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夏を諦めない半袖シャツ特集!半袖シャツの「着方」のトレンドが変わってきた!?タンクトップ人気も解説!【フィーチャー】

 6月にして、真夏の片鱗を味わっている気分ですね…。
本当、梅雨はどこへ?

こう暑いと、ファッションを諦めたくなる瞬間もあると思うのですが、Tシャツだけじゃ、夏のスタイルはあまりにバリエーションが少ない…。

やっぱりどうしても半袖シャツが必要なんですよね。

この半袖シャツ、メンズにとっては難しいアイテム、鬼門ですらあるのですが(全く出さないブランドすらあります)。
そこらへんも含めて徹底的に解説、アイテムを紹介していきますので。

ここまで在庫の問題などもあって先行して散発的に紹介してきたオススメアイテムのまとめにプラスして、未紹介アイテムも多数加えたかなり大掛かりな特集になっていますが、1万円以下のコスパアイテムに焦点を絞った回も追加でやろうとは思っております。

 

半袖シャツの「着方」のトレンドが変わってきた⁉️タンクトップ人気が爆発、この変化の裏にあること

 
 半袖シャツのトレンド(ビッグシルエットだったり、ソデが大きい等)自体はそんなに変わっていないのですが、実はここ1、2年の間に半袖シャツの「着方」はちょっと変わってきています。

それまでは首元の詰まったクルーネックのTシャツを合わせる人が多かったのですが、これがタンクトップに置き換わっているのです。

ここ数年よく見られた半袖シャツの着こなし(元々あまりオススメはしていないけれど)
ここのところ急激に増えるタンクトップインナースタイル


元々メンズにおける半袖シャツというアイテム自体が子供っぽく見えてしまうアイテムということもあり。
さらに野暮ったく見せてしまうクルーネックTに半袖シャツを「羽織る」スタイルは、あまりオススメしていませんでした。

これをタンクトップにすることで大分野暮ったさが軽減されます。

あと単純に涼しいので。もう皆だいぶマスクを外してきていますけど、マスクしてクルーネックのちゃんとしたTシャツ着て、さらに半袖シャツ着て…ってもう我慢できなかったんじゃないかな。


タンクトップにはもちろんデメリットもありますが、それは後で解説するとして、せっかくトレンドが変わってきて、半袖シャツ自体を変えなくても変化を付けられるので試してみて欲しいですね。

タンクトップで考えることは主に3つです。

・色
・生地(の表情)
・首の開き具合

色は圧倒的に白が人気。
今のタンクトップへのトレンド変化は、それまで過剰に清潔感を求められて押さえられていた生々しさ、色気の解放なんですよね。
従って下着っぽい、そして同時にファッションにおいて非常に目立つ色、際立つ色である白が人気です。

生地は、タンクトップなので、リブ編みやワッフル編みなど、凹凸感がしっかり出たもの、表情感のあるものが多いですね。
表情感があればあるほど、タンクトップに目が行きます。

首の開き具合は、タンクトップによって詰まったものから開いたものまで様々ですが、あまりに詰まったものはシャツを羽織ってしまうとクルーネックTと変わらなくなってしまいます。

これらの要素を、タンクトップトレンドの裏にある、生々しさの解放・色気を見せていく方向への変化をどの程度取り入れるのか?考えながらタンクトップを考えていくわけですが…。

めちゃ難しかったですね…。
別にユニクロとか無印良品でも良いのですが。
例えば無印良品のさらっと綿タンクトップなどは、非常に着心地良くて下着用タンクトップとしては良いのですが、あくまで下着。
かなり下着。
仮にも見せるとなると、ちょっと心許ないんですよね。

出来れば、えータンクトップか〜自分は良いかな…という人にも取り入れてもらえるようなアイテムが無いかなと。

片っ端から試して、価格、トレンドから考えるバランスなど諸々を考えて現状ベストなのがコレ。

BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS  KOUKIN タンクトップ

KOUKIN タンクトップ

糸の段階でガス焼きを施し毛羽を取り除いて編み立てた、クリアな表情が特徴のコットン100%天竺素材を使用。

タンクトップに多いリブ編みやワッフルのような凹凸感の無い、普通のTシャツ生地のような生地です。
生地に表情が無い方が、タンクトップに目が行きづらく、他の服との馴染みも良いんですよね。

単純に肌当たりもすごく良いので、着ていて気持ち良いです。
Tシャツのような天竺生地もさまざまで、硬くてタンクトップなのに着心地悪いとかもあるのですが、これは着心地最高です。


そして首の開き具合が、かなり絶妙。詰まり過ぎていると、前述のようにタンクトップ着ている意味が無くなってしまうのですが。
かと言って開き過ぎていても、生々し過ぎると言うか、だらしないまで行ってしまうし、気恥ずかしさもアップしてギブアップする人が続出してしまうでしょう。

さらにさらに開いたタンクトップは、まだ早いんじゃないかな。

鎖骨が見えて、それで終わり、というこの開き具合が良いんですよね。もちろんサイズによって微妙に変わってくるのですが(適正サイズより大きいサイズを着ると、首の開きも大きくなりやすい)。

色はトレンドの白でも、この生地感や首の開きのおかげで、だいぶ取り入れやすいんじゃないかな。

もし白はちょっと…という場合は、霜降りライトグレーもあるので。


オンラインストアの画像で見るより、透明感のあるライトグレーですよ。



白からライトグレーに変わるだけで、生々しさがかなり減少して、気恥ずかしさも減ります。
黒でももちろん良いのですが。

ライトグレーって汗に弱い生地(濡れると色が濃くなって汗シミが目立つ)ではあるのですが、そもそもタンクトップ自体汗をそんなに大量にかくシチュエーションではオススメしないで…。

このライトグレー良いんですよね。

ユニクロや無印良品に比べると高いよ!という方は、ユナイテッドアローズ系のクーポン使えるタイミングがあるので狙ってみてください。
3000円のものが1000円値引きされるとかなり大きいですよね。

ただそこまでガッシリとした肉厚タイプでは無いので、1シーズン使い捨てみたいにはなってしまうかなと思います。


タンクトップのデメリットは、何と言っても脇下の手当てが無いので、上に着た服に直接汗を吸わせてしまうということですね。
もちろん何も着ないよりは全然マシですが。

洋服のことを思うと、タンクトップをインナーにするのは出来るだけやめておいた方が良いのは確かです。
ただエリ汚れなどはどうせケアしないといけないですし、もう本当着たら早急に洗濯することでカバーすることは可能です。

個人的には、暑い日中を含めて一日中歩きまわって汗だくになりそうな日は、インティーなどで万全を期してもらって。
(本当はそういう日ほどタンクトップで過ごしたいのは重々承知の上)

夕方から出掛けるなど、汗をそんなにかかないシチュエーションでタンクトップ使うなら、洋服へのダメージなどはそれほど気にせず済みます。

夕方のちょっとした風を最大限に感じることが出来たりして気持ちいいですし。

ちなみに洋服屋さんでの試着(タンクトップを着て、他の洋服をその上から試着するという意味)は、「タンクトップでも良いですよ」、と言ってくれるところが多いとは思います。
ただ、出来ればやめておいてあげたほうが良いかな…とは思います。
別にマナー違反云々言うつもりは無いですが、タンクトップは直接肌が洋服に触れる面接が大きいので。
レディースでは当たり前、などはありますが、やっぱり気にするお店は気にすると思うので。


もちろんタンクトップがトレンドだからと言って必ず取り入れなければいけないわけではありません。

クルーネックTシャツに半袖シャツを羽織るのは野暮ったくなることが多いのであまりオススメしないのですが、インナー側をタックインすることでかなりスッキリと見せることが可能になりますし。


クルーネックTに半袖シャツの羽織、も悪くは無いが…


インナーだけタックインすることでよりスッキリ見せられる

タックイン苦手な方も多いと思うのですが、最近Tシャツが大型化し過ぎたことで増えているスソのもたつきをカバー出来ますし。
またタックインの弱点である、ヒップが丸出しになってしまうということも、上に羽織ったシャツがカバーしてくれます。

これも今だからこそオススメな半袖シャツの着方ですね。

インティーなど見せないインナーを使って、ボタンを閉めて、正統派の着方も良いのですが、ちょっと変化を付けたいという時はタンクトップや、インナーをタックインさせての羽織りもオススメできるトレンドになってきました。

首元から覗かせるにしてもタンクトップをチラ見せ、のほうが今っぽいですね。



以前は、シャツに合わせるインナーは下着っぽい方が良い、一枚で着るようなTシャツを合わせてしまうと野暮ったい、という使い分けがなされていたのですが、ここ数年そこが曖昧になっていたように思います。
それが再び意識されるようになってきただけ、とも言えますね。

タンクトップは、着こなしに軽さを与えてくれるのですが、同時にルーズさも最大限に引き出されてしまうという特徴があります。

これから秋に掛けて、カーディガンやジャケット等との合わせも増えてくると思うのですが、とりあえずシャツのインナーくらいに留めておいたほうが今は無難かもしれません。
そういった何でもタンクトップというのは、着る人のキャラクター性も大きく問われるので。


2022年あたりを境として、またいろいろなものが徐々に変わってきています。
それまではビッグシルエットトレンドの到来によって、その前の主流だったタイトな洋服はどんどん減って行きました。
同時に少しでも尖ったもの、シャープなものも淘汰されていき、丸みを帯びていきました。
過剰に清潔感を優先するあまり、生々しさと同時に色気までNGにされてしまったような、そんな時代だったかもしれません。

ただそんな流れにも流石に息苦しさを覚えはじめ。
髪型はドの付くようなマッシュヘアからパーマを掛ける人が増え、首元の詰まったクルーネックのインナーから、より楽なタンクトップに変わっているのです。

いきなりタイトでシャープな服にまた戻るみたいな、急な変化は起こりません。
そういう根底からの大変化は、好景気な時に起こることが多いです。
2000年代のディオールオム旋風とか、2010年代のビッグシルエットトレンドも比較的好景気な時に起こっていますし。

まずはタンクトップみたいな小さなところから変化していくのかなと。
ビッグシルエットトレンドと言うか、とにかくデカく着よう!みたいなトレンド自体もかなり前から修正が入ってきていて、程よいゆとり感を求めていくみたいな方向性に転換していると思うのですが、それ自体は大きな変化とは言えないでしょう。

変化率としては急激でなくとも、確実に変わっていくので、ある時気付いたら古くさい着方をしていた…なんてことも起こるんですよね。




BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS  KOUKIN タンクトップ

KOUKIN タンクトップ

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