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今季最高のコートを探す旅に出よう…!23年版、今季のベストコスパコート&ドメスティックブランド、オススメコートカタログ【フィーチャー】

 今年もこの時期がやってきました…。
シーズン始まってからずっとアウターは見続けていますが、ここ10日間くらいはもうずっとアウターアウターアウターの最終確認でした。
いきなり寒くなって、もう猶予は許されないぞと。

やっぱり値段が高価になりがちなアイテムですから、妥協は許されませんから徹底して掘り下げています。

皆んな大好き冬アウター、その中でも皆んな大好きコートから、冬アウター特集スタートです。

ここ数年コスパ最強のウールコート、今年はパワーアップして登場!ただやや高額なアイテムに…それなら2万円台前半で買えるコスパコートも選択肢に!


  20AWシーズンの初登場以降、3シーズン連続で紹介・オススメしてきたウールコートがセレクトショップ・STUDIOUSの「メルトンバルカラーコート」。   

 STUDIOUS  20AW メルトンバルカラーコート 


いわゆる中間価格帯を担う、各セレクトショップのオリジナルアイテムのウールコートのボリュームゾーンはおよそ3万円から4万円ほど。

しかし原料の高騰などもあり、この価格帯ではウールの比率の高いウールコートを各セレクトショップがオリジナルで作れなくなった時代なのです。
どこも化繊を使って、ある意味誤魔化しながらウールコートを作っていく中で、STUDIOUSは限りなくウール比率の高い(ウール90%)、それでいて肉厚な生地の、満足感のあるウールロングコートを作ってくれていました。

途中STUDIOUSからCITYへのブランド名変更があったり、昨年は生地をウール100%に変更し値下げ、その代わり生地が薄くなるなどのマイナーチェンジを経て、今年は路線を大きく変更。

STUDIOUS カシミアウール ステンカラーコート

カシミアウール ステンカラーコート

ウール80%、ナイロン15%、カシミヤ5%という素材割合の肉厚なカシミヤ混ウールへと表生地を変更。

肉厚ながらカシミヤのリッチなツヤ感がプラスされて、やや高級路線へと転換しています。
10万円越えのコートと全く同じ…とは言えませんが、かなりそれに近いものを実現できています。

そのためアイテムのクオリティーは格段にアップしクラス感が出たものの、値段も上がり、コストパフォーマンスはやや低下。
今はもうこの素材割合ではここまで天然素材比率を高めて、肉厚な満足感ある生地でロングコートを作れるところは少ないのですが、ちょっと例年とは「違うランクのアイテム」になってしまいましたよね。


実は…昨年のモデルもいっぱい作ってしまったのか、WEB限定で再展開しています(ダークグリーンとブルーグレーのみ、昨年展開のあったブラックは無し)。

CITY(現STUDIOUS) 22AW  BALCOLLAR COAT

スーパー100’sステンカラーコート/ バルマカーンコート

※私が撮影した着用画像は全体的に暗めのグリーンに写っていますが、実物はもう少し緑っぽいです。
今度撮り直したいと思っています。


一番汎用性のあるブラックが無いのが、ちょっとどうかな…とは思いますが。
ダークグリーンはブラックと比べれば汎用性に劣りますが、リアリティと洒落感のバランスの良いカラー。

ブリーチの効いたデニムと合わせると一気に垢抜けます。



これ何と昨年からさらに値下げ、24200円。最初からセール価格です。
(STUDIOUS公式オンラインストアだと定価なので注意、ZOZOの方が値引きされています。ヤフーショッピングだとさらにクーポンなどで値引きされ、実質2万円くらいで購入可能)

再度説明すると、昨年のモデルは一昨年までと異なりウール100%になったのと引き換えにやや薄手の生地に変わっています。
ペラペラというわけではないですけどね。

暖冬想定ならこれくらいで良い、という厚みなのですが、先週末がいきなり極寒と言える寒さになったので。これだと不安に感じる人がいるかもしれない…。

今年は本当に夏が過酷な暑さで、ダラダラと暑さの残る秋が無いような年だったので、私も暖冬想定でヘビーアウター売れないのでは?という気持ちでいたのですが。
この強烈な寒さを覚えてしまうと、むしろある程度ヘビーでないと防寒性がいささか不安なのも事実。
これで冬を越すには、しっかり厚みのあるニットが必要となるでしょう。

まあ若い子とか、そんなんで大丈夫?みたいな格好で真冬乗り越えていますし、いわゆる「真冬を乗り越えられるかどうか」というのは結局その人次第なのですが、防寒性がそこまで高いわけではないことは言っておきたいですね。

その点は今年の高級版とも言うべき、カシミアウール ステンカラーコートの方がやはり明確に勝っています。

この昨年版の裏地には今年供給不足過ぎて使えないところが多いキュプラを使っており、とてもこの値段のコートのクオリティーではありません。

STUDIOUSと言えば、中間価格帯にも関わらずキュプラを使用していることをいわばウリにしていたので、そのSTUDIOUSでも今年は使えていないケースが増えていて(カシミアウール ステンカラーコートでも使えていません)、キュプラ、今本当に供給不足なんですね…。

ジャスト3万円なら、最高のコスパを誇るウールコートでしたから、24200円なら文句無し。
本当ね、2万円台のウールコートとか、探せば探すほど、良いもの無いですから…。
服好きは別にして、一般的に言ったら、2、3万円コートに出すって大変なことのはずなんですけどね。

今年のいわば高級モデルは、昨年のモデルとの対比、差別化のために出したかのようです。
5万円出すと、次に紹介するアイテムを含めてデザイン的な選択肢も広がるので、とりあえず良い感じのウールコート欲しいんだ、ということであれば旧モデルはかなりコスパ良いと思います。 

今年多くのアイテムを見て思うのは、もう「3万円払えば良いウールコート買える」というのは、今後かなり厳しくなってくるかも…と。

旧作の良品をセール価格で手に入れるとか、あとはフリマを活用するなど、ますます「良かったアイテムを翌年以降も覚えておく」ことが大事になってくるでしょう。

STUDIOUS カシミアウール ステンカラーコート

カシミアウール ステンカラーコート

ZOZO     STUDIOUS公式


CITY(現STUDIOUS) 22AW  BALCOLLAR COAT

スーパー100’sステンカラーコート/ バルマカーンコート

ZOZO   Yahoo!ショッピング


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