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3万円で買える革靴・ブーツ、これから要・注目のブランドを教えます!

 いやーユニクロUレポート、シンドかった…。

今回は(今回も)良いと思えるアイテムは一握りだし、全アイテム評価する方式をやめれば、そんなに労力は…とか思っていたのですが、各アイテム深堀りしていくとなかなかの作業量になり。

深夜に一人、あぁもうっ!!と発狂しそうになりましたね。


ただやっぱりユニクロはね、やらないといけないとは思っています。

昨今ユニクロユニクロとなりがちなこの界隈だからこそ、自分なりに読者の方を遠回りさせずに、正しいポジションで伝えていかないといけないことがあると。

自称プロたちがユニクロさえ買っておけば良い!かのごとく連呼している現状は、やっぱりちょっと歪ですよ。

そういう方たちや、ユニクロ自体を否定するわけではなく、自分なりに正しく伝えていかないといけないと思っています。


さてユニクロUの裏で、オススメアイテム溜まっております。

どんどん紹介していきましょう。

まずは本当にここ最近頭を悩ませていた最重要課題と言っても良い革靴・ブーツの話から。



カジュアルシーンでの革靴について思うこと… 


※いきなり本題に行きたい方はこの項は飛ばしてください


 革靴は、カジュアルシーンにおいてかなりオススメなアイテム。

「はあ?休日まで革靴なんて履きたくねえよ」という方もいらっしゃるとは思うのですが、革靴を取り入れることでグッと着こなしがしやすくなるものです。


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革靴は、基本的にはカジュアル過ぎないファッションであればスニーカーのように突出して目立つことがなく、スタイリングに溶け込んでくれます。

何より、ヒールがある革靴は、構造的にスニーカーよりもスタイルが良く見えますからね。


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女性の高いヒール靴ほどではないにしても、革靴は最も簡単なスタイル補正術なのです。

これはスタイルの悪い自分には無理かなぁ…なんて洋服も革靴が着こなしやすくしてくれます。

私自身どれだけ革靴に助けられたか…。

カジュアルで革靴なんて…と思っていた人でも、一度革靴にハマると、スニーカー全部手放してしまう…なんてこともよくありますよ。


ただそんな革靴も、いざ買おうとすると結構難しいところがあり。

それは、世の中に革靴は数多あれど「カジュアルシーンに適した革靴」となると、グッと選択肢が狭くなってしまうということ。

世の革靴のほとんどはスーツに合わせることを想定して作られていますから。カジュアルシーンで履くと「仕事用の物を休みの日も使っているの…?」なんて思われそうだったり。

スラックスもそうですが、仕事用のものに見えない、というのは革靴においても結構大事な要素でしょう。

オーセンティックな革靴って若年層には特にとっつきにくさがあると思うんですよ。近年はドクターマーチン(あるいはドクターマーチンを模したもの)が大流行しましたよね。

オーセンティックなデザインで、なおかつカジュアルシーンで履ける革靴って言うと結構限られてしまうものです。

私はこの路線(カジュアルシーンに適した革靴)だとformeフォルメというブランドをとにかくまず一番手にオススメしていますが、formeは6万円~と一般的にはかなり高額なのがネック(この価格帯でも革靴界隈、特にインポート界隈では決して高いとは言えないのが、恐ろしいところ。高級腕時計界隈よりはマシですけど…)。



formeはほぼ全ての型でグッドイヤーウェルテッド製法とマッケイ製法の両方の製法から選択出来る珍しいブランドでしたが、今季から一部を除いてマッケイ製法を休止。

マッケイ製法のほうが約1万円ほど安くあがったのですが、それも無くなり。

10万円を大きく超えるような高級靴と異なり、頑張りに頑張れば手が届く…くらいのところには居ると思うので、相変わらずイチオシではあるのですが…。

その他phigvelフィグベルというドメスティックブランドも洋服ブランドながら靴に強いブランドです。



昨年は、洋服ブランドながら何と靴だけで伊勢丹メンズ館でポップアップを開催したほど。

手が届く価格帯でインポートだと、サンダースなども良いですね。

馴染みのお店で店員さんに経年したものを見せていただくと、素直にカッコ良いなあと思います。


その他だと、ドクターマーチンを卒業して、その次の革靴…としてオススメなのがfoot the coacherフットザコーチャー


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ブランドの代名詞的な存在である「S.S.SHOES」は、ドクターマーチンから次に進みたい…けどコテコテの革靴は…なんて人にオススメです。

大人のドクターマーチン、なんて言うと、ドクターマーチンを履いている大人に「ドクターマーチンは元々大人も履くぞ!」と怒られそうですが…。


…とここまで挙げたブランドは、どれも一般的には高価格となってしまうのがネック(革靴としては安いでしょ、なんて言い出す層は置いておきましょう)。


最近は今をときめく著名なセレクトショップがLe Yucca'sレユッカスCALMANTHOLOGYカルマンソロジーを推していますが、これらもまあ高額です…。


革靴を選ぶ難しさとしてもう1つ大きいのは、そう、単純に「高い」んですよ…。

この「カジュアルシーンに適した革靴」問題「高い」という2つの問題は絡み合っていて。

コスパの良い革靴○選!とかよく取り上げられますが、それはビジネスシューズとしてなの?カジュアルシューズとしてなの?という。

オンオフ両方いけます!なんてのは、要するに中途半端です、ということで、かなり眉唾ですし…(中には高いレベルで両立させてくれるものもあります)。


だから、手が届くカジュアルシューズとしてドクターマーチンが選ばれまくったのは、ある意味必然なんですよね。


もうね、ドクターマーチンばっかりだな!みたいな論調って勝手だなと思うわけです。



手が届くカジュアルシーン向きの革靴として登場した新星HARROGATEハロゲイト、その狙い目は…?



 さてそんな、カジュアルシーン向きかつ手が届く革靴が欲しい…となってくると、今注目なのがHARROGATEハロゲイトです。


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ハロゲイトは、昨年21年春のデビューと本当に新しいブランド。

3万円~33000円と、革靴としてはかなり手が出やすい価格帯ながらも質の高い革靴を出してきた!ということで、いきなりスティーブンアランでセレクトされるなどしました。


今年は伊勢丹メンズ館でポップアップが開催。




<HARROGATE/ハロゲイト>は数々の人気レザーシューズブランドの木型(ラスト)職人として活躍する松田氏が、満を持して参画する新ブランド。高いファッション性と驚きのコストパフォーマンスで、感度の高い業界人の中でも話題となっている。

生産は松田氏が惚れ込んだというインドの製靴工場。質実剛健なグッドイヤー製法を、発祥の地イギリスで十分に修業を積んだ熟練のインド人職人が器用に靴作りを行う工場を視察し、ここでの生産を決めたという。

ファーストサンプルを確認してその完成度の高さに感銘を受けた同氏は、2021年春夏シーズンよりブランドを立ち上げ、セレクトショップ中心に展開をスタート。瞬く間に靴好きの間で話題となった。

フルレザーのアッパー素材には、フレンチカーフや英国チャールズ・F・ステッド社製の上質なスエードを、アウトソールには英国ハルボロラバー社製のダイナイトソールを採用。見えない部分にもこだわり、中物には練りコルクを、インソールには木製シャンクを使用するなど、グッドイヤーウェルテッド製法に適した材料を選定した妥協なき物作りを行っている。

頑健なグッドイヤー製法、トレンド感抜群の適度にボリューム感のあるシルエット、そして足を包み込むような立体的な木型を体感すると、3万円前半というプライスに驚く方も多いという。

業界歴の長い松田氏だからこそ実現した新ブランド<ハロゲイト>は、ビジネスシーンはもちろんのこと、カジュアルスタイルに合わせて履きたいと思わせてくれるコレクションを提案。2022年春夏シーズンからは新作のプレーントゥもローンチされる。

スニーカーブームが落ち着き、革靴を履きたい気分の方も多いはず。ぜひ今回のポップアップでお試しいただき、そのクオリティの高さを味わってみてはいかがだろうか。


実は昨年からハロゲイトは中目黒のセレクトショップが猛烈にプッシュしていました。


私も、ここまで言われたら…と、すぐ見に行ったのですが…。

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