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書籍出版までのロードマップとノウハウの言語化

17冊目の書籍が急遽2023年1月に出版されることになりました。
急ピッチで事例を集めて、新たな原稿を書くことになり、僕の頭の中は完全にパニクってます。

とはいえ、こうして出版の機会をくださった出版社への恩返しのためにも全力で原稿を書きます。

今日は、17冊も書いてきた僕のライティングスタイルについてお話します。
文章を書く仕事をしている、文章を書く仕事をしたいと思っている、どちらの方にとっても学びが深い内容でお送りいたします。(多分)

まず、前提として僕の場合は「狙って結果を出す」スタイルなので実行の段階では言語化できているのですが、狙う前に頭の中で「こんな世の中になるだろうなぁ・・・」「こんな時代が来るだろうなぁ・・・」と頭の中で妄想します。

そして、仮説の根拠となるでーたを集めたりクライアント事例をベースにノウハウを言語化していきます。

どのような思考回路になっているのかというと

こんな感じ。
一つずつ解説していきます。

未来予想と現実を合わせる思考法

①仮説

まずは、業界における出来事を整理します。
市場軸・企業軸・店舗軸でそれぞれ課題を探します。
その課題は、私にしか解決できないのか?という突き詰めた選択をする、これが最初の作業です。
他の人でもきっとできるし、何を買いかぶってるんだよと思うかもしれませんが、何かにのめり込むのであれば自分が一番になれると信じてやった方が楽しいし、使命感に燃えます。
基本的に、この時点で「儲かるから」という選択肢はゼロです。
(だから、ビジネスは下手と言われるんですよね・笑)
市場・顧客心理・現場の三点で課題を立案します。

②根拠

そして、自分にしかできない課題解決におけるプランニングの根拠を過去の体験や情報収集を通じて確度の高いプランニングを立案します。この時点で収集仕切れないことにかんしては根拠50%くらいでも基本的にGOサインは自分に出します。
はじめから全部がプラン通りに行く仕事はあんまり興味がなく、自分がわくわくする方へ行きたいと思っています。
とはいえ、経験値と常にチャレンジな選択をしているのでそれなりに課題解決におけるコンフォートゾーンは広がっています。だから、もっと難易度の高い仕事を引き受けがちなところがありますね。
顧問先もこういった性格がわかっているからなのか、不採算店舗の再生案件をめっちゃ持ってきます・笑
でも、結果的にこれが成長を生み出すし生きている実感が得られているのは事実です。

③実践④改善

さてここからいよいよ実践です。現場中心に指導をしながら、課題解決をします。ほぼ毎日PDCAをクライアントには回してもらい、結果を観察しながら手を変え品を変え課題解決するための手を打っていきます。
アイデアが枯渇するとプロジェクトは終了になるため、考え得るすべてのアイデアを振り絞ります。
当社クライアントも巻き込んでのプロジェクトのため、クライアントの知恵もお借りしながら進めていきます。

⑤証明

そして、最終的には目標達成をして、仮説の証明の作業をします。
ここでは主に課題解決のプランニングとプロセスが一致しているか、想定外の問題に見舞われたかなどを振り返りながらノウハウの言語化に努めます。「あんなこともこんなこともあったなぁ」と振り返りながら言葉にしていくこの時間が安堵の瞬間ですね。行動を言葉に落とし込んでいくのは結構大変ではありますが、シンプルに箇条書きにしたり、マインドマップにまとめたりしながら少しずつ解像度を明確にしていきます。

1社で事例ができたら、続いて似たような課題を持っている見込みクライアントを発掘して次はプランありきで実行します。業界が違うことで多少の想定外に見舞われますが、これも乗り越えてノウハウに厚みが出て徐々にコンテンツらしくなってきます。

そして、最終的に本になる、ということです。

後少しで本が完成するのでがんばりま〜す!


小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社を経営している成田直人です。元ABCマートアルバイト個人売上日本一/PCデポ個人売上7か月で1億円/東久邇宮文化褒章受章/ビジネス書作家/研修講師/コンサルタント