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ホテルニューオータニ庭園(東京都千代田区・赤坂見附駅)

ホテルニューオータニといえば帝国ホテル、ホテルオークラと並ぶホテルの御三家として知られている伝統あるホテル。なんといっても最上階にある回転するレストランはストウハなんて名前で呼ばれていたりする。こちらにある庭園はホテル利用者でなくても見学することが可能で、紀尾井町の中で広大な敷地を持つホテルニューオータニを象徴するような大きな庭園となっている。

紀尾井町といえば紀州徳川家、尾張徳川家、井伊家という三つの大きな大名家の屋敷があったことからそれぞれの頭文字を取って名付けられた土地で、ホテルニューオータニはそのうち井伊家の屋敷があったことで知られている。江戸幕府がなくなったあとは伏見宮邸宅となり、戦後に外国人に渡ろうとしていたのをホテルニューオータニの創業者である大谷米太郎が買い取って自邸としたという歴史がある。その後の東京オリンピックの際に政府の依頼に応じてこの地にホテルニューオータニを建設し、日本庭園もその一部となった。庭園内には井伊家の名残としてイヌマキとカヤの木や石灯籠が並んでいる。

井伊家の名残がそこかしこに

庭園を象徴するのが大きな滝。よくメディアでも採り上げられていることが多く、ホテルニューオータニ庭園といえばこれ、と連想されるほどのもの。高さ6メートルの大滝の他に、その傍にはひっそりと小滝も流れている。滝の前は人々の会話が聞こえないくらい結構な水の音。滝から望むストウハもまた美しい。

表側から 母さん、あの帽子(略)

園内にある池には朱色に彩られた太鼓橋がかかっており、園内は結構な人々が散歩している。このうちどれくらいの人が宿泊しているのだろうか、行き交う人々の装いを見れば結婚式で訪れている人も多い様子。礼拝できるチャペルも朝だけ開いている模様で、また希望者が参加できる窯焼きも人気らしい。

朱色の太鼓橋が美しい

園内にあるトイレは屋外にも関わらずウォシュレット式。さすがサービスが行き届いている。園内にはいくつかの料亭が点在しており、こちらで食事をすることもできる。ランチが8000円くらいの食事処も。あら安い。リーズナブルですわね。これだけお手軽ならいつでも来られますね。毎日きちゃおうかな。

ホテル内も美しい


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