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相田みつを美術館(東京都千代田区・有楽町駅)

有楽町駅すぐの国際フォーラム内の地下階にある相田みつを美術館が、国際フォーラムの修繕工事に伴って閉館することになったため、閉館ギリギリになって駆け込みで訪問。これまでに何度か訪れたことがあったミュージアムではあるけれど、いざ無くなるとなるとやはり少し寂しい。ほんとにミュージアムはいつまでもあるとは限らない。

第1ホールと第2ホールが別々の入り口になっているけれど、今回の企画展では第1ホールの展示のみ。第1ホールへと入って正面すぐには相田みつをの作品を展示する井戸があり、記念撮影スポットにもなっている。その側道から展示室へと入って行く。最初の展示室を抜けた後はメインとなる通路へ。個室のようになっている虚が複数箇所あり、一つ一つにも相田みつをの詩がある。

井戸の中にもみつをの言葉が現れてくる

メインとなるのは通路から流れるように進む4つの展示室。それぞれの部屋は繋がっているので順路通りに進めば全ての作品は見られる。特に第4展示室の奥では相田みつをの昔の(達筆な)書や、詩に関する映像が流されているのが特徴だろうか。第5展示室では2024年のカレンダーに準じた作品も紹介されている。

詩作に耽った道をイメージした通路

これまでに訪れた際には時期の問題もあって割と見学者が少なめだったのだけれど、流石に最終日にさしかかることもあって多くの見学者が来ている。みんな相田みつを作品に勇気づけられてきたのだろう、その根強い人気を再確認するのだった。変わらずトイレは洋式。国際フォーラムの改修後はここはどうなってしまうのだろうか。寂しいもの。メディアでもよく見かけていた相田一人館長の姿も見受けられる。

なんだか寂しくなるな

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