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春のパンツ・ボトムス特集、ユニクロ編!今ユニクロでオススメしたいのはこの5アイテム!

 もうすぐ本格的に春到来ということで、様々なアイテムを紹介していきたいと思っておりますが、やっぱり全ての土台となるのがパンツ・ボトムスですよね。

本当嫌なニュースばかり続くし、ファッションで気分を変えたいけれど、色々値上げもされるし、安く済ませられるならそれに越したことはない。

じゃあユニクロだ…となると思うのですが…。

コスパ最高!と語られがちなユニクロですが、単にコレ良いよ?と言うだけでは、使いこなせず、結局穿かなかった…となってしまい、コスパが良いもへったくれもありません。


これから、これでも厳選してユニクロのパンツを紹介しますが、出来ればここから何本も買うのではなくて、用途を考えて、自分に合った一本をさらに厳選して、実際着倒してほしいと願っております。


※若干ユニクロU特集の焼き直し感はありますが、当時から着用画像や各アイテムの再評価を行っております。

※スタイリング使用アイテムは後日追加致します。ご容赦ください。


ボトムス迷子にならないために…基本は黒のパンツ、は変わらない



黒スキニーの代替になるのはやっぱりコレ、新バージョンが早くも値下げ


 私は近年のトレンドからすると、2010年代に隆盛を極めた黒スキニーは、もうやめておくべきではないかな…とここ数年思っています。

流行り過ぎて、猫も杓子も黒スキニー…になってしまったこともありますが。

やっぱりトレンドがどんどんトップスの大型化という方向に進んだので、単純にそれらと相性が悪くなってしまったのです。

もちろんスキニーが本当に似合う方っています。脚が細くて長い方の穿くスキニーって、男から見ても惚れ惚れとしますし。

そういう方はスキニーを穿いて全然良いと思うし、何ももう時代遅れだからの一点張りでもってスキニーやめろとか言っているわけではないのです。



ただ数年前の「とりあえず迷ったら黒スキニー穿いておけ」みたいなムーブメントは、そろそろお終いなのではないかと。


じゃあ何を穿けば良いんだよ?ということになるのですが、やはり黒スキニーの後継者になるのは黒いパンツ。

それも変に太過ぎたりせず、余計なディテールや要素は削ぎ落とされたものが良いのだと思います。


「黒スキニーって何にでも合うよね」というのが、ボトムス王者としてあれだけ君臨した理由でもあり、今もってじゃあ他に何を穿けば良いんだよ?となる理由だと思うので。


ワイドパンツが流行っている、ミリタリーパンツが流行っている、と言っても、それらを穿く人は決して多くはありません。

インディゴデニムも良いですが、やはり黒のパンツに比べると「何にでも合う」感は減少します。


となると、やっぱりコレなんですよね…。


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セルビッジ レギュラーフィットジーンズ




※これは21AWの「レギュラーフィットジーンズ」、22SSのようなセルビッジ仕様ではありません(後述)。

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シルエットは太すぎないストレートシルエット。

ほぼテーパードは掛かっていませんが、このレギュラーフィットジーンズは21SS→21AWでシルエットを変更。

主に股上を深くして、よりハイウエストに、よりスッキリ穿けるようになっています。


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サイズ感が重要、適正サイズの+2サイズが目安


このアイテム、本当のジャストサイズで穿いてしまうとかなり微妙なのですが、公式で適正と出てくる+2くらいのサイズを基準に選ぶと、程良いゆったり感が出てくれます。

画像は172cmでサイズ31を穿いています。


このレギュラーフィットジーンズはいくら良いアイテムとはいえ、ジャストサイズで穿くと、何が良いの?となってしまうかなと思います。


サイズにだけ気を付けてもらえれば、この程よくゆったり、それでいてスッキリ感もある…というバランスの良さは本当に絶妙だと思います。


例えばダウンジャケットと合わせた時などにそれを実感しましたね。

太いパンツの鬼門は、ダウンジャケットなのです。

どうしてもダウンジャケットはダウンの膨らみ感、ボリューム感が出るので、これに太いパンツを合わせてしまうと、よほどスタイルが良くない限り「ずんぐりむっくり」としたシルエットになってしまうのです…。

ダウンジャケットは上半身をいわば太って見せてしまうアイテムなので、ボトムスはスッキリ感がないと、本当に全身太っているように見えてしまう危険があるのです。

かと言ってセンタープレスの入ったスラックスだと、スッキリ感は出せても、「仕事でダウンを羽織っている人」というイメージで見られる危険もあったり。


このレギュラーフィットジーンズは、ダウンと合わせてもスッキリ見せられるのが良かったですね。


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ダウンとも合わせられるくらいに万能性もあるわけですから、これから春に掛けてはほぼ「何にでも合う」と言ってしまって良いと思います。


ただ注意点としては、繰り返しになりますが、やはりサイズ感次第では凡庸なものになってしまう可能性が高いです。

ウエストに合わせて本当にジャストサイズで穿けば、かなり細身にスキニーっぽくも穿けるのですが、それだとあまり良さは出ないと思います。

上で掲げた、公式で適正と出てくる+2くらいのサイズを基準に選ぶ、というのもあくまで目安で、もう少し上のサイズでも良いくらいです。


今は新型ウイルス禍の再燃で店頭に行きづらいとは思いますが、本格的に春になる頃には、落ち着いていると思うので(落ち着いていて欲しい…)、じっくり数サイズ試して欲しいなと思います。

ここで妥協してしまうと、ボトムス迷子に逆戻りしてしまうので…。


さてこのレギュラーフィットジーンズは、22SSではさらに変更が加えられ、「セルビッジ」仕様のカラーリングが増えました。

今回は黒もセルビッジになったのです。

前回21AWは「レギュラーフィットジーンズ」扱いで、セルビッジではありませんでした。

今回からセルビッジ、スソを折り返すと耳(赤耳)になっています…というかそれをアピールするために折り返した状態で出荷されてるのです。

ただ「赤耳!」とことさらに言うほど目立ちません…。


セルビッジはこの耳そのものが目的ではなく、「旧式のシャトル織機で織られたデニム生地である」ということに価値があります。

正直なところ新・旧2つの生地を比べて「どちらが良いか?」と言うと新品段階でハッキリ優劣を付けられるような違いは無いのですが。

旧は真っ黒に近いのに対して、新は本当に若干も若干、褪せたような黒だったりしますがそれも2つを並べてよくよく見比べてみないと分からないでしょう。

セルビッジかそうでないかによって、サイドの縫い方も変わってくるので、見比べると面白いですのですが、あまりパッと見の印象では変わらないと言って良いでしょう。

パンツの印象を一番左右するシルエットに関しては、ほぼ変わらないと見て良いのではないかなと。

セルビッジだと気分が良いよね、くらいのものかな…。それって洋服においてかなり大事ですけどね。


で、今回このセルビッジレギュラーフィットジーンズの新しいバージョンも値下げされました。


4990円→3990円に。


これによって、旧レギュラーフィットジーンズと価格差が無くなりました。


旧レギュラーフィットジーンズは21AWシーズンのものがサイズ欠けはしているものの、まだ在庫が残っています。

※21AWのアイテムです!

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レギュラーフィットジーンズ


旧レギュラーフィットジーンズは3990円だったので、あまり変わらないのなら、1000円安いからそちらを選ぼう、という考えもあったと思うのですが、そうしたメリットは無くなりましたね。


ユニクロの1000円、5000円と4000円って、大きいですからね。


ただ、セルビッジは気分が良い、程度のもの。

そんなに言うほど経年変化に期待出来るわけでもなく(黒デニムとはそういうものです)。

旧バージョンを持っていて、それほど傷んだりしていない場合は、すぐに買い替えるほどではないでしょう。

ちなみにセルビッジになったからと言ってインディゴのように最初ノリが付いているわけではありません。


このレギュラーフィットジーンズで、気を付けたいのが、丈感。

そんなに長く設定されていないので、それは典型的な日本人体型である私などには有り難いのですが、脚が長い人には物足りないと思います。

丈感を優先すると、今度はウエストがガバガバになってしまいます。

そういうデニムの穿き方もアリですが、少し上級者向け、慣れが必要になってきます。


ここ最近のトレンド変化で、太さよりも如実に表れているのが丈感。

アンクルカットと言って、靴下が見えるくらいに短く丈をカットするパンツはかなりトレンドから外れてきています。

「とりあえず黒スキニー穿いておけ」時代は、アンクルカットもセットで提案され「スソが長くて出来るクッションは悪」のように言われましたが、現在はむしろ逆で、少しクッションが出来るくらいのほうが良いのです。


その観点からすると、セルビッジだからといってスソを折り返して穿くのはあまりオススメ出来ません。

たたでさえ長くない丈が短く感じてしまいますし。


ちなみに、逆に丈詰めに関してはしやすいパンツではあります。

テーパードはしていないわけではないのですが、本当に緩やか、ほぼストレートなので、数センチ詰めるくらいならシルエットが変わらないと思います。


 

トレンド再燃のブリーチデニム、ユニクロならU?通常ライン?


ブリーチデニム人気再燃


 ここのところトレンド感を強めているのがブリーチデニム。


人気ドメスティックブランドCOMOLIは昨年1月、リーバイスの様々なモデルをサンプリングしつつ、主にヴィンテージリーバイス501XXの影響を色濃く受けた「デニム 5Pパンツ」を発売。





このモデルは、「とにかく太く穿く」ために作られており、最小のサイズ1でも、ウエストはリーバイスXXの32インチくらいでも、ワタリといってふとももの一番太いところは36インチのものと同等、となっているのです。

サイズ2だと、ウエストは34インチでワタリは38インチのものに。

ウエストはそこそこに、とにかくぶっとく穿く、というモデル。


ある意味極端なモデルなのですが、そこが受けて爆発的人気に。

これを穿くだけでインパクトが出せるので。


一時はプレミアが付くほどで、何度も再販され今は落ち着いたものの、それでも各店で完売するほど売れています。

COMOLI好きな人は、かなりの割合で購入しているのでは…というほど。



もう一つ、ドメスティックブランドを牽引する存在であるAURALEEも、22SSシーズンで「HARD TWIST FADED BROWN DENIM 5P PANTS」、モカブラウンカラーをリリース。


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これは21AWのAURALEEにあったブラウンデニムを色落ちさせたもの。

長い間あった「ブリーチデニムはダサい」「カラーデニムはもっとダサい」という空気を一変させてしまいました。


22年はCOMOLIとAURALEEだけではなく、ブリーチデニムが何かと目立つ年になりそうです。


で、ユニクロも出してきましたよね、ブリーチデニム…。


ユニクロインライン ワイドフィットジーンズ


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ワイドフィットジーンズ


それが「ワイドフィットジーンズ」。


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最も色落ちを効かせた62 BLUEは、こちらもアイスブルーと呼ばれるようなブリーチデニムです。

ワイドフィットと言っても、COMOLIの5Pパンツに比べると、だいぶ「常識的」な太さではあります。


が、それでもこうしたルーズシルエットのデニムがユニクロから出てきた驚きは有りました。


さらにユニクロUラインからもブリーチデニムが登場。


ユニクロU レギュラーフィットジーンズ

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レギュラーフィットジーンズ


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先程紹介した黒のレギュラーフィットジーンズのインディゴ・ブリーチ版です。

こちらはセルビッジではありません。


こちらも他のレギュラーフィットジーンズ同様、22SSシーズンのアイテムで発売から一月足らずで1000円値下げされて、ワイドフィットジーンズと同額になりました。


そうなると、どう違うの?そしてどっちが良いの?となるでしょう。

これはユニクロUレポートでもきっちりお伝え出来ていなかった所。


まず、レギュラーフィットジーンズは、ワイドフィットジーンズに比べるとそこまで太さが無く、ルーズ感がありません。


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先程紹介した、黒のレギュラーフィットジーンズと基本的にはシルエットが変わりませんからね。


インラインのワイドフィットジーンズは、同サイズのユニクロUレギュラーフィットジーンズに比べて、ワタリと言ってふともも付け根の一番太い部分は3cm太くなっています。

Uのレギュラーフィットジーンズを最大サイズまでサイズアップしてもこんなに太くは出来ません。

それでいてスソ幅になるとほぼ同じ、という、要するに土管のようなワイドではなく、かなり極端なワイドテーパードデニムなのです。


また生地感も全然違っています。


インラインのワイドフィットジーンズは、かなりクタクタでハリ感はほぼ無くなっていますし、ブリーチが効いている部分、青みが残っている部分ともに若干生成りっぽさが出ていて、より古めかしい雰囲気。

対してUのレギュラーフィットジーンズは、しっかりしたハリ感が残っており、ブリーチが効いている部分も生成りっぽさが弱く、全体的な印象としてより綺麗な濁りのない水色っぽくて、ブリーチデニムながら清潔感があります。


シルエットも生地感も結構違っていて、少し汚らしくても古着っぽく、ルーズな感じが良い場合はインラインのワイドフィットジーンズ。

あくまでも清潔感をキープしたい場合はUのレギュラーフィットジーンズ、とうまい具合に棲み分け出来るのではないかと思います。

元々レギュラーフィットジーンズはオススメしているサイズアップをすれば緩く穿けますし、ブリーチは黒に比べて膨張して見えるので、ブリーチデニムトレンドの背景にあるルーズ感はしっかり出せますよ。



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ブリーチデニムの着こなし法


 ブリーチデニムは、どうやって他の服と合わせたら良いか分からない!となりがち。

そうなったら冒頭でも述べたように、ユニクロだからといってコスパが良いも悪いもありません。

その場合、ユニクロはデニムに関してはかなり良いですから、ユニクロだから悪かった…というわけでもないと思うんですよね。



ユニクロU レギュラーフィットジーンズ

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ブリーチデニムは、黒のトップスと合わせるのが、最もハードルが低いとは思いますが、正直つまらない組合わせとも言えるでしょう…。



Tシャツよりは、シャツなどの「ちゃんとしたトップス」のほうが、ブリーチデニムの醸し出すルーズ感をうまい具合に緩和してくれるでしょう。


ユニクロインライン ワイドフィットジーンズ

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ブリーチデニムを穿くなら覚えておいて欲しいのが、ベージュトップスとの相性の良さです。


ユニクロU レギュラーフィットジーンズ

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ユニクロインライン ワイドフィットジーンズ

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これはニット、カットソー、シャツなど幅広いベージュトップスが該当します。


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本来であれば淡い色×淡い色で、全体として淡さが強くなり過ぎてしまうところですが、何故かこの組み合わせはしっくり来てしまうんですよね。


ブリーチデニムが流行る度に再燃する、「ブリーチデニムの鉄板コーデ」でもあるので、ブリーチデニム穿くなら覚えておきたいところです。


何のあてもなくブリーチデニムを買うと、結局穿かなくなってしまうもの。

ユニクロで、4000円とはいえ、穿かないなら高い買い物ですから、何かしらあてが欲しいところですね。


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ワイドフィットジーンズ


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レギュラーフィットジーンズ


ここまでのアイテムのオススメ度  まとめ

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