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冬のパンツ・ボトムス特集!アウターとのバランス、次世代はこうなる?

 冬と言えばウールコート、ダウンジャケット、そしてニット…のようにアウターやトップスにまず目が行きだと思うのですが、意外と困るのがパンツ・ボトムスではないかな?と思っています。

重く重くなりがちな冬の「上」に対して、「下」はバランスを取る役割を担うわけですから、あれ?何か上手く行かない…ということも出てくるでしょう。

冬のパンツは、アウターとのバランスが大事!そこらへんも考慮しながら、冬のパンツを考えていきます。


どう冬を越そうか…困っている人に送るコーデュロイパンツ



 冬、結構パンツで困っている人居るのでは?というのは、冬って良いパンツを買おうとするとどうしてもお金が掛かってしまうんですよね。
ウール素材の温かみのある素材で買おうとすると、どうしたって値段が上がるか、生地がペラペラになるかです…。

そんなときに助っ人的な存在になるのが、コーデュロイパンツ。コーデュロイパンツも、1万円以下になってくると大分厳しい感じ(ペラペラで素材的な量感が足りない)になってきますが、1万円以上出すとそこそこの物が手に入ります。


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BY クリア 6W コーデュロイ 1P テーパードパンツ


BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWSビューティ&ユース ユナイテッドアローズの「BY クリア 6W コーデュロイ 1P テーパードパンツ」。


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6Wはコーデュロイのうねを表しており、6Wellは1インチ(約2.54cm)に6本の畝があるという意味。極太ではないものの、太畝の部類ですね。適度なワイドシルエットとのバランスが良いです。これ以上太畝になると今度はパンツの情報量が突出してしまって合わせが難しくなります。

シルエットは、ワンタックの入った腰回りに余裕のある、ワイドテーパードシルエット。

これ以上太くなるとアウターとの相性が悪くなる、ギリギリのところで踏みとどまった絶妙なワイド感。
この値段にしては割とガシッとした生地故に、シルエットもしっかりと出ますね。

センタープレスが入っていないタイプのパンツは、デニムなどを除いてタックが入っていたほうが情報量がよりリッチになり、単品でそこそこ映えるパンツになります。


生地の厚み的な意味での防寒性、シルエット、極上とは言えないまでも標準的なコーデュロイの質感を満たし、これ穿いておけばこの冬何とか乗り越えられる…。

今回のパンツ特集の基準的なアイテムですね。


ロングコートとの相性は○。

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以前はロングコートには細身パンツを合わせて縦長感を強調していました。
昨今のリラックスムードからは、そこまで徹底した、全身にわたるシルエット的なストイックさは求められなくなりました。多少野暮ったくなっても良いのです。

それでも流石にドの付くようなワイドパンツだと、ロングコートを合わせるとなかなかキツイ…。程よいワイドなら、ロングコートでも今は全然OKですよ。


ただし、ダウンジャケットとの相性は△。


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バツでは無いけれど…。正直イマイチ。シルエットへのストイックさは全く要求されなくなっていますが、ダウンジャケットスタイルだけはボトムスでバランスを取らないとかなり悲惨なことになります。


テーパードは効いている形なので、多少脚の形を補正するところはあるのですが、それでもいわば「ゴツい」下半身を作るのが、生地に落ち感のないコーデュロイワイドパンツです。

太過ぎないタイプとは言え、全身のメリハリが無くなってしまう可能性があります。もちろん高身長なら、それを上回るタテ感を出せるんですけどね。

また着る人によってはストリート系のダウンスタイルに昇華出来る可能性はあるため、一概にダメ!というわけではありません。


色は、リアリティを持って使えるブラックとダークグレーのどちらを選ぼう?となると思うのですが(ブラウンも悪くないですが、やや垢抜けたカラーで若干難易度高めです)、生地感・高級感では黒の方が上です。

ダークグレーはその点で黒に明らかに劣るのですが、それでも黒やダークネイビーなど重くなりがちな冬のアウターに合わせるのであればダークグレーは使えますね。


今回紹介するセレクトショップオリジナルのアイテムすべてに言えますが、どのタイミングにせよ、そう遠くない時期にセールには掛かります。

なかなか難しい時期ですが、購入タイミングだけご注意ください。


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BY クリア 6W コーデュロイ 1P テーパードパンツ


ZOZO    BY公式    楽天    Amazon


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