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『1ヶ月書くチャレンジ』DAY20 | その時わかっていれば変化があったに違いない後悔

 なんでもっと頑張らなかったのだろう。
というか、なんで周りにアドバイスを求めたりしなかったんだろう。

 これは大学時代の部活の後悔。
周りからどう見られているのか、思われているのか気になってしょうがなくて、少しでも得意なプレーを伸ばしたくて、でも自分は「なんで出来ないんだろう?」という疑問を深堀せずひたすらボールを追いかける日々。

 今思えば私はチームメイトとして役に立ててたのかすら怪しい。
初めてチームプレイの部活に入って(中学高校は陸上部)、最終的には5人の同期と引退まで一緒にプレーした。

 私は昔から相手が何を考えているのか想像することに疎い。なんなら興味がない、というレベルの時もある。大切な大切な同期だけど、相手が何を考えているのかそこまで気にすることもなかった。

 部活は真剣に勝ちたい気持ちのあるチームだったのに私はどこまでも能天気で、なんなら「私の意見聞いてよ」とまで思ってしまう自己中心的な部分もあった。相手が何を考えて発言しているか想像すらしないのに自分のことは聞いてほしい。馬鹿野郎め! 

 もともとそんなに運動神経も抜群じゃない私は最高学年になるにつれ後輩に追いつかれ、レギュラーから外された。ほかの同期はレギュラーで、もちろん焦る。朝練が終わった後も、授業が終わった夕方もひたすら自主練を続けてレギュラーに戻れるために必死だった。
…けど!あの時の私に言いたい。
何が問題で、何を改善すればプレーにいい影響がでるのかをチームメイトに聞いてこいと。

 聞くことが怖かったのだとは思う。「ここがダメ」とダメ出しされることが当時の私には怖かった。でもそれを乗り越えないといつまでもレギュラー陣の相手チーム想定でプレーをし続けることになる。そう、同期と一緒にプレーが出来ない。そこに踏み込む決断と勇気が持てず、私はひたすら自分で出来る範囲の自主練しかしなかった。
 
 ラクロスというスポーツは体力勝負な一面もある。なにしろサッカーコートと同じ広さをずっと走り回るスポーツだ。だけど、視野を広く持ってパスをつないだり、相手のボールを奪わなくてはならない。なのに私は体力がなかった。それを埋めることも4年間で出来なかった。なんで埋められなかったのかというと、やはり自主練だけで満足していた面があったからだと思う。もっと周りに体力をつけるために必要なことをアドバイスをもらえばよかった。こんなに視野が狭くてレギュラーを取りたいなど本当にその時の私はラクロスを舐めていたのだなと思う。

 同期はみんな優しいのか、そんな私に一種の諦めもあったのか強く私に何か要求することはなかった。
 それに甘えていた後悔も残っている。

 結局は晴々な引退とはいかず、私のラクロス人生は幕を閉じた。公式戦も最後は出れなかったし、何かぶつぶつ言い訳めいたことを言っていたのかもしれない。「ラクロスをやっていた」ことはときたま聞かれるスポーツ歴に華を添えてくれるけれど、実態はぽんこつプレーヤー。

 同期のみんなは今でも仲良し。全員結婚し(私が一番最後)、全員が育児に励んでいて、コロナもあったから2年くらい会えていないけれどいい距離感で仲良くできていると思う。
 それは部活のしがらみがとれていい方向に関係性が向かっていったのだと思っている。欠点だらけで、私だけレギュラーから外さざるを得なかった時、苦しかったのは同期だろう。本当にごめんね。

 後悔していることは、
・自分の問題点を自己解決しようとして解決できなかったこと
・もっと周りにアドバイスを求めて、求められていることを実践しようとしなかったこと
・自分へのダメ出しを聞くことが辛くて、聞けずに視野が狭くなっていたこと

 部活なことでなくても、社会に出たらこういう壁にはいつでもぶち当たる。私も何度もぶち当たって、この「後悔していること」を超えてきたと思う。ただ、大学生のころはその経験をすることも活かすことも出来なかった。出来ていたら何か変わっていたのかもしれない。その「変わっていたこと」を体験してみたかった自分がいるんだ。

照れながら惜しいひとこと。

書籍『書く習慣』の「1ヶ月書くチャレンジ」を実践中。



 


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