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再考・「モテる」メンズファッションとは?「シンプルに見せる」とは何なのか?



 「モテる」をテーマにいくつか記事を書かせてもらっており、実はかなりアクセスもあったのですが、しばらくこのテーマからは遠ざかっていましたね。


というのも、ファッションを語る上で

「モテるファッション」

などと言い出すのは恥ずかしいことである、という意識がどうにも私の中にもあったからです。

オシャレと言われるブランドは決して「この服はモテます!」などとは言いません。

たまにアパレルショップの店員さんが「いやーこれはモテますよね!」などと言ったりします。

しかし基本的には「モテる」などと口にだすことは、少なくとも「オシャレではない」とされているのです。



その一方で、そういったアパレルやファッション業界の「モテるというキーワードは言ってはいけない」という自制の下、モテるファッションは「そういった変な意識に縛られない人たち」…

つまり業界からはちょっと外れたところにいるような人たちの、いわば独壇場となっています。

Googleに「モテるメンズファッション」と聞いてみましょう。

答えはこうです。

レディースファッションにはこうした「モテというキーワードを使ってはいけない」という規範めいたものは無いらしく、ある程度「マトモ」な状況になっていますが、メンズのモテファッション界隈は悲惨です。


この記事を書くに当たり、世の「モテ本」をいくつか読んでみたのですが、ファッションについて決定的なことが書いてあることはほとんどなく、「清潔感」について「爪はちゃんと切りましょう」「お風呂にはちゃんと入りましょう」「髪は一ヶ月に一回切りましょう」などという「そんなの当たり前だろ!」と言いたくなるようなことでお茶を濁すか、

あるいは「男ならビニール傘ではなく、ウン万円する良い傘を買いましょう!」というような、いやいやそれは最後で良いだろ?というような事だったり…。

あまり真面目に語られないだけに、好青年風の人がオラオラ系のパワー型ファッションに「魔改造」されちゃったり…そういう指南も多いですよね。

でもそれは、オシャレとされる人達が「モテるファッションなんて無いよ?」「そんなの気にしてないで好きなもの着ろよ?」などと言い過ぎてきたからでもあると思うのです。

つまり、あまりこの部分を言語化しようとしてこなかった。


確かにファッション「だけ」でモテるなんてことはないですし、どんなファッションでもモテることが可能であるのは確かです。

それでも、モテるファッションは無い!好きなものを着ろ!と突き放す態度が「モテるメンズファッション」を「モテないメンズファッション」にしてしまったという側面があると思っています。

というわけで今回は、久々のオシャレ脳を鍛えよう!有料コラムで茶化さず真面目に「メンズのモテファッション」を考えてみたいと思います。

そして女性が好きなファッションとして挙げる「シンプルなファッション」についても、もう一段階踏み込んで考えてみましょう。



※このアイテム、ブランドを着るとモテるよ!というようなことは出てこないのであしからず! 



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