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アメリカも州による格差が大きい視覚障害教育

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。

最近はイギリスを中心としたヨーロッパの話題が多かったのですが、今年はアメリカの学会にいこうかと計画しておりまして、その関連で、視覚障害教育を専門とする友人と話していたのですが、地方分権化が日本よりはるかにすすむアメリカでは州ごとに教育格差はかなり大きいとのこと。

テキサス州は、視覚障害教育でも有名なテキサス盲学校があるこtもあり、州法がかなり充実。
視覚障害教育の信任教師には、3年間、メンターがつくよう、義務付けている。
メンターの養成、人材バンクとしての役割、マッチングなども、専門のメンターセンターが行うというかなり充実している。

じゃあ、これがアメリカ全土で行われているかというとそうでもなく、まったくこういったシステムのない州もあるし、歩行訓練士が一人もいない州もあるんだとか。

文献からはこうした先駆的な取り組みがかいまみえるために、アメリカっていいなーと感じるけれど、実際のところは、抱えている問題は日本とかわらないところがたくさん。

だから、国境をこえて、研究者同士、連携していくことってこれからの時代、とても意義があると思う。

確かに、法律も全く違うし、原則となる考え方も違う、国の規模、大統領か総理大臣か、あげればきりがないほどの違いがそこにはあるけれど、視覚障害のあるこどもたちに教育を保障するというゴールは同じ。だからそこには、普遍性があるはず。研究は、普遍性を見出すもの。つまり、国境をこえてそれらがあるはず。

今年はここから、新たな研究プロジェクトがはじまる。わくわくしかない。

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