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今熱いのは1万円で買えるシャツ!欠けていたピースを埋めるチェックシャツなど、シャツ特集・セレクトショップオリジナル編【フィーチャー】

 今年の夏は本当に過酷な暑さでしたね…。
と、なんだか過去形みたいに言っていますが、まだまだ暑い。

ただ、本当に僅かですが湿度が低い時間帯などは「秋の気配」を感じたり。
私もこの間久しぶりに半袖以外の服、9分袖くらいのものを着たのですが、全然いけましたね。

もうすぐ…もうすぐ長袖シャツ着れるんじゃないか!?というわけで、まずはシャツ特集です。

今回はセレクトショップオリジナルアイテムから。

今、1万円台のシャツ…特に1万円(+消費税)で買えるシャツが良かったり、また今までどうしてもセレクトショップのオリジナルでは欠けて分野の良作シャツが見つかったり、価格やジャンル別にかなり精度の高いアイテム紹介が出来ているのではないかなと思います。


今熱いのは1万円で買えるシャツ!毎回良作のウールシャツ、23年はカラーが選べる年に!


 
 今、1万円台で買えるシャツがかなり熱い!のです。
相対的に見て、最も満足感のある買い物ができる可能性が高い。

現状細かいところまでこだわり抜いたドメスティックブランドのシャツは値上がりを続けており、もはや3万円どころから4万円くらい出して初めて良いシャツが買えるという様相。

対して1万円台のシャツも、少し前に比べて千円、二千円円ほど値上がりしていたり、楽天などのポイントバック率が下がったりと値上げ感が無いことはないのですが、それでも許容範囲と言えるのでは…?ところに踏みとどまっており。
(ただフリマアプリなどでのリセールバリューまで考慮するなら、依然として格差はあります。いわぬるブランド物の方が、リセールバリューは圧倒的に高いのです。)

それでいてかなりクオリティが高まっていて、ユニクロ・無印良品などの5000円以下の価格帯のシャツとは明確に差を付けられるのはもちろん、さらに上の価格のカテゴリーのアイテムと比べても見劣りしづらいものが出てきているのです。

まずは、これはもう紹介するの何度目だよと言われそうですが、1万円で買える良作シャツのレジェンド。


グリーンレーベルリラクシング ウォッシャブル ビエラ ジャストルーズ シャツ

ウォッシャブル ビエラ ジャストルーズ シャツ


グリーンレーベルリラクシングが毎年春と秋に出すウールシャツ。秋冬は「ビエラ」生地です。
軽く起毛させたはずの生地ですが、起毛感は少なめ。
春夏のサマーウールのようなトゥルッとした感じは軽減されている程度。
ウールとはいえチクチク感はほぼありません。

ウールシャツと言っても、ウール50% ポリエステル40% 再生繊維(セルロース)10%とウールの割合は半分ほど。

それでも後述するようにウールシャツの良さが感じられる良作シリーズです。

春はこれまでと素材構成がちょっと変わって、ポリエステル45% ウール40% 複合繊維(ポリエステル)15%とウールの割合が低くなってしまいましたが、今回はウールの割合が例年並みのものに戻りました(春も全く悪く無かったのですが)。

とにかくイージーケアな上で、見栄えが良い。
コットンのシャツはどうしてもアイロン作業が無いと厳しいものが多い中で、これは洗ってびしょびしょのまま干しておけば、なんならそのまま着れちゃう。
(シャツの顔であるエリだけは、アイロンしたほうが良いかもしれません。)

ウールの伸びやかさから来るシルエットや落ち感、揺れ感など、コットンのシャツにはない特性を持ち。

ポリエステル100%のシャツのような、妙に若々しい雰囲気なども無く。


価格を抑えながらも、ウールシャツの良さを堪能することが出来ます。

このアイテム、当初はポテンシャルがありつつも、リリースされる全てのカラーリングが良い!みたいなアイテムではなかったのです。
どうしてもウール100%ではなくポリエステル糸も使われる影響で、ポリエステル特有の歪なツヤ感、ポリ感が出て安っぽく映ることも多く。
3‐4色発売される中で、1色良いものがある、2色あればそのシーズンは上出来!というアイテムでした。

それが何故か今年は…全色良いんですよね。
前述のポリエステルの欠点が出ていなくて、ポリ感などを気にせずに、好きな色を選べるのです。

ただそれでも今季オススメなのは、モカとダークグレーです。

モカは、本当に写真で正確に表現するのは困難なのですが(見る画面にもよるでしょうし)、グレーとベージュを混ぜたようないわゆるグレージュ。

以前も同様の色が展開されたことがありますが、その時より発色、クオリティはアップしています。

いやーこの色は素晴らしい…。
オンラインショップの写真より現物の方が良いパターン。
黒のボトムスに合わせる、という非常にシンプルなコーディネートでもう大丈夫です。

むしろそういうコーディネートの方が、このシャツの色味が活きる。

もう一つ、ダークグレーも良いんですよね…。


ウールだからこそ出る、もう一段奥のある色味で、これも非常に良い色です。

おそらくこの素材で真っ黒を作ると、夜のお仕事感が出てしまうと思うのですが、そこから少しズラしたことでそういう感じはほぼ出ないですし、黒のパンツと合わせても全身真っ黒になりません(靴だけでも明るめにしないと全体のトーンはやはり暗すぎると思いますが)。

本当はダークブラウンのパンツとの合わせが最高。



もう1色のコバルトブルーもキレイな色ですが、これはちょっと若々しい雰囲気があって、せっかくこの素材で本物感のあるモカとダークグレーに劣るかなと。

明るい・暗いとある意味極端なカラバリで良い出来のものが出てくれたので、ご自身の適性、似合う・似合わない、しっくりくるか否かで決めて良いと思います。

サイズ感としては、セレクトショップオリジナルのシャツにしては大きめな作りで、無理に大きく着なくても良いアイテムですが、ソデの余る感じが許す限り大きめに着た方が、ブランドっぽくは着れます。

ここは本当個人差あるところで、少しでも余りがあると許せない!という人もいるし、この余り具合が良いという人もいるし。
ビッグシルエットトレンド以降、本当サイズの「正解」って無くなったというか多様化したというか。

良さでもあり、人を選びそうなのがアームがシャツとしてはかなり太いこと。
これは近年のトレンドでもありますが。
これがダメな人は、後述するこのシャツのチェックシャツバージョンの方が合うかもしれません。
またタックインすると、アームの太さが強調されてしまうのでタックインには不向きですよ。

毎シーズン人気のアイテム故に基本的にたくさん作られるので、まだ暑い今時期はそこまで慌てて買うこともないのですが、XLサイズだけは毎回生産数が他サイズに比べて極端に少ないんですよ…。
本当すぐ入手困難になってしまうので、XLサイズ狙いの方だけは急いだ方が良いですね。


グリーンレーベルリラクシング ウォッシャブル ビエラ ジャストルーズ シャツ

ウォッシャブル ビエラ ジャストルーズ シャツ

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数年前から継続してオススメしていますが、今季は非常に良い出来で、ブランドの4万円のウールシャツに匹敵する…みたいなことは言えないのですが、並べた時に4倍の値段差がするとは到底思えないはず。まあ服ってそういうものですけどね。

色々なものが値上がりして、もはや色んなものをいっぱい買う!っていうことは出来ず、本当に満足するものを少量買う、みたいな時代だと思うのです。

だとするなら、値段と満足感の釣り合いがうまく取れているのはこの価格帯のシャツでは?と思ったりしますね。

確かにシャツで1万円は、安いとは言い難いですが、ただひたすらに安さを求めるのではなく、そのモノが与えてくれる満足感に徹底的にこだわる必要がある時代だと思っています。また4万円のシャツには「これを買ったらもう他に何も要らなくらい、俺は超幸せになれるんだ!」というくらいの特別感を求めたくなってしまう…。高価格帯ではそういうものを紹介したいですね。

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