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東京都写真美術館(東京都目黒区・恵比寿駅 光のメディア)

恵比寿ガーデンプレイスの中にある東京都写真美術館。開催されていたのはコレクション展として収蔵品を中心とした展示。フロアごとに展示内容が異なることがあり会期もずれることが多いので全て見たい場合は事前にチェックする必要がある。

写真家については絵画以上に不勉強であまり知らない。なので今回のコレクションで初めて名前と作品を知る人ばかりだったりする。近代写真の父と呼ばれたアルフレッド・スティーグリッツポール・ストランド、さらに時代を遡った写真発明家のウィリアム・タルボットらの作品が並ぶ。もちろん初耳。白黒の濃さが際立つマイナー・ホワイトの作品が好み。
入口側に比較的古く、奥の方に比較的新しい写真家の作品が並んでいる。有名なところでは水俣の写真で知られるW.ユージン・スミスの作品や、ダダイストのマン・レイの作品も紹介されている。
日本人では瑛九。どちらかというと版画を中心とした画家のイメージがあったので、写真作品を見たのは初めて。絵画作品と同じようにやはり抽象的な作品になっている。
個人的にはヨゼフ・スデクの作品が見られたのは嬉しい。右腕を失い、静物を生き物のように切り取る斬新な作風が好みだったので、ここでも同じように興味深い作品がいくつか並んでいる。
今回の作品展では館内撮影できなかったのと作品リストが配布されていなかったのが少し残念。写真作品は撮影できないことも多いのでそれは仕方ないとしても作品リストは紙で手にしておきたかった。と思ったら電子データで配布。最近こういうところが増えてきている。資源の無駄を減らす試みということで納得。でもせっかくだから電子データを同じような質感の紙で個人で印刷できないだろうか。やっぱり良いプリンター買わなくちゃだめかな。トイレは安定のウォシュレット式。

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