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今年は様相が変わった!?フラッグシップモデル無き西川・小松はコレがオススメ!ダウンジャケット特集!

  お待たせしましたダウンジャケット特集です!

各セレクトショップ必ず出すと言っても良いダウンジャケット。

今年も本当に数多く見ましたが、やっぱりここらへんのブランドに落ち着く…という感じなのですが…。


今年はちょっと様相が変わり、西川ダウンも小松ダウンも、昨年までのフラッグシップモデルをやらない!という事態に。

オーソドックスなダウンジャケットが飽和しきってた感がある中、各ブランドの次なる一手を見ていこうではありませんか。


近年充実してきた、ダウンジャケットに代わるアイテム、インサレーションジャケットでも本当についつい先日めちゃくちゃ良いアイテムが入ってきました。



※1万円台で買えるダウンジャケットの記事も近日公開します。



今年はダウンジャケットらしいダウンジャケットがイマイチ…西川ダウンはこっちが良い!



 ここ10年で、最も躍進を遂げた冬アイテムは「セレクトショップオリジナルのダウンジャケット」でしょう。

ダウンジャケットは7~10万円はするような、高級な物であり、数万円で買えるものは安かろう悪かろう的なイメージがあったと思います。


実際、セレクトショップオリジナルのダウンジャケットって、品質があまり良くなかった。


しかし2012年シーズンにナノ・ユニバースが東京西川とコラボレーションしたその名も「西川ダウン」を大ヒットさせたことを皮切りに、セレクトショップがオリジナルのダウンジャケットに力を入れ始めました。

今やダウンジャケットのスイートスポットは3~4万円のセレクトショップオリジナルアイテムになってきているのです。


さて、昨年はそんな西川ダウンが久しぶりにフラッグシップモデルの「G2」をモデルチェンジ。


20AWモデル

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西川ダウン [SHIEL500D] G2 ALPHA


生地・着丈・細部のディテールなどを変化させて、まさにイメージを一新してきたのです。


でも…今年、コレ出さない!


G2の後継モデルっぽい、と言えるのは、「A1 ALPHA」というアイテム。


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西川ダウン(R) [SHIELD] A1 ALPHA


ちなみにSHIELDシールドは、防風性と軽量性に特化したシリーズです。

西川ダウンには今、このSHIELDシリーズと、後述のHYBRIDシリーズとがあります。


これは昨年のG2 ALPHAのシルエットをほぼそのままに、フード無しタイプにしたのですが…。


これは難しい。


ダウンジャケットは、フードが無いとバランスを取るのが難しくなるのです。

試しにフード脱着型のダウンジャケットからフードを取ってみると、アレ?となると思うのです。

やっぱりフードあったほうが良いなと。


フード無しがダメというよりは、フードが無いならそれを前提にシルエットを考え直さないとキツイんですよね。


このA1ALPHAは早くも他より割引率の高いセールになってしまっていますが、それも頷けるかなと…。



代わってバカ売れしているのが、「MATSUMI」。


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西川ダウン(R) [SHIELD] SOLOTEX MATSUMI


これは、今季からの新型です。


こちらはダウンジャケットらしいダウンジャケット、ではなく、マウンテンパーカー型のダウンジャケット。

丈も60cm台~のショート丈が多いダウンジャケットにあって、これは最小サイズも70cm台の、ショートでもやや長めの着丈。


それでもむしろ着やすいと感じるのは、ダウンパックを内側に配することで、表にダウンパックのモコモコ感を見た目的にはあまり出さず、マウンテンパーカーとしてのデザインを貫いているから。

表地の質感は、ダウンジャケットのそれなんですけどね。


マウンテンパーカーと言うと、セレクトショップではジャーナルスタンダードのものが定番で、オススメのアイテムです。

ただ、これがダウンジャケットバージョンになるとダウンパックがモロに見えてしまう、元のマウンテンパーカーからは離れたデザインになってしまいます…。


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JOURNAL STANDARD 【LASKA / ラスカ】850HT フードダウン


これはこれで良いのですが。

やっぱりダウンパックを表に見せないほうが、スタイリッシュではあります。


そういう意味でも、MATSUMIはダウンジャケットらしさが無いため、非常に着やすい。

生地も帝人のソロテックスという裏打ちがあります。


本当に正直なところ、最初コレを着た時の感想は「つまらなくない?」だったのです。

いかにもセレクトショップオリジナル的な、パンチの無いアイテムに感じたのです。


ただそれは、ダウンジャケットなのに、すんなり着れてしまうことの裏返しでもあります。

ダウンジャケットって結構難しいんですよね、よほどスタイルが良くない限り、あまり野暮ったいパンツを合わせると合わなかったり。

かと言ってスラックスを合わせると、業務中?みたいになることもあったりと。


このMATSUMIも、ダウンジャケットの難しさが全く無いわけでは無いのですが、ダウンジャケットの中ではダントツでカンタンにスタイリングがまとまります。

ダウンジャケット苦手…という人でも着こなしやすいと思います。



今ダウンジャケットって、スタンダードなものが一周りして、次どうする?という迷いのようなものが各ブランドに見られます。

ここのところ寒くなって街中でダウンジャケットを見ること多くなりましたが(暑がりの私からすると、今からダウン着てしまって、本格的な冬はどうするの?という感じですが…)、シンプルなダウンジャケットは皆もうそこそこのものを持っているんですよね。

フードがあって、モコモコして、ダウンジャケットらしいカタチのものは、それなりのものが広く行き渡ってしまった感があって。


またビッグシルエットのダウンの流れもあるにはあるけれど、それは多数の人には受け入れられそうにもなく。

高価格帯のブランドにしても、もうめちゃくちゃ難しい、着ると罰ゲームみたいになるダウンを出していたりするのです。


多くの人がダウンジャケットに求めるのは、めちゃくちゃカッコいいとかオシャレに見えるなどではなく、それなり以上に見えるもの。


純然たるファッションアイテムと言うよりは、冬を乗り越えるギアみたいな側面もありますからね。


そう言う意味ではMATSUMIバカ売れは必然かもしれません。


まあ新型なので、抑えめな生産数にした、とかもありそうですけどね。

新型ウィルス禍もあって減産しているブランド多いですし。

まさかこんなふうな収束ムードになるとは、誰も思いませんでしたよね。


で、例年にない完売スピードで、黒の在庫はSサイズ以外オンライン・実店舗ともに、かなり絶望的なのですが、チャコールグレーならまだ何とかなります。

ZOZOTOWNなら現段階でチャコールグレーの在庫結構ありますし、ちょいちょい再入荷もしています。


注意したいのが、このチャコールグレー、オンラインストアなどの画像は実物とかなり違っていて。

オンラインストアの画像だと、しっかりと皆が思い浮かべるチャコールグレーという感じですが、実物は緑、オリーブっぽいです。

オリーブ・グレーと言った方が正確なのではないかな?

何なら黒よりチャコールグレーの方が深みがあって良い色味だと思いますし、黒のパンツ主体の方はこちらのほうが合うと思います。

ネイビーは明る過ぎてこのアイテムに多くの人が求めているであろうスタイリッシュさに欠けますし、カーキもオンラインストアの写真ほどは深みはないですね。

黒でサイズ無いなら、チャコールグレー一択でしょう。


ナノ・ユニバースのダウンは、基本的にはタイトめのサイズ感。

他のセレクトショップより若干小さく感じるはずです。

いつもS着てる、という人もMで良かったりすると思います。 


また温かさも保証出来ますね。

全然温かく無いダウンジャケットも多い中、これはしっかり温かい。


この新型モデルMATSUMI、おそらくは来年も継続すると思いますし、西川ダウンと言えばコレ、というG2に代わる新たなフラッグシップモデルになる予感がします。



無題2

西川ダウン(R) [SHIELD] SOLOTEX MATSUMI

  

ZOZO  ナノ・ユニバース公式  楽天  Amazon


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