見出し画像

ずかんミュージアム(東京都中央区・銀座駅)

小学館の図鑑シリーズを基調としたずかんミュージアム銀座が9月で閉館するというニュースを知る。常々からその存在は知っていたものの、HPの情報などを確認してみる限りでは博物館としての機能というよりもCGを用いての体験型展示、アミューズメント施設としての役割の方が強そうなのでミュージアムとしてカウントすべきかは難しいところだけれども、あるうちに行っておかなくては内容もわからないのでと訪問。

銀座の数寄屋橋交差点に面している巨大なガラス張りのビルである東急プラザの6階にあるこちらのミュージアム。小学館の図鑑NEOシリーズに掲載されている生き物を探し出して行くという内容になっており、想像した通り自由見学というよりはアミューズメント施設としての機能が強く、制限時間内にどれだけの生き物を集められるかを楽しむといった趣旨である。

導入部分の映像展示

最初に「記憶の石」というものを渡され、会場内に配置された各ゾーンのモニターに登場する生き物をその記憶の石に写し取る(そのためのヒントも表示される)というチュートリアルが説明される。日にちは館内の時間で2日間を1時間ほどにして、朝・昼・夕方・夜で現れる生き物が違うため、全ての生き物をコンプリートするには館内を駆け回らなければ達成しづらい。メインモニターだけでなくふとした場所に現れることも多いのと、写し取るタイミングも生き物が光った時でないといけないため、ルールの把握しきれない低年齢層には難しそうな様子が方々で見受けられる。チュートリアルは会場内で行われ子供たちは早く遊びたいのもあって説明もよく聞ききれないのかもしれない。

手のひらサイズの記憶の石

6階フロアの半分以上を会場としているのもあってか意外と広く、モニターが色々な場所に点在しているようでなかなか気は抜けない。もちろん親子連れがほぼ全てなのでアウェイ感は気になるけれど全体的に薄暗いので周りから見れば気にならないのかもしれない。そもそも親子は自分たちがいかに多く動物を集められるかに夢中だし。

トイレはウォシュレット式。ただし入場すると2日間の生態が終わるまでは途中退室ができない(つまり1時間近くはトイレへは入れない)。大人であればある程度その辺りは調整できるけれど、おそらく子供の来場者が多いことからそのようなトラブルが挙げられたのだろう。その辺りもミュージアムというよりアミューズメント施設の趣が強い一因でもある。いずれにせよ「ミュージアム」と名のつく場所を攻略できたことには間違いないので良しとしましょうかね。もちろん大人だけで楽しめる。

暗闇で撮ったからかよくぼやけとる たぶんサバンナ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?