人生の転機は、桃太郎でした。
こんばんは、どんぐり企画の鳴海です。
noteを書く人ならわかると思うんですが、
記事を書こうと思うと本文エリアに、
記入例みたいな感じで
「こんばんは。今日もおつかれさまです。」
って出てくるんです。
仕事終わりにnoteを書く私にとっては、
この言葉が自分に向けられたもののように
感じられます。
毎回ちょっとホッとした気持ちで
書き始められるので、助かってます。
それはそうと、はちの巣座の部員募集の締切が先週の日曜だったようで。
ということは、私がはちの巣座に入部して、演劇を始めてほぼ丸7年になるわけです。
そして、いま立ち返ってみると、
明確に〝あの日〟が無ければ、
演劇を始めてなかっただろうなという
一日があります。
それは、私が演劇を始める3年前、
高校1年生の5月とかの話。
私の出身高校では、1〜3年の全クラスが文化祭で、30分ほどのクラス劇をやります。
中心メンバーは塾もクラブもそっちのけで準備するような、大規模イベントのひとつです。
そんな中、1年2組が題材に選んだのは「桃太郎」。
ほぼ高校生のその場のノリみたいな感じだったと思います。
?????
桃太郎を30分で?どう考えても尺足りなくね?
そんな疑問を抱えたまま、日が過ぎていきました。
ある日、担任の福田先生(通称ふくふく)に用があり、英語準備室を訪れたときのこと。
クラス劇に対する「ほんまそれでええんかな」「どうするんかな」みたいな疑問をざくっと、ふくふくにぶつけていると、
「じゃあ脚本をきみが書いてみたら?」と。
わりかし大変なことをさも適当な感じで言う先生なんです。
それも、文化祭実行委員に演目を提出する前日。
結局、桃太郎のその後を描く物語を徹夜で書きました。
何がそこまで自分を突き動かしたのは全く覚えていません。
鬼ヶ島で横暴する桃太郎を、
鬼の生き残りが裁くみたいな話でした。
桃太郎を鬼ヶ島から追放してめでたしめでたし
かと思いきや、今度は桃太郎の子どもが鬼への復讐を決心するシーンで幕が降りるという。
絶対的な正義など存在しない
というメッセージを込めた物語でした。
今から考えるとかなり低クオリティだし、
どうやってクラス内でコンセンサスを取ったのかも、一切覚えていないんですが。
少なくとも、ふくふくの適当に言ったかもしれないあの言葉と一夜の意地がきっかけで、
私はクラス劇にのめり込んでいきました。
私が大学で演劇をすることを決めたのは、その2年後。それはまた別の話です。
当時は自分がこんなに演劇を長く続けるとは思っていなくて、ふくふくにはお礼も近況報告もできておらず。
いつかどこかで伝えられたらいいなと密かに思っています。
何が人生の転機になるかなんて
だいぶ先にならないとわからないんだから、
流れに身を任せて好きに生きるしかない。
そうやって未来の自分が後悔しない生き方をしたいね。
今日は少し話しすぎました。
大好きな曲の大好きな歌詞で締めます。
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