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春が待てないアウター特集!今季本命候補が続々登場!この春のキーワード「ハーフ丈」と「ベージュ」も掘り下げます!【フィーチャー】

  今回はもう春が待てない!春のアウター特集です。

まだまだセレクトショップオリジナルアイテムなどは未入荷のものも多く、出揃ったとは言い難いのですが、ドメスティックブランドはここ一週間程度でもう8割方大物のコート系アウターに関しては出揃いましたし、今季の本命候補のアウターたちを一気に紹介していきたいと思います。

これまでレポートという形で随時紹介していたアウターに関しても、今季私が欲しいと思ったトップ4のアイテムという形で触れていますよ。

また、現時点で出来る限りのオススメコスパアイテムにも言及しております。


JOURNAL STANDARD新生マウンテンパーカー、23SSバージョンが発売、値上げ時代にもコストパフォーマンスは抜群

 

   発売時に雪による実店舗への配送遅れが出てしまい、紹介出来ずにいたアイテムがようやく紹介出来ます。

JOURNAL STANDARD LASKA SIRO   ラスカサイロマウンテンパーカー

【LASKA SIRO / ラスカ サイロ】マウンテンパーカー

JOURNAL STANDARDジャーナルスタンダードの「【LASKA SIRO / ラスカ サイロ】マウンテンパーカー」。

ジャーナルスタンダードの定番アイテムとして私がずっと紹介しているアイテムとしてマウンテンパーカーがあるのですが、その最新バージョンです。

このモデル自体は昨年22SSで初登場し、その名前を含め少しずつマイナーチェンジ・微調整しながら定番化しています。

後述する定番マウンテンパーカーは、もう本当にスタンダードな、間違いのない形ではありましたが、世の中の洋服達がどんどんゆったり、ルーズになるにしたがってややシルエットに物足りなさを感じるようになりました。

サイズをLとかまで上げて、ようやく今っぽくなる…みたいな。

そこでよりビッグなシルエットで出してきたのがこのモデル。

よりビッグなシルエットだけではなく、もう形から全て違っており、こちらはラグランスリーブ仕様。

また生地にLASKA SIROというこれまでとは異なったものを採用。

これは従来のLASKAの生地から糸から違うので、ポリエステルメインにも関わらず、ポリエステル特有の嫌な光沢感はほとんど無く、微光沢の高級感ある風合い、ハリ感の強さ、そして発色の良さになっています。

新しい形に加えて、この生地がまず良いんですよね。現行の2万円台前半のアウターの生地としては、最高のものを使用しているのは間違いありません。

22AWとの違いは、裏地の有無。

22AWより2000円安いのはそのためです。
裏地が無いだけでも、重厚感が減って少し着やすくなるはず。


私も、またジャーナルのマウンパか…それしか芸が無いのか?とか言われそうで、何かちょっと変化を求めたくなるのですが、やっぱりこのクオリティ見てしまうと、他の2万円前後のアウターがどうしてもショボく見えてしまうというところはあります。

それプラス、今年このパープルはやられましたね。

発売前は、ネイビーが良いんじゃないの?と思っていましたが、このパープルにはやられました。


まず色から話を始めたくなる…それくらい、今季は色が良いですね。

今季はパープルがトレンドを象徴するカラー。

新型ウイルス禍から完全に開放されたとは言い難い昨今。

ただ完全に開放されたいという欲求は強まるばかりで、その現実と理想の間で揺れる今、モノトーンや淡いリアリティのあるカラーとは違う、現実と非現実の間にあるようなカラーリングが多く見られるようになっています。


AURALEEなどもそうですが、こういうパープル使いが今「刺さる」んですよね。
常に何かでモヤモヤしている閉塞感を打破してくれそうな、そんな期待感を感じさせるカラーリングがこんな鮮やかなパープルです。

でもそういうカラーは、ニットや小物とかで使えば良くて、アウターで使わなくても良いんじゃないの?と思われるでしょうし、私も基本的にはそう思うのですが、これマウンテンパーカーに使ったらめちゃくちゃ映えるんですよ。

写真だけではなくて、実際にも目を引くのに、それでいてリアリティが崩壊して「変に見える」ところには行かないバランス。

こういうカラーは、もちろん色そのものの良し・悪しもありますが、洋服というモノに落とし込んだときどうか?というのが大きいですからね。
当たり前ですが、絵画ではなくて、洋服という実物の話なので。

そこらへんのバランスが絶妙で、着たとき、そして人が着ているのを見かけたら、思わず「素敵だな」と思ってしまう洋服になっています。
 
マウンテンパーカーだからこそ良いのかもしれないですね。

このカラーでコートだと、また違うかもしれない。

中性的過ぎる感じになったかもしれないし。

   
このアイテムは今季に関しては黒の展開がありません。

22AWではあったんですけどね。

元々22SSに新しくこのアイテムが生まれたときの名称が、「サイロレトロ カラーマウンテンパーカー」だったんですよね。

元ネタの7-80年代のマウンテンパーカーが山でも目立つカラフルなものだったことから着想して、どうせなら黒以外を着てほしいと黒はその時も作っていません。

重々しくなりがちなロングコートとかを除いて、メンズのアウターで黒が売れないってまずあり得ないので、黒を作らないのは売り手としてもリスキーだし、ユーザー側としても「ありがた迷惑」な提案だったりはするのですが、いやこのパープルは良い。

黒が無いから選ぶ、とかではなくてね。

基本的にはフェアに出来ていて、より価格が高くなればなるほど良いモノ、周りからより良いと思ってもらいやすいモノに出会えるのが洋服の世界。

そんな価格による階層をぶち破るものがあるとすれば、それはカラー、色だと思うのですが、これはまさにそんなカラーですね。


サイズ  ジャーナルスタンダードの定番マウンテンパーカーと言えば、保守的とは行かないまでも、今のトレンド状況ではサイズアップ推奨のジャストサイジングなアイテムでしたが、これはドメスティックブランドみたいな選び方でOKです。

身長170cmくらいまでの人はS、175cmくらいまでの人はM、それ以上の方はLを基準に、プラス体重と好みでサイズアップ、サイズダウンしていく、と。

定番マウンテンパーカーではサイズがなかった人でも、これのLなら行けると思います。

今回の生地だと、ちょっとボリューム感が伝わりづらいところがあるのですが、かなり横のボリューム感があるアイテムです。


アームにはダーツが入っています



カラー  パープルの他にもネイビー、オレンジ、グリーン、そしてパープル、オレンジ、グリーンを全て組み合わせたクレイジーパターンの5色がラインナップ。

パープルがイチオシですが、もう少しリアリティを持って着たい場合はネイビーですね。

いやオレンジなんかも良くて、めちゃくちゃ悩んだのですが、他のカラーはちょっと、なかなか着なくなってしまうのでは?と。
本気の山登りマウンテンパーカーとかにありそうで無い色、というのがパープルの良さでしょう。


パリパリの風を通しづらい生地なので、中にウールニットを着れば今からでも着れます。

これから暖かくなるに従って、ウールニット→コットンニット・スウェット→ロンTとインナーを軽くしていく感じですね。
雨にもある程度強いですよ。


JOURNAL STANDARD LASKA SIRO   ラスカサイロマウンテンパーカー

【LASKA SIRO / ラスカ サイロ】マウンテンパーカー


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