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もう古希越えの爺さんです。 日々の妄想を、仕事抜きで、気ままに書く所存。

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最近の記事

「八犬伝」、小説と映画

山田風太郎の「八犬伝」を読み、上映中の、映画「八犬伝」を鑑賞した。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000510/ https://www.hakkenden.jp/ 山田版「八件伝」は、「南総里見八犬伝」現代語抄訳の「虚」の部分と、滝沢馬琴の人生とその戯作者魂が描かれる「実」部分が、交互の章立てで紡がれる小説だ。 ただの古典翻案でもないし、滝沢馬琴の評伝小説でもないが、小説中では馬琴の理解者として、葛飾北斎や渡辺崋山が

    • 飯能周辺で軽登山

      月2回は、軽登山と決めているが、いざとなると腰が重い。 今月最後の週末に、気合い入れて家を出た。 まいどお世話になっている飯能周辺の低山を徘徊する。 この近郊には「飯能三山」というハイキングコースがあり、多嶺主山・柏木山・龍崖山を周回する。このコースは、最高峰の柏木山で標高300m強だが、三つ歩けば、細かい登り降りが多く距離も長い。なので、飯能駅スタートで、多嶺主(とうのす)山と龍崖山(りゅうがいさん)を周回することにした。 高曇りで、やや肌寒かったが、服装は短パンTシャツ

      • 回想の、読書や映画

        若いころから、読書好き。読書は、何かの手段ではなく目的で、その効能は「楽しみ」と思っていた。その結果、雑読多読のエンタメ志向で、たまには文学〜という好みになった。 https://note.com/naotoshimonaka/n/nf3079dd3cf88 来年は、息災なら、ついに後期高齢者という年齢に至る。 「最後の趣味は、気ままな読書と軽登山」と決めているが、どこまで続けられるか不明だ。なぜなら、読書も登山も(軽登山であっても)身体能力が必要で、加齢が進むほど「体力勝

        • 創薬の最先端について対話

          難治性のガンや再発ガンで、最新の「免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブ(オプジーボ)」を使っておられる方が、俺の周囲でも2名。 おふたりとも踏ん張って闘病している。 ひと昔前なら、余命あとわずかという診断が出るような事例だったかもしれない。   最新の創薬の進歩は目覚ましく、とても追いかけきれない。 創薬だけではなく、専門分野の進歩ぶりは文理を問わずに続いているようだが、その世界を鳥瞰的ないし総合的に横断できる知性の場が見えにくい。 そのお仕事は、優秀なAIが担っていくのだろ

        「八犬伝」、小説と映画

          パオロ・コニェッティ著「狼の幸せ」

          パオロ・コニェッティ著「狼の幸せ」を読書中だ。 https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000614263/ 主人公を中心に、4人の人物の視点で、イタリアアルプス山麓の暮らしと人々の交流が、険しくて荘厳な自然を背景に語られる。 山岳小説でもあるので、ピッケルとアイゼンを装備し、アンザイレン(ロープでお互いを確保)しながら氷河を歩き、岩稜をたどるシーンも五感を刺激する。森の匂いもリアル。 四季折々の山麓の暮らしは、淡々と季節が

          パオロ・コニェッティ著「狼の幸せ」

          【運動は「加齢の影響を遅らせる薬」】

          ChatGPTと「抗重力筋」について対話した。 抗重力筋は、そのままほかしておけば、加齢によって非可逆的に劣化が進行し、「サルコペニア」に至る。 Chat君がおっしゃるに【運動は「加齢の影響を遅らせる薬」】。 ①    抗重力筋の衰えは、「歩速」「立ち座りと階段昇降」「姿勢の維持」でセルフチェックができる。 ②    高齢者ほど「運動」が必要で、それがQOLを維持するポイントになる。   勉強になった。以下対話。   【問い】私たちの体には、多くの種類の筋肉がありますが、な

          【運動は「加齢の影響を遅らせる薬」】

          「東洋の思想哲学、雑感」

          「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」をDLして読了。 さすがサンクチュアリ出版のベストセラー。たいへん読みやすいが、それだけじゃないところが、なかなか。 https://www.sanctuarybooks.jp/book/detail/1462 この本を読みながら、自分と東洋思想哲学とのご縁をつらつら回想してみた。40代に大病したとき、病床で「論語」にハマって以来のおつきあいだ。 俺の同時代でいえば、思想哲学といえば西洋、とくに難解な現代思想こそ思想哲学の先端

          「東洋の思想哲学、雑感」

          バタフライ効果について対話

          NHKの番組に「バタフライエフェクト」という表題を観たような気がした。 このコトバは、ややカッコつけた文脈で使われることが多いような気がしていたが、いつものように、Chat君を召喚して、お気楽に勉強。 カバーイラストも描いてもらった。   【問い】バタフライ効果とは、「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」ことを意味する言葉です。 日本のことわざでは、『風が吹けば桶屋が儲かる』(一見関係のないようなことが、意外なところに影響を及ぼす)

          バタフライ効果について対話

          メアリー・ポピンズについて対話

          ガキのころ、「メアリー・ポピンズ」の物語をけっこう楽しく読んだ懐かしい思い出がある。その後も、子供たちに読ませたりして、岩波書店の児童文学にはたいへんお世話になっている。 そのころから、思っていたが、「メアリー・ポピンズ」にはキリスト教的な存在が登場せず、むしろ異教的な神話が背景になっているような気がした。 こういうギモンはChat君にぶっつけるのが早い。 カバーイラストはChat君に描いてもらった。 以下対話。   【問い】P・L・トラバースの「メアリー・ポピンズ」について

          メアリー・ポピンズについて対話

          【回想/日帰りの沢登りや山麓飲み】

          【古い写真シリーズ】 野遊びチーム野伏(のぶせ)の活動ベースは野営と沢登り。 日帰り山行の場合は、真冬以外は登って愉快な沢登りの初心者コースで遊ぶことが多かった。沢登りだけではなく打ち上げの宴会も楽しみだった。 野伏メンバーは、遊び上手が多く、面白い山麓の飲み屋を不見転で発見する嗅覚が冴えていた。 たぶん、もっとも頻繫に訪問したのは、表丹沢の主稜線から発する葛葉川本谷と、奥多摩の大岳山に突き上げるの海沢中流部。 海沢は急峻で滝の多い沢だが、中流部は豊富な水量を楽しめる渓谷

          【回想/日帰りの沢登りや山麓飲み】

          予備力について対話。高齢者ほど、適度な有酸素運動や筋トレが必要という示唆に納得。

          親しくしていた同い年の友人が厄介な病気にかかり、なかなか病名がわからず対症療法を重ねているうちに、ひどく体調を壊してしまった。同世代のなかでは強健なタイプだったが、現在は入院加療中だ。 この2年間、親しくしていた友人を2人ほど病気で亡くした。コロナをはさんで、リアルでの交流は途絶えていたが、そこまで体調が悪いとはまったく知らないうちに訃報を知った。 古稀を過ぎれば、長年かかわった友人たちにも少しづつお迎えが来るようになる。これを、自分事で考えたとき、いかにして、老化や病気に

          予備力について対話。高齢者ほど、適度な有酸素運動や筋トレが必要という示唆に納得。

          イラクについて対話

          カドカワ新書の「イランの地下世界」を読んだことがきっかけで、イランの民衆のあいだでいまだに色濃いペルシャ文化の痕跡等の知識を、Chat君との対話で再確認した。 中公新書「イラク建国」@阿部重夫著は、2006年の刊行だが、名著だ。 その内容は、やや忘却気味なので、Chat君と対話して、イラクについてもう一度振り返りながら、現在の中東情勢についても考えてみた。たぶん、現在の中東の地政学的な状況を考える鍵のひとつにイラク建国という事実が介在する。それにしても、サダム・フセイン時代の

          イラクについて対話

          「物語」について対話。

          性格的かつ脳力的に、概念的かつ抽象的な述語を操るのが不得意。 不得意なりに頑張ってみたが、抽象思考が上手なヒトから見れば、噴飯モノかも。それでも、聞かぬは一生の恥、とばかりChat君と対話。   【問い】「物語」についてお聞きします。 ウィッキペディアによれば、「物語」に該当するコトバは以下のように解説されています。 物語(ものがたり)とは、主に人や事件などの一部始終について散文あるいは韻文で語られたものや書かれたもののことを指す。 また現在「物語」という語は英語の「narr

          「物語」について対話。

          イブン・バットゥータについて対話した

          「イランの地下世界」を読了してから、イスラムの文化や文明について興味を持った。こういう時は、まずChat君に声かけて焦点を絞ってから、アプローチの方法を考えるのが良いと思った。 カバーはChat君に描いてもらったシェヘラザード。   【問い】14世紀イスラム世界の大旅行家イブン・バットゥータについてお聞きします。 彼の生涯にわたる世界旅行の軌跡について教えてください。   ChatGPT イブン・バットゥータ(Ibn Battuta, 1304–1369/1377)は、モロッ

          イブン・バットゥータについて対話した

          ストルガツキ―兄弟について対話した。

            ストルガツキ―兄弟について対話した。 ちょっと間違いもあるような気がしたが、英訳された作品をベースに話ができて有効だった。 対話中の「そろそろ登れかたつむり」と対をなす作品は「みにくい白鳥」のような気がするが、この作品は英訳されていないようなので、問い正さなかった。ちなみに「みにくい白鳥」は、俺がもっとも偏愛する小説のひとつ。寓話的だが描かれるヴィジョンの強烈さにしびれる。 【問い】ロシアのSF作家ストルガツキー兄弟についてお聞きします。 ウィッキペディア日本語版によれ

          ストルガツキ―兄弟について対話した。

          読書のあとで、AIで再確認する

          カドカワ新書の「イランの地下世界」がとても印象的だった。 我々日本人からみたイランはガチガチの政教一致国家。ところが、そのイランの民衆は、現在でもペルシャ文明の栄光に対する郷愁と誇りを失っておらず、ハメネイ師の統率が必ずしも盤石ではないという。 これについて、初めから政治的な問いをたてず、11世紀イスラム・ルネッサンスの代表的な学者について質問するところから、イランに残るペルシャ文化の痕跡について聞いてみた。 【問い】ウマル・ハイヤームの生涯と業績について教えてください。

          読書のあとで、AIで再確認する