弱視難聴の研究者の工夫:論文の結果と考察の書き方
楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。
弱視の私は、28インチぐらいの画面に5文字ぐらいしか表示されていない画面で論文を書いています。
見える人からするとびっくり!でも、弱視の人にとっては、これが日常。
ある意味、見えるものが洗練されている世界なんですよ~。
とはいえ、研究者として論文を書くときにはちょっとした工夫も必要です。
論文の考察を書くとき、結果の情報を参照しながら書いていく必要があります。
Wordファイルで、結果の部分をみながら、考察の部分にいってからかきかきとするのは、この状態の見え方の私はものすごーく時間がかかっちゃう。
結果の場所をみつけるのにも時間がかかるし、
考察を書く場所を探すのも時間がかかる。
そんなことをやっていると、頭の中で考えている論理が消えていってしまって、結局、何を書くのかわからなくなってしまう。
過去にたくさんこんな出来事があって、
弱視の人が研究するって無理じゃね?なんて思いながら、
無理じゃね?といわれると、あまのじゃく属性がむくむくと顔をもたげて
試行錯誤すること十数年。笑
現在の私のスタイルはこんなかんじ。
Wordで結果を表示。
メモ帳に考察の文章を書き出す。
Wordをみて、必要なデータはコピペする。
alt+タブーで、ワードから瞬時にメモ帳へ画面を切り替えて、
考察の文章を書きながら、必要に応じてデータの数字tを張り付けていく。
しばらく書いて、また、ワードにalt+タブで戻って、結果の文章を読む。
2つのファイルをいったりきたりしながらするのが、一番効率的にできるのでは?と気づく。今、ここ。
弱視の人に聞いてみると、ほかにももっといろいろな工夫をしている人がいるはず!
ということで、現時点での私の工夫はこんなかんじ。
見える人たちは、どんな工夫していますか?
論文じゃなくても、何かのデータをみながら文章を書く時の効率化ポイントとかあったらぜひシェアしてくださーい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?