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「COMOLI性」を極限まで高めるシルクネップ、COMOLIは実はニットブランド!?素材違いリリースのガンジーニットはどれが良い!?など【レポート】

 本日は明日(3月18日)オンラインストア解禁アイテム、また既に発売されているものも含めて最近のCOMOLIの新作アイテムをレポートします!


まだまだ根強い人気を感じるものの、昨年一昨年と比べると「争奪戦」感は薄れ、だいぶ落ち着いて新作を見れるようになってきました。

黒タイロッケン狂想曲から随分時間が経ちましたね…。


今回も注目アイテムがいくつかありますよ。

 




「COMOLI性」を極限まで高めるシルクネップ



COMOLI定番素材、「シルクネップ」とは?

  COMOLIではかなり以前よりリリースされている「シルクネップ」。

その名の通り、シルク100%で作ったネップ(繊維のかたまり)感のある生地です。

シリーズで数多くの種類のアイテムが作られていますが、代表的なのが「シルクネップ ドローストリングパンツ」。






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まあ要するに着込んで毛玉がたくさん出来た…みたいな生地で、初見は「うわーこんな物を作るのか…」といろいろな意味でビックリしました。


シルクと言えば思い浮かべる、ビカッとしつつ、それでいて化繊とは違う特有のツヤ感ですが、そういったツヤ感は一切ありません。

ボソボソっとした、粗野感の強い生地。

前提知識が無いと「汚らしい」となってもおかしくない生地です。


シルク100%、これはきっと高い服だ…とひと目で分かりやすい、高級感のある見た目はしていません。


では何故こんな生地を作るのか?と言えば、シルクが人の肌との親和性が高く、気持ちが良い素材であること。

これを気兼ねなく着るために、シルクのカジュアル化の一つの手法としてシルクネップ化が図られているのでしょう。

あとは特有の柔らかさとドレープ感。


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これはおそらく、春から夏に掛けて使われる素材、コットンやリネンでは出せないのではないかなと。

リネンだとゴワンとしてしまうし、コットンだともう少しシワ感が出てしまうし。

ウールだとシャキッとしてしまうものが多いですしね。


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重厚感があるわけではないけれど、軽過ぎもしない、調度良いバランス。

これ以外と春夏パンツに無いのです…(大抵軽過ぎる)。


ウエスト周りこそ太めですが、テーパードがしっかり掛かっているので、生地の落ち感もあって実寸ほどワイドには見せません。


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ちなみにこれはサイズアップしてワイド感を強調しています。

サイズアップしなければ、常識的なワイドテーパードパンツとして穿けますよ。


初見こそ、COMOLIでも特異なシリーズに見えたシルクネップ。

その頃COMOLIはビカッとした「シルクらしいシルク」のコモリシャツを出していたりしましたし。

ところがその後はこういったアイテムが増えて、むしろこういったアイテムこそCOMOLIの真骨頂のようになりましたね。

このアイテムを使ってスタイリングすると、COMOLI性は極限まで高まると言っても良いのではないかと。

雰囲気がある、と言いつつ、ちょっと際どい感じ。

COMOLIの服とは合うけれど、その他のブランドだとどうしたら…というこの感じ。



ただCOMOLIの服とはほぼ合うので、COMOLIの服でありがちな「合わせる服がない」問題が起こりづらいですね。


今季はネップ感抑えめ?


定番故に今更シルクネップ?と思われるかもしれませんが、今季は取り入れやすいポイントが2つ。


まずシルクネップのネップ感を今季は抑えめにしたということ(本店で聞いてきました)。

そうか…?とも思えるのですが、たしかにそう言われるとネップ感が控えめかも…。

21AWにこのシルクネップによく似た「シルクネル」という生地があったのですが、これがもう本当に何年も着古したような、やり過ぎ感があったのです。

毛玉感に加えて、フェード、色褪せも強く掛けていたので。

それに比べれば、清潔感無い服なのですが、まだ清潔感ある方かな…と。


ちなみにこのネップは、洗濯するごとに取れていくそうです。

今までは早くネップを取りたくてガンガン洗う人もいたそう。

ちなみに自宅での洗濯も自己責任ですが可能です(表記は手洗い)。

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