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SE、人事、デザイナーと職種を変えてきた私が、経営の大学院に行くということ:入学数ヶ月編

ここ数年、自社の「13万人全員参加型全社変革のプロジェクト」にデザイナーとしてジョインする中で、できたこともあるけれど、一方で疑問やわからないことが雪だるま式に増えてきました。

どうしたら自分の疑問を解消できるのか、会社のリーダーたちと話したり、自分なりに調べて実践してみたり、単科の経営系大学院の講座に参加して先生方に聞いたりもしましたが、「自分が納得できる何かに出会うには、自分で徹底的に考えて掴むしかないんだな」と思うようになり、経営学系の大学院(YBS:横浜国立大学MBA)に行って研究をすることにしました。

半年間の準備期間を経て無事に第一志望から合格をいただき、なんとか通い始めました。そこまではよかったのですが…


ツラいw



めちゃくちゃにツラいwww


筋トレせずにこんなガケを登ろうとしている感じ…

あまりにツラいwので、ストレス発散(?)としてnoteを書き殴ることにしました。

何がそんなにツラいのか?

基本この3つです。

  1. 体力がなくて、家で気絶してしまう

  2. 課題が終わらないまま、朝が来る

  3. 研究が何も進まないまま、土曜日が来る


私は平日3コマ、土曜に3コマとっています。
1コマは基本2時間(ゼミのみ2.5時間)です。

取ってる科目はこんな感じ。

火曜日:経営組織論(「影響力のマネジメント」輪読)
木曜日:サステナビリティ・マネジメント(レクチャーと対話)
金曜日:マーケティング・アナリティクス(Rでのリサーチ)
土曜日:
①リサーチメソッド
(定量、定性の研究法)
グローバル・マネジメント(カイゼンの研究&定性研究法)
ワークショップ演習(指導教授2名によるゼミです)

※平日はオンライン、土曜日のみ対面です。1コマ大体2時間です(ゼミのみ2.5時間)。
※学年の人数は14名です(超少人数)。ゼミが2つに分かれており、1ゼミ7名ずつとなっています。

1.体力がなくて、家で気絶してしまう

持病の関係で体力がないこともあり、平日がオンラインの学校を選びました。が、それでも平日週3、土曜日朝から晩まで対面は大変です(平日も対面で通われている方、本当に尊敬いたします…)。

さらに5月から出向先から本社に戻り(=新規事業創出をするためにいわゆる”出島”に出向していましたが、3か月に1回ある投資のゲート会議を通れず、出向から7か月で本社に戻ることになりました)、全く違う仕事をすることになりました(仕事は楽しいです)。

会社で別の大学院に通っている方の話を聞くと、「気づいたら朝、洗面所で寝ているところを家族に見つかった」といった方もいらっしゃいましたが、今のところ自分はベッドで寝ています。
ただ、「寝る」というより「気絶している」という感じ…。

ある種、良い睡眠がとれているのかもしれません(前向き!)。

2.課題が終わらないまま、朝が来る

課題の量は多くないのかもしれませんが、自分は「じっくり考えて答えを出す」傾向にあることもあって、なかなか進みません。

ただ、じっくり考えたくても期限がすぐ来るので「とりあえず課題を出す(終わらせる)」ことにして、理解しきれなかった・考察しきれなかった点は後で先生に相談するというスタイルをとるようになりました。

先生方はみなさんものすごく丁寧に回答してくださいます(私はしつこく何度も聞くので、先生も根気を試されるだろうな…と感じます)。
これは超少人数制の学校の強みだなと思います。

3.研究が何も進まないまま、土曜日が来る

私が通っている大学院は、ゼミを決めて受験するタイプで、M1から個別のゼミが始まります。が、私自身は気絶するように寝てしまうし、課題を出すのに必死だし…で、研究が全然進みません。

「研究期間、もう2年を切っている」ということは学生間でも焦りとして語られますし、自分も重々承知しています。
ただ、これをずっと考えると土曜日の学校を行きたくなくなっちゃいそう(笑)なので、「とにかく行く」ことを目標に行っています。

きっとどこかで研究進むこともあるでしょう(楽観的!)。

じゃあ大学院、入学しない方がよかった?

これは絶対ないです。
ツラいけど、入学してめちゃくちゃよかったです。

私は大学院受験のために河合塾KALSに通ったのですが、そこでも「そうだったのか…!」と発見も多く、また今までバラバラになっていた自分の経営学の知識が地図になったような感触がありました。

大学院では、
この地図の解像度が高まったり、
統計を勉強しなおせてデータの扱い方がわかるようになったり、
SX(サステナビリティトランスフォーメーション)を掲げている自社の理解が進んだりしました。

新たなものの見方を見るための、メガネをもらった感じ。
以前デザインの専門学校に行った時も感じましたが、今度は経営のメガネをもらった感じだな、と。

デザインの専門学校に通っていた時のデジタル文集

あと、学生の皆さんがみんな誠実で優しくて、マウントとかとらない(笑)ので、すごく心理的安全性のある学びの場だなと感じます。

これは入ってみないとわからないし、年によるのかもしれませんが、私にとっては本当によかったです。

これからどうする?

「note書いてないで、課題やれよ」っていう自分の声が聞こえてきてますが、noteを書いたことで気持ちの整理できました。

正直、「もう退学した方がいいんじゃないか…自分には分不相応だったのでは…」と思うこともあります。
一方で、こうしてギリギリで課題を出しつつ、息切れしながら研究を進めていくことで、徐々にどこかにはたどり着くのかもしれないな、とも思っています。

同じように社会人大学院に通って、「まじしんど…」って思っている方がいたら、「大丈夫!あなたは1人じゃないよ!」とは伝えたいです。

私はまず、来週提出の3つのレポート(多い涙)を「出す」ことを目標にやってみます。

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