TOTOギャラリー・間（東京都港区・乃木坂駅　妹島和世＋西沢立衛／ＳＡＮＡＡ展）

六本木周辺のギャラリーを散策。乃木坂まで足を伸ばせばそこにあるのはＴＯＴＯビル。１階は製品ギャラリーとなっているが、３階と４階がギャラリーとなっており、その時々で変わった企画展を行っている。

ジャニーズ事務所の道を挟んで向かい側。企業ビルの中なので休日にはあまり人が寄らない印象だったのだけれど、実際は日時指定予約で満員が出るほどの盛況ぶりである。ただ館内が狭いので、人数を少なめに絞っているのかもしれない。

エレベータで３階へ上がればすぐに展示室となっている。今回は妹島和世＋西沢立衛／ＳＡＮＡＡ展 「環境と建築」と称して、建築模型をメインに展示している。すみだ北斎美術館、犬島プロジェクトなどを手がける妹島和世と、軽井沢千住博美術館、豊島美術館などで知られる西沢立衛、そして二人の共同ユニットであるＳＡＮＡＡ（金沢２１世紀美術館や海外の施設が多数）による建築の模型を展示している。

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国内外から評価を受けているためか外国人の見学者も点在している。撮影も可能なのでカメラを持って撮影をする人も多いが、スペースの割に展示物が大きいため見切れてしまうのが少し難点か。企画展の内容によってはもう少しスムーズかもしれない。

３階はバルコニーにも展示があるため晴天日が推奨か。バルコニーにある階段を上って４階へ。こちらはさらに移動スペースが限られている。もちろん作品に触れることはできないので、なかなか気を遣いながら見学する。

トイレは内側の階段にある。もちろんＴＯＴＯなので語るに及ばず。２階はブックショップになっている。建築関係の書籍が多いので、普段から建築に関する展示が多いのかもしれない。これもトイレのメーカーだから自然な流れなのかもしれない。トイレ学や現在のかわったトイレ、トイレの歴史などの本が充実しているのも注目したいところである。