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眼が見えないので代筆してもらえますか?が伝わらないもどかしさ

楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。

年度末が近づいていると、事務処理の繁忙期が到来。

今年はあっちこっちから書類を集めることが多くて・・・
事務処理が苦手になる理由、それは誰かにサポートしてもらわないとできないものが多すぎるからだと思う。

一人でできるならば、どんどんすすめていけるけれど、
そもそも、送付されてきた書式に自力では記入ができないことが多く、
この書類ではかけないからかける形にしてほしいとお伝えするところからコミュニケーションがはじまる。

視覚障害があるから、人より作業時間がかかるのに、人と同じようにスタートラインにすらたてていないから、余計に時間がかかる。

やっとこさ、届いた書類を書き上げていく中で、いくつかの証明書が必要になり、その書類を入手する手続きも一人ではできない。
なぜなら、申請書書式が視覚障害の私ではアクセスできない形になっているから。

そこからさらに、定額小為替を購入するために郵便局へいき、
「目が見えないので代筆してもらえますか?」
と窓口の人に尋ねるも、
「本当にかけないのですか?」
と確認される。
まぁ、しょうがないとは思っている。見た目、障害者にみえない私、だけど、実際は重度の視覚障害があるから、そのギャップ、疑問をもつのは当たり前とも。

でも、なんで、一度で津俵ないんだろうとも思う。

イギリスにいたときは、わざわざ目が見えないとかいう前から不思議と必要なサポートをしてくれたのだけど・・・。

余裕があるときはいいのだけど、年度末でとにかく書類、書類、書類と、ぱーぱーワークにおわれていると、ぱっと一言で伝わらないコミュニケーションに心がぐらぐらしちゃう。

「見えるように見えると思うのですが、用紙が全く見えないのでかわりにかいてもらえますか?」
と再度お願いして、今回はサポートがえられた。

眼が見えないなんてわざわざうそをつく人、いないと思うし、いたとしても、それで何か悪いことをするような場面でもないので、もう少しだけ周囲の人が理解をしてくれると、私は生きやすくなるなぁーなんて思う今日この頃。

とはいえ、こうやってで歩いて、私と出会ってくれた人は、
「見た目健常者なのに、眼の見えない人がいるんだー」と
ある意味、知る機会になっているとは思うので、
身近なところから、知ってもらうことは続けていこうと思う。

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