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パンツ・ボトムス特集セレクトショップオリジナル編!allery無き今季のコスパスラックス、まずはコレ!やっと見つけた…ナイロンパンツの正解!など、中間価格帯のパンツの良品を一気見!【フィーチャー】

   一瞬暖かくなったと思ったら極寒の冬に戻り、季節感的にはどうかな?と思うのですが、春モノのリリースは待ってくれません…。

今回はファッションの基本、土台となるパンツ・ボトムス特集。
セレクトショップオリジナルを中心とした、いわゆる中間価格帯(約1万円〜2万円台まで)からアイテムを紹介します。

普段からこの価格帯でアイテムを買っているよ〜という人はもちろん。
ユニクロ無印良品のカテゴリーからランクアップしてアイテムが欲しいという人や、普段はドメスティックブランドを着ているけれど、特定の条件ならコスパの良いものが欲しいなどにも見て頂きたい!

この価格帯ではもはやまずココ見ないと始まらない…そういう存在になったあのブランドのポップアップにも行ってきましたし。
お馴染みのあのブランドが出した高級ラインなど、内容ギュッと詰め込んでおります。


1万円出せます…ならあのコスパスラックスを思わせるこのアイテムが今季の基準!

 

 21年から展開された、セレクトショップ横断ブランドalleryアレリー

 5525galleryというブランドがディレクションを担当し、セレクトショップの垣根を超えてアイテムを作っていました。

特に417EDIFICEで展開されていたスラックスシリーズは、1万円台で良品を供給してくれる、それはそれは有難い存在でした…。

ファーストシーズンこそ、素材にポリエステルの比率が多いこともあって出来が良くはなく、期待外れに終わりましたが。
セカンドシーズンからは安定して良いものを出してくれていました。

alleryのスラックスは3〜4つのシルエットから、好みに合わせてチョイス出来たり。

素材も春秋は通年〜夏も使えるサマーウールだったり、冬は地厚なウールだったり、その季節に合った素材でウールスラックスを廉価で提供してくれてブランドだったので…。

もはや「カジュアルシーンで穿くパンツ」で「1万円ちょっとなら出せます」ということであれば、alleryを紹介しない手は無かったほど。

…ですが、そんなallery、昨秋23AWから417EDIFICEでのスラックスシリーズは終了(休止?)してしまい、今季24SSでも展開がありません。

どうして…23SSシーズンでは歴代ベストと言って良い出来のアイテムを送り出し、ようやく完成の域に到達していたのに…。

しかし、無いものは仕方ない。
ちょっとここ数シーズンは、コスパの良いボトムスはalleryに頼り過ぎていたところがあるので、私も心機一転、また良いパンツを探すために色々リサーチしています。

最初に言っておくと、alleryと同等のもの、つまり税込13200円程度で、ウールを50%以上使用し、ウール100%のスラックスに限りなく近い生地感でシルエットも良い…
そんなパンツを見つけるというのは現状ほぼ不可能だと思います。
色々なものが値上がりしていますしね。

今回この記事で紹介するアイテムも、値段は少し下がるけれど素材レベルはどうしても落ちてしまうものや、逆に素材レベルは上がるけれど値段も上がってしまう…こういう二択になってしまうんですね。

それぞれの良さや、ここがちょっと…みたいなものも詳細に解説しながら、今季のファッションの土台となるパンツを考えていきましょう。

417EDIFICE   Reflax ツイル ストレッチ イージーパンツ 

ツイル ストレッチ イージーパンツ


 allery無き417EDIFICEが送り出す、新たなコスパスラックスがコレ。

一言で言うなら、alleryの美シルエットを、ウールではない素材で作った、そういうアイテムです。

イメージとしては、alleryのリラックスというシルエットに近いですね。
もちろん全く同じではないのですが…かなり参考にしてない?

正面から見ると、かなりスッキリして見えますが、スソ幅などは2010年代後半のテーパードスラックスに比べるとかなり太め。

ややハイウエスト気味に穿いて、生地を落とす+テーパード(スソに向かって細くなる)でスッキリ見せる、現代的な美シルエットのパンツですね。

もっと細いシルエットで穿きたい!という人もいるでしょう。
しかし、たとえビッグシルエットとまでは行かずとも、そのトレンドに引きずられる形で大型化した現在のトップスとのバランスを考えると、これくらいの太さはあった方が良いと思います。

私が今積極的にオススメするものとしては、これが下限となるような太さですね。

丈感も短過ぎず、長過ぎず。
ストレートシルエットなら、もう少し長さを取って、クッションを付けるのが流行りっぽいところですが、テーパードシルエットの場合は大きなクッションが出来ると一気にシルエットが崩れてしまうので…。
スニーカーなど色々な靴を穿くことを想定すると、これくらいの長さがベストかなと。

カラーもブラックはもちろん、グレーも使いやすいカラーです。
この手の生地でライトグレーで作ろうとするとどうしても安っぽくなってしまうのですが、ちょっと濃いめ、ネイビーにも見えるような色で作ることで使いやすさと、安っぽく見せないことを両立しています。

今回写真だと分かりづらいかと思いますが、グレーを使っています。

このアイテムに使われている「Reflax」という生地に触れておくと、ポリエステル75%、複合繊維(ポリエステル)25%ということで、化繊100%。
ウールのリッチな生地感、ウールスラックス特有の伸びやかなシルエットはちょっとありません。

ただ、程良い生地厚で、ツヤ感抑えめでドライ感があり、例えるならリーバイスの「スタプレ」のような生地。
特有のストレッチ感が心地良いです。
ウールの偽物を目指したような残念な感じも無いですし。

良いウールスラックスを手に入れようとすると、今既に1万円台だとちょっと厳しいな…というのが正直なところなので、そこは化繊生地を使うことで得られるコスト的なメリットに目を向けるべきかな…と。
やっぱり洋服ってどんなアイテムも「1万円」に大きな壁があって。
「1万円までは何とか出せるけど、流石にそれ以上は…」という方が多いのです。
ただ同時に、良品が本当に数えるほどしか無い値段でもあって…。
現状1万円までなら…という括りで言うと、これはかなり上位だと思います。

どうしても化繊生地を使うことで、生地の面でユニクロのアイテムなどと接近してしまうところは、正直あります。

とは言え、じゃあユニクロのクオリティーと変わらないのか?と言うと、シルエット面での洗練さと言うか、「元々スタイルが良くない人であっても、スタイルを良く見せてくれる」という意味での補正力が効いていますし。

ウエストには2タック入っていて、カジュアルシーン特化のデザイン的な側面もありますし。
ユニクロだとビジネスとの境界線が曖昧と言うか、どちらかと言えばビジネスで使ってもらう前提のものが多いですよね。


思い出されるのは、一昨日UNIQLO and MARNIのコラボであったスラックス。

UNIQLO and MARNI   22SS ワイドフィットタックパンツ


このアイテムも化繊ながら、かなり出来が良くて。
いまだにフリマアプリではプレミア価格で取引されていますが、それも納得。

そして、こういう滅多に無いコラボの、しかも当たりアイテムクラスで無いと、「セレオリと同じレベル」とは言えないんじゃないかな?と言うのが、私の今の見解。

よくセレクトショップオリジナル、通称セレオリはユニクロレベルと揶揄されるものですが、流石にそれは無いですよ。
ユニクロが大量生産によるスケールメリットを活かしたクオリティーの高さを誇るのは重々承知の上で。
まあセレオリは本当に数が多いので、ハズレが多いのも事実ですけどね。

ちなみにユニクロはともかく、無印良品はパンツが弱くて、セレクトショップオリジナルあたりで補完しないとなかなか難しいです。


417EDIFICE   Reflax ツイル ストレッチ イージーパンツ

ツイル ストレッチ イージーパンツ

ベイクルーズストア   ZOZO   楽天   ヤフーショッピング




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