
「実は腰も痛いの……お願いできる?」
「もちろんですよ」
ソファーに横たわる、クリアン
次に腰のマッサージを始めた。
程よい力加減でクリアンの腰をマッサージするうちに、腰に巻いたバスタオルが外れてしまった
「あっ」
目を合わせる二人
そこから、始まる、大人の関係
二人の夜は長かった……
めでたし、めでたし
おしまい
*この物語はフィクションであり、実在の人物、団体とは関係ありません。
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