拉麺ポテチ都知事47「踊れ、踊らされずに」
気付けば半年ほど散文の更新ができていなかった。
この半年に色々なことがありすぎて、とても全てを記すことができない。だが散文なのだからして、徒然と書いていくだけである。
36歳の夏は暑くて、色々なことが巻き起こる。とりあえずビッグモーターの件については「ひでえ」としか言いようがない。こういう昭和気質な行いは駆逐される運命にあるのだろう。
ジャニーズの件も同様。古い体制を正して健全にしていく必要があると思う。ただ、そこから派生する松尾潔氏と山下達郎氏についての論争は「ひでえ」としか言いようがない。
もはや当事者不在ななかで色々な疑惑が出てくるのだから、それを粛々と調査・対応していくしかないだろう。果たして事務所に所属している若手アーティストとも我々は関わりを断たなければいけないのだろうか。
これについては名称を変えたX(旧Twitter)に投稿した通り。それにしてもイーロン・マスク氏が本当に悲願である超国境的な経済システムの構築を目指しているとしたら……。推しの野球チームの資本と名称が変わった時のファンのような気分である。
さて、ツイートの内容を繰り返すが、彼の発言は間違ってはいないと思う。しかし松尾氏は昔から海外の動向やトレンドに引っ張られるきらいがある。
過去の渋谷系の批判についても、純粋な批判というかBLMなどのグローバルな流れに参画したいという心理が透けて見えた。それをメロウと称する饒舌な文体でさも正義かのように書き綴る、お得意の手口である。渋谷系リバイバルに続いては、シティポップのリバイバルという流れに乗じて山下氏に牙を向いたというのが実情だろう。
松尾氏は考えが足りない。海外でありがちなキング牧師の「最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である」の引用は確かにそうだと思う。でもキング牧師は白人文化の全てを否定してはいない。「黒人と白人は分離した方がいい」と過激だったマルコムXでさえ、晩年は自分に同意するインテリ白人には好意的だったはず。
それにしても松尾氏は考えが甘い。本気でジャニーズをキャンセルしようと思ったら、まず発言すべきは事務所と揉めた旧SMAPのメンバーだろう。もしくは山下氏からデビュー曲「硝子の少年」を授かったKinKi Kidsの堂本両氏ではないのか。しかし、松尾氏は彼らを決して名指ししない。鬼籍に入ったジャニー氏と事務所、袂を分かったスマイルカンパニーや山下氏以外の名前を出すだけだ。もし私が彼ならば、それくらいやる。
つくづく松尾氏は考えが甘い。ジャニー喜多川氏の功績は「日本で男性アイドルグループを作ったこと」と言う人もいるのだから、BTSを含む全てのグループをキャンセル要請するくらいの器量を見せてほしかった。だが考えていないのか、勇気がないのか、彼はそこまで踏み込まない。
よく考えずに扇動されている音楽関係者は考え直すべきだ。彼は本気で問題を考えている訳ではなく、世界の(というかアメリカの)社会問題的なトレンドに乗りたいだけなのである。しかも、かなり表面的に日本という土壌を考えずに無理やり移植しようとするからタチが悪いのだ。
そんなことに精を出すよりも本懐であるプロデューサー業で2020年代の名曲を生んだ方がよっぽど説得させられるだろう。
思わず書き殴ってしまったが、とりあえず私が言いたいのはビッグモーターはやべえから経営陣をどうにかすべき!それだけである。そして早く次の回を更新せねば。
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