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ChatGPT・生成AIの台頭と会計事務所

2024年が始まり、年明けの雰囲気から少し落ち着いてきた頃かと思います。

会計事務所はおおむね12月頃から3月まで、いわゆる繁忙期に差し掛かっております。繁忙期では、人材も時間も足りず、より効率的に業務を進めることが求められます。

また、昨今は働き方改革により、個々人の状況に応じて、生産性向上や能力を発揮できる環境を整備することも話題にも挙がっております。

そのような状況下で、人工知能(AI)を駆使した効率化・環境整備は話題に事欠きません。例えば2023年のユーキャンの新語・流行語大賞でもノミネートされたChatGPTや生成AIなどで、仕事のあり方が大幅に変わるという風潮も出てきました。

このような技術革新は時に「会計事務所の仕事を奪う」などと噂されることもあります。

そこで今回はChatGPTや生成AIの台頭と会計事務所の関係 をご紹介いたします。

現状、成迫会計事務所では、ChatGPTに代表される『文章生成AI』を、進んで業務に使用していません。イメージとしては、ChatGPTは数ある生成AIの中の一つに位置Iけられ、特に『文章を生成するAI』として活躍しています。

世間では、文章以外にも絵や音楽、映像などを自動で作り出す生成AIもあります。あらゆる業種や分野・状況で、活躍する生成AI・AI技術の種類は変わってきます。

ChatGPTに代表される文章生成AIは、過去の膨大な量のデータや文章を学習し、新しく「それらしい文章」を作り出すことはできます。

一方で、それが正しいかどうかの判断は行っていません。
正しいかどうかは、あくまで人が判断する必要があります。

そのため、ChatGPTが活躍できる事例は下記のようなものに限られます。

ChatGPT 活用例

技術の発達により弊社の税理士及び会計担当者が行っているような、税務・会計の判断業務に役立つことも期待されていますが、実際にはまだそのような状況ではありません。

上記はChatGPTと会計事務所との関わり方でしたが、『会計税務に特化した生成AI』やAI技術と会計事務所は共存しております。

例えば、金融機関の口座情報を会計ソフトと連携できるFinTech(フィンテック)や、連携された口座取引情報から自動で仕訳を起こしてくれるような
自動仕訳生成AIなどがあります。

これらの技術発達に適応して、日々の業務にかかる時間を短縮し、お客様の役に立つような、分かりやすい会計報告や情報収集のために時間を使用するよう邁進しております。

上記の例に上げましたフィンテックや自動仕訳生成の仕組みなどにご興味がありましたら、会計ソフトの活用方法や、会計ソフトの変更の検討などもご相談いただけますので、弊社担当者までご連絡くださいませ。


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執筆担当

財務コンサルティング事業部 和田尚樹