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スタイリングの核!この春夏にオススメしたいスラックスをシルエット別に紹介!


  私の活動において、メインで紹介するアイテムにもなっているのがスラックス。

え~、仕事でもない、カジュアルシーンでスラックス?という人も多かったと思うのですが、脱・ジーンズという大きなトレンドの流れの中でどんどん穿く人を増やし、そのパイを広げているアイテムでもあります。

本当に騙されたと思って穿いて頂けると、ファッションがこんなにもラクになるのか!というアイテムでもありますからね。

今回はシルエット、テイストも様々に、この春のオススメスラックスを紹介したいと思います。


MARKAWAREのペグトップ、イージーバージョンとは?


 このnoteだけではなく、私のブログでも初期からオススメしている、MARKAWARE(マーカウェア)の「ペグトップ」と呼ばれるスラックス。


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MARKAWARE PEGTOP TROUSERS #BLACK


長らく続いたスキニーパンツによる細身シルエットのトレンドが、ピークを超え、ようやくワイドパンツも取り入れる人が増えるかな…?という時期に登場したこのパンツ。


いわゆるワイドテーパードと呼ばれる、腰回り~太もも周りに掛けては太く、スソに向かってテーパードしてスッキリ見せるタイプ。

現在では割とありふれたシルエットですが、このパンツの計算されたシルエットによるスタイル補正効果はやはり随一。


サイズ1着用

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服が身体から離れて、服がシルエットを作ってくれる、脚の形を服が補正してくれる…という感覚を感じることが出来る数少ないパンツですね。


意外と太もも周りの生地を持て余してしまい、ボテッとしてしまうワイドテーパードパンツが多い中で、その持て余したところがないこの形は今持って最高のワイドテーパードパンツと言えるでしょう。


サイズ2着用

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計算されたシルエットと、アルゼンチンオーガニックのサマーウールの生地が組み合わさることによってこそ為せるワザですね。

別の生地だとまた違ってきてしまったりするので…。


さて、実は今まで質問を頂いた際などには都度答えてきたのですが、今回はこのペグトップのイージータイプタイプを紹介しましょう。


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https://parkingmag.jp/shop/bottoms/super-120s-wool-tropical-pegtop-easy-trousers/%C2%A0



通常のペグトップはセミイージータイプと言って、ウエストの背中側だけにゴムが仕込まれているタイプになります。


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対してイージータイプは、ペグトップとは名前が付いているものの、ベルトループが無く、ウエストのゴムがぐるりと一周する完全イージータイプになります。


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違いは、もちろん生地も違うのですが、最大の違いとしてはイージータイプの方が丈が4cmほど通常のペグトップよりも長いのです。


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そのためアンクルカットというよりはギリギリクッションが出来る感じで穿くことになるかなと思います。


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もちろんMARKAWAREのモデルを務めている本店の店長くらい身長があるとクッションも出来ないのですが…出来てしまう人も多いでしょうね。

これはもうそういうものかなと。


イージータイプ

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通常のペグトップ

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同サイズでも全然見え方が違ってきますよね。

ちょっと前から、これからはアンクルカットよりもちょっと丈長めくらいの丈感のほうがバランス取りやすくなるよ…というお話はさせて頂いているのですが、このイージータイプならサイズを上げなくても従来のペグトップとはまた違ったバランスを実現出来ます。


テーパードの効いた綺麗なシルエットによる脚の形を補正する力を全面に押し出すにはやはりアンクルカットでクッションを作らない方が良いし…。

一方で、クッションを作ってしまっても、より細身に、脚を長く見せるのであれば丈長めの方が良いし…。

これは後日ミニコラムとして配信予定の、コーディネートにおける「部分最適と全体最適」という話にも関わってきます。

また通常のペグトップの生地がベタッとし色味だとすると、少し濃淡のある色味。


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トップダイ、トップ染めと呼ばれる繊維の段階から染める方法によりベタッとした色の出方ではなく、近くで見ると杢(もく)のような複雑さ、奥行きがあります。

ウール生地なので、コットン生地のようにカジュアルというわけではないですが、綺麗さもありつつ、ちょっと抜けた感じが出て全然違うアイテムのように見えますね。

今年は特にインディゴと呼ばれるネイビーの発色が素晴らしくて。

生産の都合で本店の入荷は遅かったのですが、このインディゴにはブランド側もかなり自信を持っていたらしく。


トップ染によるほんの少し淡い色味で、高級スーツに使われていそうな生地ながら、変にドレッシーなツヤ感は無い…という綺麗さだけではなく、リアリティもちゃんとある色味。

ブラウン・ベージュ系の温かい色味に偏っていたトレンドから、ネイビー系の冷たい色味に反動が来ている昨今。

また新たな傑作ネイビーが生まれたんじゃないでしょうか。


個人的にはやはり、勝負スラックスを買いたい!という場合の1本目は通常のペグトップがオススメ。

ペグトップのシルエットは気に入っていて、なおかつちょっと違った見せ方をしたい…という場合や、アンクルカットが苦手、あるいはファッション中上級者を自認する人にはイージータイプがオススメだと思います。


チャコールグレーなんかを選ぶと汎用性があるのですが、この杢っぽい色は真っ黒や普通のネイビーなんかと比べると万能さは劣りますからね。


それにしても今年のインディゴは本当に良い色ですよ。

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